2023.1/3(火)15:00 東京文化会館問 東京文化会館チケットサービス03-5685-0650 https://www.t-bunka.jp11/6(日)14:00 東京文化会館(小)問 カメラータ・トウキョウ03-5790-5560 http://www.camerata.co.jpJoy of Music シリーズ Piano Festival in 八ヶ岳 20周年記念コンサート田崎悦子 ピアノリサイタル[第4回] Joy of Bartókオール・バルトークで贈るシリーズ第4弾 作曲家の代弁者ともいえる圧倒的な表現力とスケールの大きい演奏で常に聴衆を熱狂させるピアニストの田崎悦子。傘寿を迎えてもなおその技術と音楽性、そして情熱は力強く進化し続けている。そんな彼女が昨年より開始した東京文化会館でのリサイタルシリーズ「Joy of Music」が今年も開催されることになった。第4回のテーマは「Joy of Bartók」。バルトークは田崎がもっとも得意とする作曲家の一人ということもあり、プログラムからも熱い想いが感じられる。 第1部は田崎のソロで「子供のために」(抜粋)や「14のバガテル」(抜粋)、「ハンガリー農民歌にもとづく即興曲」に組曲「戸外にて」と、バルトークの様々なスタイルの作品が演奏され、第2部はアンサンブル・プログラムとなっている。「ヴァイオリン・ソナタ第2番」と難曲「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」が並ぶという驚きの内容は、田崎が2002年から続けている、八ヶ岳の大自然の中で若い演奏家たちに感動の音体験を届けるワークショップ「Joy of Music in Yatsugatake」の20周年を記念したもの。共演者であるヴァイオリンの城所素雅、打楽器の柴原誠と大場章裕はそれぞれ若手のホープとして様々な場で活躍の幅を広げており、ピアノの藤藤岡幸夫 ©Shin Yamagishi 指揮の藤岡幸夫は関西フィル首席指揮者と東京シティ・フィル首席客演指揮者を務めている。東京では東京シティ・フィルや日本フィルとの共演が多いが、今回は都響とのコンビ。都響の特徴について「とにかくサウンドがゴージャス」と語る藤岡だけに、壮麗な響き川天耀は小学校6年生からの「Joy of Music」参加者。田崎の精神を受け継ぐ奏者といっても過言ではない。若き才能たちとの共演によるバルトークの楽曲は、きっと新しい音体験と感動を我々に届けてくれることだろう。ぜひその喜びを味わってほしい。文:飯尾洋一文:長井進之介上野通明を堪能させてくれることだろう。チャイコフスキーの交響曲第5番といえば高揚感あふれるフィナーレの印象が強いが、藤岡によれば「暴れまくって勝利をつかもうとしてもつかめない曲」だという。名曲の核心に迫る演奏を期待できそうだ。75東京文化会館 《響の森》Vol.51 ニューイヤーコンサート2023新たな年の幕開けに響くスラヴの旋律 2023年の幕開けを飾る東京文化会館《響の森》の「ニューイヤーコンサート」では、藤岡幸夫が東京都交響楽団を指揮する。プログラムはドヴォルザークのチェロ協奏曲とチャイコフスキーの交響曲第5番の2曲。親しみやすいメロディにあふれたスラヴの名曲が並ぶ。 ドヴォルザークのチェロ協奏曲でソリストを務めるのは、注目の新鋭、上野通明。2021年ジュネーヴ国際音楽コンクールチェロ部門で日本人として初めての優勝を獲得するなど、輝かしいコンクール歴を誇る若手である。パラグアイに生まれ、幼少期をスペインで過ごした後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースで毛利伯郎に師事。19歳で渡独してピーター・ウィスペルウェイに学び、さらにエリザベート王妃音楽院にてゲイリー・ホフマンにも師事している。チェリストにとっての試金石ともいうべき決定的な名曲に対して、どんなアプローチで臨むのか、大いに注目される。
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