eぶらあぼ 2022.11月号
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15911/4(金)19:00 ヤマハホール11/23(水・祝)14:00 君津市民文化ホール藤沢市民オペラ G.プッチーニ《ラ・ボエーム》 全4幕11/6(日)14:00 藤沢市民会館フィルハーモニア・ブラス・クインテット文:笹田和人気鋭のヴィオリスト、大島亮のプロデュースによるシリーズ。第2弾は、東京クヮルテット唯一の創立メンバーとして、44年にわたる国際的な活動を全うし、ソリストとして精力的に磯村和英活動する一方、マンハッタン音楽院で後進の指導にも力を注ぐ“ヴィオラ界のレジェンド”、磯村和英を迎えて。ヴァイオリンに松浦奈々と直江智沙子、チェロに辻本玲と市寛也を交えて、ブラームスの弦楽六重奏曲第2番と弦楽五重奏曲第2番を紡ぐ。ヴィルタス・クヮルテット 定期演奏会 ~19世紀ヨーロッパの幻想11/16(水)19:15 小金井 宮地楽器ホール(小)11/19(土)14:00 いわきアリオス 音楽小ホール仙台出身のチェロ丸山泰雄をリーダーとして、福島・いわき芸術文化交流館アリオスを拠点に、ヴァイオリンの三上亮と對馬佳祐、ヴィオラの馬渕昌子を迎えて2008年に結成された「ヴィルタス・クヮルテット」。いわき定期演奏会はコロナ禍で2年9ヵ月ぶりとなる。プログラムは、メンデルスゾーンの第6番とツェムリンスキーの第2番、ロマン派の“黎明”と“爛熟”に対峙する。「ようやく“弦楽四重奏の愉しみ”を皆様にお届けできる」と丸山は言う。覇気あふれる快演と地域に密着した活動で、ファンを増やし続けている千葉交響楽団。君津でのステージは、音楽監督を務める山下一史のタクトで。力強さと繊細さを兼ね備えた神谷未穂 ©Fotofollyドヴォルザーク「交響曲第8番」を軸に、ソリストにドイツとフランスで学んだ気鋭・神谷未穂を迎えてのチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」、そしてモーツァルトの歌劇《フィガロの結婚》序曲と、名曲の調べを届けてくれる。大島 亮プロデュース 弦の響きⅡ ~磯村和英氏を囲んで~千葉交響楽団演奏会大島 亮山下一史 ©ai ueda藤沢市民オペラの2022-24年シーズンの開幕を告げるのは、プッチーニの傑作《ラ・ボエーム》(全4幕、原語上演・字幕付)。伊香修吾によるプロダクションは、コロナ禍という状況を踏まえたもので、昨年6月に日生劇場で上演され、非常に高い評価を得た。藤沢市民オペラ芸術監督を務める園田隆一郎の指揮。ミミに中村恵理、ロドルフォに樋口達哉ら実力派キャストを揃えて、美しくも切ない青春群像劇が描き出される。瑞々しい才能のヴィルトゥオーゾの“いま”に触れたい。2010年にジュネーヴ国際コンクールのピアノ部門を日本人として初めて制し、国際的な活躍を続けている萩原麻未。今回はバッハ「フランス組曲第5番」やショパン「小犬のワルツ」「告別」、ラヴェル「ラ・ヴァルス」、モンポウ「歌と踊り第3・4番」、ピアソラ「アディオス・ノニーノ」と、ピアノの多彩な表現を掘り下げる。終演後には、萩原によるトークも予定。これぞ、音楽の愉悦。NHK交響楽団の首席奏者を務めたトランペットの関山幸弘を中心に、同じくトランペットの佛坂咲千生、ホルン藤田乙比古、トロンボーン箱山芳樹、テューバ田村優弥と、わが国を代表する名手ばかりで構成された“伝説”の金管五重奏団が再始動。ファーナビー「空想・おもちゃ・夢」やバーンスタイン「ウエストサイド物語」など、超絶技巧と変幻自在のアンサンブル、絶妙のエンターテインメント性で魅せる。ルシオールクラシックス リサイタル・アンサンブルシリーズ vol.5 萩原麻未(ピアノ)11/19(土)14:00 守山市民ホール(小)11/25(金)19:00 音楽の友ホール掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。園田隆一郎 ©Fabio Parenzan©Marco Borggreve関山幸弘月の11

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