eぶらあぼ 2022.9月号
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セバスティアン・ヴァイグレ©読響ファン・スミ©Oxana Guryanovaパヴェル・コレスニコフ©Eva Vermandel鈴木優人©読響シルヴァン・カンブルラン©読響成田達輝©Marco Borggreveセリーナ・オット©Nancy Horowitz100◆ブラームスの「ドイツ・レクイエム」9/20(火)19:00 サントリーホールS¥9,700 A¥7,600 B完売 C完売 指揮=セバスティアン・   ヴァイグレソプラノ=ファン・スミバリトン=大西宇宙合唱=新国立劇場合唱団ブラームス/ドイツ・レクイエム 他◆名匠ヴァイグレの「シェエラザード」 新星コレスニコフが共演9/24(土)、25(日)各日14:00 東京芸術劇場S¥7,600 A¥5,600 B¥4,600 C¥4,100指揮=セバスティアン・ヴァイグレピアノ=パヴェル・コレスニコフラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲リムスキー=コルサコフ/ 交響組曲「シェエラザード」 他◆鮮烈! マサトが振る「運命」9/28(水)14:00 ミューザ川崎S¥6,000 A¥5,000指揮=鈴木優人ピアノ=アレクサンドラ・ドヴガンモーツァルト/ピアノ協奏曲第24番ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」 他◆鬼才カンブルランが振る 東欧&フランス音楽10/19(水)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮=シルヴァン・カンブルランチェロ=アンドレイ・イオニーツァサン=サーンス/チェロ協奏曲第1番リゲティ/ルーマニア協奏曲 他◆巨大編成で響くヴァレーズ& 一柳慧の新作初演10/25(火)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮=シルヴァン・カンブルランヴァイオリン=成田達輝 三味線=本條秀慈郎一柳 慧/ヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲      (世界初演)ヴァレーズ/アルカナ 他◆魅惑の「サロメの悲劇」 注目を浴びるオットが共演!10/29(土)、30(日)各日14:00 東京芸術劇場S¥7,600 A¥5,600 B¥4,600 C¥4,100 指揮=シルヴァン・カンブルラントランペット=セリーナ・オットジョリヴェ/トランペット協奏曲第2番フローラン・シュミット/バレエ音楽「サロメの悲劇」 他≪9〜10月の聴きどころ≫お申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時〜18時・年中無休) 0570‒00‒4390常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレ9〜10月公演チケット(1回券)好評発売中! 9月20日は、ドイツ語の声楽作品を得意とする常任指揮者ヴァイグレが、ブラームスによる合唱と管弦楽の最高傑作「ドイツ・レクイエム」を振る。ドイツを拠点に活躍する歌姫ファン・スミ、欧米の歌劇場で頭角を現す大西宇宙、新国立劇場合唱団と共に、教会音楽を思わす柔らかで透明なハーモニーを引き出し、得も言われぬ清らかな空間を作り出す。 24日、25日は、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」を取り上げ、ヴァイグレのタクトが、異国情緒あふれる旋律をドラマティックな音色で引き出す。コンサートマスター林悠介のソロにもご期待いただきたい。前半には、繊細かつ独創的な音楽作りで脚光を浴びる新星コレスニコフが初登場し、変幻自在なソロを奏でる。 28日は、八面六臂の活躍を見せる鈴木優人が、ベートーヴェンの「運命」を指揮し、躍動するリズムと鮮烈な響きで勝利のフィナーレを築く。欧州を賑わせる15歳の天才少女ドヴガンは、モーツァルト作品で驚異の才能を披露。“神童”の正確さと麗しさを備えた天衣無縫の響きは必聴だ。 10月は、数々の名演を繰り広げてきた桂冠指揮者のカンブルランが、約3年ぶりに読響の指揮台に登場し、3つのプログラムを振る。 19日は、ビゼー、バルトーク、リゲティら東欧とフランス音楽を組み合わせた、カンブルランらしい極めて独創的なプログラム。切れの良いリズムとカラフルな響きを読響から引き出すだろう。チャイコフスキー国際コンクール優勝のイオニーツァは、サン=サーンスとダルバヴィという二つの性格の異なるフランス物を弾き、チェロの奥深さを明らかにする。 25日は、カンブルランがヴァレーズ「アルカナ」を指揮し、巨大編成のオーケストラを響かせ、鮮烈なサウンドで聴衆を魅了する。前半には、現代作品で高く評価される成田達輝と、三味線の新たな可能性を追求し邦楽界に新風を吹き込む本條秀慈郎が共演し、一柳慧の新作に全身全霊を傾ける。 29日、30日は、カンブルランが得意とする珠玉のフランス・プログラム。フローラン・シュミットの「サロメの悲劇」では、色彩感あふれる響きで華やかなサウンドを築き、最終楽章では打楽器が打ちならされ興奮のフィナーレを築く。難関ミュンヘン国際コンクールに優勝し、欧州で注目を浴びる女性トランペット奏者オットは、ジョリヴェ作品でその才能を遺憾なく発揮する。首席客演指揮者 山田和樹指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人

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