eぶらあぼ 2022.08月号
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9/10(土)14:00 サントリーホール ブルーローズ(小)問 新演コンサート03-6384-2498 http://www.shin-en.jp公式インスタグラムはじめました!取材のオフショットや編集部の日常、クラシックにまつわるちょっとした情報などをお届けする予定です。みなさまのフォローお待ちしてます! @bravoclassicルスゾーンらしい魅力に溢れています」と石原は言う。 続いて披露されるのが、1843年作曲のチェロ・ソナタ第2番。藤原は「ポジティブなエネルギーに溢れ、大好きな曲」と語る。さらに、野上がピアノ独奏のための「無言歌集」からの小品を添える。メンデルスゾーン円熟期の優れた筆致を、瑞々しい秀演で、たっぷりと楽しめる貴重な機会。ぜひ体感してみたい。石原悠企藤原秀章 ©Kei Uesugi文:笹田和人野上真梨子75公式 InstagramFollow me !!ベルリン便り メンデルスゾーンが聴きたい 俊英たちが奏でる室内楽の傑作群を味わう 共にベルリン芸術大学で学んだ石原悠企(ヴァイオリン)と野上真梨子(ピアノ)、現在も同大学で研鑽を積む藤原秀章(チェロ)という3人の俊英が集結。フェリックス・メンデルスゾーンの室内楽の珠玉の作品を選りすぐったステージ「ベルリン便り メンデルスゾーンが聴きたい」を開く。 メインには、30歳だった1839年に作曲され、魅力的な旋律と緻密な書法に彩られた傑作ピアノ三重奏曲第1番を据えた。ほぼ同時期に作曲され、20世紀になって再発見されたヴァイオリン・ソナタ ヘ長調は今回、新校訂のオリジナル版で演奏。「どの楽章も、メンデ

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