eぶらあぼ 2022.08月号
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8/1(月)19:00 トッパンホール問 ヒラサ・オフィス03-5727-8830 http://www.hirasaoffice06.com8/20(土)14:00 早稲田奉仕園 スコットホール 問 S-palette 03-6403-5605 http://ensembleplums.comなどへの出演を重ねて、未就学児から高齢者まで多くの人々に音楽の喜びを伝え続けている。 同アンサンブルは3月に山梨での定期演奏会を実現、続いて8月には東京で定期を行う。前半はドヴォルザークのピアノ五重奏曲ほか、メロディックかつ本格的なクラシック作品を。そして後半は彼らならではのレパートリー、世代を問わない昭和歌謡の名旋律の数々で、「いい日旅立ち」「川のマッシモ・ラ・ローサ ©Marienne Martinoliな活動を行っている。杉山が「心から音楽を表現する」と賞賛するラ・ローサの演奏も要注目。加えてピアノがベルリン芸術大学などの管楽器科をコレペティトールとして支える沢野智子ゆえに態勢は万全だ。 今回は、杉山が歌心溢れるシューマンの2つのキャラクター・ピース、ラ・ローサがグレンダールやボザ等の定左より:山寺明子、日下譲二、岡田裕人、滝川裕美、宮澤さやか、渡邊田鶴野流れのように」「天城越え」などが予定されている。明るく、肩肘張らず、でも上質な演奏でメロディを楽しむ。音楽の原点に触れられる時間になりそうだ。杉山康人 ©2014 Roger Mastroianni番曲で豊麗なソロを聴かせた後、二人でモーツァルトのバスーンとチェロのためのソナタ、クリーヴランドのジャズ・サックス奏者スミスと新日本フィルのトロンボーン奏者・山口尚人の新曲を披露。世界クラスのソロと興味津々のブレンドや音の会話をまとめて堪能させる。本公演は、金管愛好家以外の方も、耳新たな響きを味わう絶好の機会だ。文:柴田克彦文:林 昌英74マッシモ・ラ・ローサ(トロンボーン) & 杉山康人(テューバ)スペシャルコンサート 名手達の共演 日本人唯一のキャリアと最高クラスの妙技を聴く プロ楽団の金管楽器奏者、ましてや定員が通常1名のテューバ奏者は大変な狭き門。そんな中、アメリカ五大オーケストラのクリーヴランド管弦楽団のテューバ奏者として活躍するのが杉山康人だ。彼は、新日本フィル等を経て、2003年アジア人では初めてウィーン国立歌劇場管に入団し、ウィーン・フィルにも在籍後、05年クリーヴランド管に入団。以来現在まで金管王国の一翼を担っている。これ実は海外メジャー・オーケストラの同楽器では日本人唯一の快挙で、凄さは小澤征爾やイチロー級と言っていい。その彼が8月、トロンボーンのマッシモ・ラ・ローサとスペシャルコンサートを開催する。 ラ・ローサは、フェニーチェ歌劇場の第一奏者を経て、07年から18年までクリーヴランド管の首席奏者を務めた、杉山の元同僚。サイトウ・キネン・オーケストラにも杉山共々たびたび参加し、現在は地元イタリアを拠点に多彩アンサンブル・プラムス 第2回 東京定期演奏会クラシックと昭和歌謡を室内楽で味わう 「アンサンブル・プラムス」は、ヴィオラの山寺明子が代表を務めるアンサンブル団体。山寺はウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団はじめウィーンの団体と共演を重ねており、そこで知己を得ていたウィーン・フィルのヴァイオリン奏者(当時)ギュンター・ザイフェルトの勧めで、2007年に弦楽四重奏団「プラムスカルテット」を結成。その後そこにピアノとフルートを加えたのが「アンサンブル・プラムス」で、より幅広く多様な音楽に対応できるようになった。メンバーは山寺のほか、フルート滝川裕美、ピアノ日下譲二、ヴァイオリン渡邊田鶴野と宮澤さやか、チェロ岡田裕人。 東京と山梨での活動を軸として、東京都青梅市内の小学校・中学校への訪問演奏や、山梨県甲斐市のキングスウェルホールで毎月開催されている「キングスウェル・ランチタイムコンサート」、さらには「0歳からのクラシックコンサート 1時間の小さな演奏会」

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