eぶらあぼ 2022.7月号
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79イス出身のフランク・マルタンとベルギーのセザール・フランクのピアノ五重奏曲の3曲が演奏される。マルタンの伝統と現代性の混ざる、知的で美しい作風による同作は実演稀少。今年生誕200年のフランクの同作も傑作と称えられる重厚な楽曲で、いずれも貴重な体験機会となる。渋めの演目と言えそうだが、彼らの手にかかればその魅力を清々しく味わえそうだ。7/31(日)14:00 愛知/宗次ホール 8/1(月)18:30 長野市芸術館 リサイタルホール第3回定期演奏会 8/6(土)14:00 トッパンホール問 ゼフィルス・ピアノ五重奏団050-6864-4752 https://www.facebook.com/zquintet左より:森山涼介、湯本亜美、尾池亜美、山田麻実、兼重稔宏 ©平舘 平文:林 昌英ゼフィルス・ピアノ五重奏団19〜20世紀フランス語圏のエスプリ漂う作品を集めて 日本とドイツを本拠とする気鋭の奏者たちによって、2018年に設立されたゼフィルス・ピアノ五重奏団。尾池亜美、山田麻実(以上ヴァイオリン)、湯本亜美(ヴィオラ)、森山涼介(チェロ)、兼重稔宏(ピアノ)という顔ぶれからも、清新な演奏への期待が高まる。19年に第1回定期演奏会を開催後、コロナ禍によって20年の第2回は延期されたが、昨年無事に再開。今年は愛知、長野、東京の3ヵ所で演奏会を行う。 今回は「19世紀から20世紀初頭のフランス語圏」をテーマに、フランス出身のダリウス・ミヨー「世界の創造」、スhttps://www.facebook.com/BravoClassic/ぶらあぼ公式facebook

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