eぶらあぼ 2022.7月号
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フィールドの「4つのパラブル」(ピアノ:中野翔太)、ストラヴィンスキーの「エボニー協奏曲」(クラリネット:谷口英治)やラヴェルの「ラ・ヴァルス」他のカラフルなプログラムで開幕を飾る。フィナーレコンサートでは正指揮者の原田慶太楼が登場。コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲(独奏:岡本誠司)、武満徹の「3つの映画音楽」、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」組曲の抜粋他が並べられ、こちらも凝ったプログラムが目をひく。ジョナサン・ノット ©K.Nakamura岡本誠司2021年 フィナーレコンサートのプレトーク ©青柳 聡中野翔太 ©Taira Tairadate谷口英治 ©Yoshihiro Hagiwara大植英次 ©飯島 隆 神奈川フィルは大植英次の指揮で、バーンスタインの組曲「キャンディード」、ディヴェルティメント、バーンスタインの「ウエスト・サイド・ストーリー」より〈シンフォニック・ダンス〉、ストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲(1919年版)他のプログラムを組んだ(7/28)。バーンスタインは大植にとっての恩師。作曲家バーンスタインの魅力を存分に伝えてくれることだろう。 読響は井上道義とともに登場、ハイドンの交響曲第45番「告別」とブルックナーの絶筆となった交響曲第9番(ノヴァーク版)を組み合わせる(7/29)。2024年末をもって引退すると発表したマエストロのメッセージがこもったプログラムだ。 N響を指揮するのは下野竜也。三浦文彰の独奏によるブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、ベートーヴェンの交響曲第7番他が演奏される(7/30)。本格派のドイツ音楽プログラムがオーケストラを聴く喜びを約束する。原田慶太楼 ©Geoff L Johnson井上道義 ©読響下野竜也 ©Naoya Yamaguchi創立50周年に祝う楽団ゆかりの作曲家生誕90年37

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