eぶらあぼ 2022.7月号
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≪7〜8月の聴きどころ≫106アレホ・ペレス©Karim-Khawatmiエミリア・ホーヴィング©Laura Ojaユライ・ヴァルチュハ諏訪内晶子©Takaki Kumada村治佳織©Ayako Yamamoto三浦文彰©Yuji Horiアンヌ・ケフェレック©Caroline Doutre河村尚子©Marco Borggreve◆衝撃のショスタコーヴィチ!7/22(金)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮=アレホ・ペレス ヴァイオリン=諏訪内晶子ピアノ= エフゲニ・ボジャノフメンデルスゾーン/VnとPfのための協奏曲ショスタコーヴィチ/交響曲第12番「1917年」 他◆アランフェス&オルガン付き7/26(火)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮=アレホ・ペレス ギター=村治佳織ロドリーゴ/アランフェス協奏曲サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」 他◆読響アンサンブル・シリーズ7/31(日)18:00 トッパンホール全席指定 ¥5,000 ※17:30からプレ・トークありヴァイオリン=日下紗矢子 他ビーバー/セレナータ「夜の見張りの歌」マルティヌー/弦楽のためのパルティータヤナーチェク/弦楽のための牧歌 他日下紗矢子©読響◆新星ホーヴィングと俊英・三浦文彰が共演8/18(木)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮= エミリア・ホーヴィングヴァイオリン=三浦文彰プロコフィエフ/ ヴァイオリン協奏曲第2番シベリウス/交響曲第5番 他◆鬼才ヴァルチュハ、渾身のマーラー9番8/23(火)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮=ユライ・ヴァルチュハピアノ= アンヌ・ケフェレックモーツァルト/ピアノ協奏曲第27番マーラー/交響曲第9番◆鮮烈に響く「スコットランド」& 河村尚子のブラームス1番8/27(土)、28(日)各日14:00 東京芸術劇場S¥7,600 A¥5,600 B¥4,600 C¥4,100 指揮=ユライ・ヴァルチュハピアノ=河村尚子ブラームス/ピアノ協奏曲第1番メンデルスゾーン/交響曲第3番「スコットランド」お申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時〜18時・年中無休) 0570‒00‒4390 https://yomikyo.or.jp/常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレ7〜9月公演チケット(1回券)好評発売中! 7月はザルツブルク音楽祭など欧州で活躍するアレホ・ペレスが指揮台に上がる。ヨーロッパで最先端の劇場として名を馳せるベルギー王立フランダース歌劇場の音楽総監督として注目を浴びている俊英だ。 22日は、師エトヴェシュの新作やショスタコーヴィチ「1917年」を取り上げ、真価を発揮する。「1917年」でペレスのタクトは、打楽器や金管楽器から力強い圧倒的なサウンドを生み、会場を熱くさせるだろう。世界的ヴァイオリニスト諏訪内晶子、個性的な演奏でアルゲリッチから絶賛されるピアノのボジャノフの2人が独奏を務め、メンデルスゾーンの協奏曲で丁々発止のソロを展開する。 26日は、ペレスと日本を代表するギタリスト村治佳織が、ロドリーゴの名曲「アランフェス」で共演。村治が哀愁ある名旋律を奏でる。後半には、サン=サーンス「オルガン付き」を取り上げ、カラフルなサウンドを響かせ、興奮のフィナーレを築く。 31日は、読響の精鋭が室内楽をお届けするアンサンブル・シリーズ《日下紗矢子リーダーによる室内合奏団》。特別客演コンサートマスターの日下が率い、前半にはチェコ生まれのビーバーのバロック作品を演奏し、後半にはチェコを代表する二人の作曲家マルティヌーとヤナーチェク作品を演奏する。日下らの洗練された演奏に期待が高まる。 8月公演には、ベルリン・フィルやシカゴ響などを振るスロヴァキアの鬼才ヴァルチュハ、1994年生まれのフィンランドの新星ホーヴィングの二人が読響に初登場。 18日は、ホーヴィングが祖国を代表する作曲家シベリウスの交響曲第5番を指揮。欧州でメキメキと頭角を現す新星のタクトにご期待頂きたい。世界的名匠と共演する三浦文彰が、プロコフィエフ作品で切れ味鋭いパッセージを弾きこなし、甘い旋律で聴衆を魅了するだろう。 23日は、鬼才ヴァルチュハがマーラーの傑作、交響曲第9番を取り上げ、聴衆を異次元の世界へと誘う。益々芸術性を深めるフランスのピアノ界の“レジェンド”ケフェレックは、モーツァルトの協奏曲第27番でその至芸を披露する。 27日、28日は、メインにメンデルスゾーン最後の交響曲「スコットランド」を取り上げ、ヴァルチュハがほの暗く幻想的な雰囲気の漂う美しい旋律を切れ目なく奏でる。ドイツを拠点に活躍する河村尚子は、ブラームスの大作、協奏曲第1番を弾き、創造性豊かでクリエイティヴなアプローチにより壮大な世界観を築くだろう。首席客演指揮者 山田和樹指揮者/クリエイティヴ・パートナー鈴木優人

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