eぶらあぼ 2022.04月号
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1254/8(金)19:00 東京芸術劇場 コンサートホールみつなか ベスト クラシックス菊池洋子(ピアノ)4/16(土)15:00 川西市みつなかホールちょっとオシャレにクラシック♪椿三重奏団Concert4/22(金)14:00 調布市グリーンホール4/16(土)14:00 横浜/関内ホール4/17(日)14:00 大阪/ザ・フェニックスホール5/8(日)14:00 トッパンホール東京藝大大学院からケルン音大に学び、特にバッハへの独創的な取り組みで知られる実力派ピアニスト、山田剛史。「音の綾・音の彩」と題するステージでは、ラフマニノフ「絵画的練習曲集」からの5曲やドビュッシー「映像 第2集」、シマノフスキ「12の練習曲」と20世紀初頭に生まれた、豊かな色彩と濃密な手触りを湛えた作品に、バッハの「フランス風序曲」を組み合わせる。時空を超えて、名作が互いに共鳴する。4/22(金)19:00 石川県立音楽堂 コンサートホール文:笹田和人覇気あふれるプレイと鮮烈なサウンドで聴衆の心を掴む東京ニューシティ管弦楽団が4月、「パシフィックフィルハーモニア東京」と改称。新たな門出となる定期は、バロックチェロの世界的名手で、近年は指揮者として精力的に活動する鈴木秀美を迎えて。ベートーヴェンの第3番「英雄」に、ハイドンの第103番「太鼓連打」と2つの名交響曲の調べとともに、いっそう魅力的な音楽を届けてゆく“決意表明”の場となる。欧州でも活躍する名手が奏でる、たおやかな音色を堪能したい。2002年にモーツァルト国際コンクールで日本人として初めて優勝し、国際的な活動を展開するピアノの菊池洋子。今回のステージでは、ベートーヴェンのソナタ第23番「熱情」を核に。シューベルトが最晩年に書いた2つの即興曲集からの3曲、「ノクターン第1番」「バラード第1番」「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」とショパンの佳品を併せて弾く。ピアノ高橋多佳子、ヴァイオリン礒絵里子、チェロ新倉瞳という第一線で活躍する女性奏者たちが、2017年に結成した「椿三重奏団」。調布市グリーンホールで新たに始まる午後の演奏会シリーズに登場し、メンデルスゾーン「ピアノ三重奏曲第1番」を軸に、パガニーニ(クライスラー編)「ラ・カンパネラ」やショパン「ノクターン第4番」などデュオやソロも交えて多彩に披露。花のイメージ通り、艶やかな調べを紡ぐ。パシフィックフィルハーモニア東京 第147回定期演奏会鈴木秀美 ©K.Miura©Yuji Hori12歳でのデビュー以来、日本を代表するヴァイオリニストとして、40年以上にわたって第一線を走り続けている千住真理子。一流演奏家たちの名サポートで魅せてきたピアノの丸山滋と共演する今回のリサイタルは、ベートーヴェンのソナタ第5番「春」を中心に。モンティ「チャルダッシュ」やバッハ「G線上のアリア」、クライスラー「愛の喜び」「愛の悲しみ」など、彼女が大切にしている、素敵な小品の花束を添えて。OEKの4月の定期は、ブザンソンはじめ数々の主要コンクールで実績を残して国際的に活躍、2018年から2年間、同楽団の指揮者も務めた田中祐子が登場。大都市の日常上野耕平 ©S.Ohsugi風景を活写した交響組曲「パリ」、豊かな表現力で人気の上野耕平をソロに据えての「アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲」とイベールの佳品に、ミヨー「世界の創造」、藤倉大「Umi(海)」を交えた、彩り豊かなプログラムに対峙する。千住真理子(ヴァイオリン)山田剛史(ピアノ) ~音の綾・音の彩~オーケストラ・アンサンブル金沢 第454回定期公演 フィルハーモニー・シリーズ掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。田中祐子 ©sajihideyasu©Kiyotaka Saito(SCOPE)©平賀正明月の4

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