eぶらあぼ 2022.1月号
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51問 愛知室内オーケストラ事務局052-211-9895 https://www.ac-orchestra.com※各プログラム、年間会員券、チケット発売情報などの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。愛知室内オーケストラ 2022年度ラインナップの聴きどころ新音楽監督を迎える充実の創立20周年イヤー文:池田卓夫ンベルクとシュレーカー、坂入による山内雅弘の「オーボエ協奏曲」世界初演(独奏は客演首席奏者の山本直人)など、選曲もマニアックだ。 また、B定期では2021年7月からACOの「弦楽器アドヴァイザー」を務める川本嘉子(ヴィオラ)をフィーチャーした「ソリスト川本嘉子シリーズ」、ベルリン・フィルの主要メンバーを迎えた「ACO meets BPOシリーズ」、楽員ソリストが光る「コンチェルタンテ・シリーズ」など、演奏家を前面に立てたユニークなプログラミングも売りものだ。 内外のスター級ソリストも、実は随所に散りばめられている。ピアノではデジュー・ラーンキ、ホアキン・アチュカロ、田村響、河村尚子。ヴァイオリンでは堀正文、竹澤恭子。ヴィオラでは川本に加え、アミハイ・グロス。管楽器はソフィー・デルヴォー(ファゴット)、マチュー・デュフォー(フルート)、福川伸陽(ホルン)、ヨウコ・ハルヤンネ(トランペット)、アンサンブル・ウィーン=ベルリン。さらに打楽器で植松透、安江佐和子(客演首席)。高関が定期で取り上げるラトヴィアの作曲家ペトリス・ヴァスクスの作品には、ラトヴィア放送合唱団もゲスト出演する。 特別演奏会では東京混声合唱団との「東混シリーズ」Vol.2を兼ねて2022年12月14日、愛知県芸術劇場コンサートホールで行う創立20周年記念公演のひとつ、山下指揮のヴェルディ「レクイエム」が目を引く。森谷真理(ソプラノ)、中島郁子(メゾソプラノ)、福井敬(テノール)、黒田博(バリトン)と独唱者も豪華だ。ACOの新時代を象徴する熱演に期待しよう。第518回日経ミューズサロン 黒田亜樹&赤松林太郎ピアノ・デュオ 光とピアノのレクイエム2台176鍵で奏でるオーケストラの色彩文:長井進之介 2人の国際派ピアニスト、黒田亜樹と赤松林太郎の共演による豪華なピアノ・アンサンブルを楽しめる公演が開催される。イタリアを拠点とする黒田は、フランス音楽コンクール、現代音楽演奏コンクール優勝などの経歴を持ち、バロックから現代に至る幅広いレパートリーで演奏活動を展開。指導者としても優れ、国際コンクールで目覚ましい成果を上げる若いピアニストを次々と輩出している。赤松はクララ・シューマン国際ピアノコンクール入賞後、国内外で注目を集め、演奏と指導、さらには執筆と、常に世界を股にかけ1/19(水)14:00 18:30 日経ホール 問 日経公演事務局03-5227-4227 https://stage.exhn.jphttps://stage.exhn.jp/stream/(アーカイブ配信)赤松林太郎て活発な活動を展開中だ。黒田と赤松は共演歴も多く、厚い信頼関係を築いている。 そんな2人が奏でるのはホルストの「惑星」から〈木星〉、モーツァルトの《魔笛》序曲(以上2台ピアノ版)、そして「レクイエム」(連弾版)だ。ピアノからオーケストラの音色を紡ぎ出す2人によるアンサンブルは、ピアノという楽器、そして楽曲から新たな可能性を引き出 愛知県立芸術大学出身の若手奏者を中心に誕生した愛知室内オーケストラ(ACO)は創立20周年に当たる2022年4月、指揮者の山下一史を初代の音楽監督に迎える。同時に定期演奏会をAとBの2系統各11公演に分け、会場を三井住友海上しらかわホールで一本化した。山下はそれぞれを4回ずつ指揮、かつてカラヤンの薫陶を受け自身も主軸とみなすドイツ音楽── A定期ではベートーヴェン、シューベルト、シューマンなど、B定期では2回にわたり「オール R.シュトラウス・プログラム」を取り上げ、還暦の円熟を披露する。 客演指揮者も多彩。A定期には鈴木秀美、アンドレアス・オッテンザマー、大山平一郎、高関健、ユベール・スダーン、太田弦、十束尚宏、B定期には広上淳一、アレクサンダー・リープライヒ、坂入健司郎、原田慶太楼らが登場する。鈴木のオール・ハイドン、ベルリン・フィル首席クラリネット奏者オッテンザマー弟の指揮デビュー、十束のシェー左より:山下一史 ©ai ueda/鈴木秀美 ©K.Miura/ユベール・スダーン ©N.Ikegami/原田慶太楼 ©Shin Yamagishi/川本嘉子 ©島崎陽子/アンサンブル・ウィーン=ベルリン ©青柳 聡すことであろう。ステージでは光を用いた演出が施されるのも楽しみだ。黒田亜樹

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