eぶらあぼ 2022.1月号
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ChopinCompetition24── このコンクールでは、よくショパンらしい演奏が求められると言われますね。あなたにとって、ショパンらしい音楽とはどんなものでしょうか? 実はダン・タイ・ソン先生のもとで勉強し始めたころ、僕はほとんどショパンを勉強したことがなかったんです。それまでは、ロシア音楽やベートーヴェン・・・というより、ショパン以外のほとんどのレパートリーを全部勉強していました。ショパンを勉強するようになったのは、この2年です。それも言ってみれば、最初に予定されていたコンクールの1年前に勉強を始めて、結果的に2年になったという感じです。 僕はこれまで、自分がショパンの演奏に向いていると思ったことはありませんでした。一般的にショパンというのは、哀しげでノスタルジック、苦しみにBruce Liu © Haruka Kosaka入賞者入賞者 INTERVIEWINTERVIEW◎第1位 ブルース・リウ(カナダ) 初回は「第18回ショパン国際ピアノコンクール特集」 初回は「第18回ショパン国際ピアノコンクール特集」ぶらあぼ公式ウェブサイトのぶらあぼ公式ウェブサイトの人気記事を一挙ご紹介!人気記事を一挙ご紹介! ぶらあぼでは、今年2月に公式ウェブサイトをリニューアル。ニュース性の高い情報やボリュームのある読み物など、オリジナル企画を展開しています。多くの方にご好評いただき、ウェブの読者数は以前の7倍に! 今回は、大きな反響のあったショパンコンクール特集から、とっておきの記事をまとめてお届けします!取材・文:高坂はる香インタビューのフルバージョンはウェブでお読みください。©D. Golik / The Fryderyk Chopin Institute

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