498/27(金)14:00 18:30 日経ホール 問 日経公演事務局03-5227-4227 https://stage.exhn.jphttps://stage.exhn.jp/stream/(アーカイブ配信)第513回日経ミューズサロン小林 桂(ジャズ・ヴォーカル) ザ・ベスト・オブ・ジャズ・スタンダード最強クインテットとともに贈るスタンダード・ナンバー文:東端哲也 50周年を迎えた「日経ミューズサロン」に今年の夏もジャズ・ヴォーカル界きっての“スタンダード・ナンバー通”がピアノ、ベース、ドラムス、サックスを率いた“いつもの”最強クインテットで9度目(恐らく過去最多出演)の登場。今回もガーシュウィン兄弟がミュージカル『ガール・クレイジー』のために書いた〈アイ・ガット・リズム〉やオペラ《ポーギーとベス》の子守唄〈サマー・タイム〉を筆頭に、映画『愚かなり我が心』の主題歌〈マイ・フーリッシュ・ハート〉(V.ヤング)、かのエルヴィス・プレスリーも好んだ〈ラヴ・レターズ〉(同)、「帰ってくれたらうれしいわ」の邦題でも知られる〈ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ〉(C.ポーター)など、時を超えて愛唱され続ける珠玉の名曲たちが大集合。なお前回(2020.8/17 第499回)のステージの様子も日経アートアカデミアで動画配信(有料)されているのでこの機会にぜひ!9/5(日)14:30 王子ホール問 プロアルテムジケ03-3943-6677 https://www.proarte.jp他公演 8/22(日) エル・パーク仙台 6F ギャラリーホール(仙台・杜の響きコンサート022-302-3344)田口千晴ピアノリサイタル ー仲間と共にー起伏に富んだ作品をソロと室内楽で雄弁に描く文:藤原 聡 東京藝術大学・同大学院で学び、第29回ヴィオッティ国際音楽コンクールで金賞を受賞、その後国内外で積極的に演奏活動を続けるピアニストの田口千晴が「ステイホームでピアノに向かう中、皆様に聴いていただきたい」(本人談)と意欲的なコンサートを開催する。 まず前半にはドビュッシーの前奏曲集第2集より「ヴィーノの門」「風変わりなラヴィーヌ将軍」「水の精(オンディーヌ)」と繊細な表現を要求される3曲、次いで「昨年の生誕250年を記念して是非弾きたい一曲」と演奏者自身が語るベートーヴェンの「熱情」、さらには高度な技巧が要求されるスクリャービンのソナタ第5番。これだけでも田口の本コンサートにかける熱意が伝わるというものだが、後半ではなんと田口の長年の盟友とも言うべき硲美穂子(ヴァイオリン)と津留崎直紀(チェロ)が加わってベートーヴェン「幽霊」トリオが演奏される。田口の多面的な魅力を味わう絶好の機会、これは聴き逃せまい。二期会 ディーヴァ, ディーヴォ 第23回無限の可能性が開けるきらめく才能を見つける楽しさ文:香原斗志 功成り名を遂げたベテラン歌手には怒られるかもしれないが、私は未来へ羽ばたこうとしている新星の歌を聴くのが一番好きだ。みずみずしい歌唱に無限の可能性が感じられるからである。将来の金メダリストを見つける楽しさに近い、と言えば伝わるだろうか。 しかも、二期会オペラ研修所で研鑽を積み、才能を認められたトップの逸材が並ぶのだから、自ずと期待は高まる。 すでに演奏経験が豊富な石野真帆(ソプラノ)は、《フィガロの結婚》から伯爵夫人、《運命の力》からレオノーラと、声と表現の成熟が求められる役のアリアに挑戦。かなりの自信が感じられる。竹内明菜(ソプラノ)は《マノン》のガヴォットで華やかな色気を弾けさせるだろう。武藤あゆみ(メゾソプラノ)は、《ウェルテル》でシャルロットが歌う〈手紙の歌〉に挑戦。予期せぬ心の高ぶりをどう表現するだろうか。 彼女たちの歌には、今後のオペラの大舞台への期待がそのまま詰まっている。ピアノは髙木由雅。10/7(木)14:00 Hakuju Hall問 Hakuju Hall チケットセンター03-5478-8700 https://www.hakujuhall.jp竹内明菜武藤あゆみ石野真帆
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