eぶらあぼ 2021.7月号
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21ニーノ・ロータのハープ協奏曲(独奏は吉野直子)を聴けるのもうれしい。擬古典的で爽快な佳品だ。 日本フィルハーモニー交響楽団は下野竜也による凝った“文豪”プログラム(8/7)。ウェーバーの《オベロン》序曲、ヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴス」による幻想曲、ニコライの《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲、べートーヴェンの劇音楽「エグモント」全曲。キーワードはシェイクスピアとゲーテだ。「エグモント」ではソプラノに石橋栄実、語りに宮本益光を配して、全曲演奏ならではのドラマを伝える。 ほかに川崎市内にキャンパスを置く2つの音楽大Information7/22(木・祝)~8/9(月・休) ミューザ川崎シンフォニーホール、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ 《ホール座席券》ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200ミューザWebチケット http://muza.pia.jp《オンライン鑑賞券》7/8(木)発売問 ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200 https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/※各公演の詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。学コンサートには、秋山和慶指揮の洗足学園音楽大学(7/30)と山下一史指揮の昭和音楽大学(8/8)が登場。そして仲道祐子の「イッツ・ア・ピアノワールド」(7/23)、須川展也(サクソフォン)&中野翔太(ピアノ)のデュオ(7/23)、渡辺香津美の「サマーナイト・ジャズ」(7/24)、大木麻理のパイプオルガンによる「真夏のバッハ」(8/1)、「出張サマーミューザ@しんゆり!」での秋山和慶指揮東京交響楽団(8/1)、ヴァイオリンの吉村妃鞠と共演する渡邊一正指揮神奈川フィル(8/8)の2公演といった、もりだくさんのラインナップ。夏の暑さを音楽で吹き飛ばしたい。石橋栄実仲道祐子 ©Akira Muto秋山和慶山下一史 ©ai ueda須川展也中野翔太 ©Taira Tairadate大木麻理 ©Takashi Fujimoto渡邊一正 ©Satoshi Mitsuta宮本益光渡辺香津美

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