eぶらあぼ 2021.5月号
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67コンサートギャラリーNew Release Selection新譜情報BooksぶらPAL海外公演情報今月の注目公演チケットのお求め神奈川フィル・チケットサービス 045-226-5107公演のお問合せ神奈川フィル事務局 045-226-5045常任指揮者:川瀬賢太郎 特別客演指揮者:小泉和裕 名誉指揮者:現田茂夫公式ホームページwww.kanaphil.or.jp ツイッター@kanagawaphil (火曜・水曜・木曜10:00~13:00)(平日11:00-16:00)定期演奏会沼尻竜典~次期音楽監督の矜持2022シーズンより神奈川フィルの第4代目音楽監督に就任する沼尻竜典氏による、邦人作曲家を中心に据えたプログラム。首席ソロ・コンサートマスター石田泰尚の美音冴え渡る、没後25年を迎える武満徹のノスタルジアに始まり、沼尻氏が作曲を師事した三善晃のピアノ協奏曲、そして交響曲第9番での名演も記憶に新しい、マーラー作曲の交響曲第4番で、神奈川フィルが沼尻氏と歩む未来への道程を、本公演で感じられることでしょう。定期演奏会第368回 5/22(土)14:00 神奈川県民ホール指揮=沼尻竜典 ヴァイオリン=石田泰尚ピアノ=石井楓子 ソプラノ=中村恵理武満 徹/ノスタルジア三善 晃/ピアノ協奏曲マーラー/交響曲第4番沼尻竜典フランスにおける交響曲の代表作2014年の特別客演指揮者就任以来、小泉和裕とはドイツ、ロシアの作品を選曲の中核としてきました。中でもベートーヴェンの交響曲は重要なプログラムで今回取り上げる第2番は、小泉和裕と神奈川フィルが培ってきた響きを楽しんでいただけるでしょう。そして、1800年代後半における重要な作品と言われながら実演の機会があまり多くない、フランクの交響曲の真価を小泉氏のタクトで、管弦楽の響きで重厚に描き出します。小泉和裕©Ivan Maly定期演奏会第369回6/26(土)14:00 神奈川県民ホール指揮=小泉和裕ベートーヴェン/交響曲第2番フランク/交響曲 ニ短調色彩豊かなフランス音楽の午後横浜みなとみらいホールの改修に伴い、初めて川崎市でおこなう定期演奏会。「動物の謝肉祭」でサン=サーンスのシニカルな一面を垣間見て、プロコフィエフの「ピーターと狼」では松尾由美子さんの語りが物語の世界のイメージを拡げます。作曲を師事したフランクの影響を色濃く残しながら自身の特色である叙情性が表現されたショーソンの交響曲は、演奏の機会もまれな佳曲です!川瀬賢太郎のプログラムの妙を、音楽を持ってお楽しみください。定期演奏会第370回 7/10(土)14:00 カルッツかわさき指揮=川瀬賢太郎ピアノ=津田裕也、務川慧悟ナレーター=松尾由美子サン=サーンス/動物の謝肉祭プロコフィエフ/ピーターと狼ショーソン/交響曲川瀬賢太郎©Yoshinori Kurosawaカーチュン・ウォン©Angie Kremer定期演奏会第371回9/11(土)14:00 ミューザ川崎シンフォニーホール指揮=カーチュン・ウォンピアノ=三浦謙司ブラームス/ピアノ協奏曲第2番ベートーヴェン/交響曲第7番音楽堂シリーズ第20回 7/3(土)15:00 神奈川県立音楽堂ヴァイオリン=﨑谷直人 ピアノ=沼沢淑音モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番 ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」 他全席指定 S¥4,500 A¥3,500ソロ・コンサートマスター﨑谷直人による『指揮者なしアンサンブル公演』も3回目を迎えます。自身がテーマに貫いたのは「音楽の政治的利用」。クラシック音楽をプロパガンダとして政治利用した歴史は、第三帝国下では有名な話ですが、果たしてモーツァルトの音楽に対しては如何だったであろうか。鑑賞の際には開演前のプレトークで﨑谷の表現したい世界をお伝えします。﨑谷直人©S.IMURA県民名曲シリーズ第11回 7/17(土)14:00 よこすか芸術劇場指揮=熊倉 優 ピアノ=クレア・フアンチバルトーク/ルーマニア民俗舞曲リスト/ピアノ協奏曲第1番 ほか全席指定 S¥5,000 A¥4,000 B¥3,000第12回 10/16(土)14:00 ハーモニーホール座間指揮=沼尻竜典 ピアノ=塩谷 哲ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルーメンデルスゾーン/交響曲第4番「イタリア」全席指定 S¥4,500 A¥3,500全席指定 各公演 S¥6,000 A¥4,500 B¥3,000 ユース(25歳以下)当日¥1,000熊倉 優©堀田力丸沼尻竜典

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