eぶらあぼ 2020.11月号
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102嬉しい。2020年の日本でしか聴けない《リナルド》を楽しみにしていただきたい」と抱負を述べた。 公演は、換気やマスクの着用といった感染症対策が行われた上で開催される。先日発表されたイベント人数規制の緩和を受けて、チケットの追加販売も実施されている。最後に鈴木は「エンターテインメントであるオペラをいかに美しく楽しく上演するかという創意工夫に日々を捧げる、そういうプロセスが全員の想いとなって舞台で輝くと思う。予習なしでも楽しんでもらえる作品にしたい。シンプルにたくさんの方に聴いていただきたい」と見どころを語った。ジャパン・アーツhttps://www.japanarts.co.jp神奈川県立音楽堂https://www.kanagawa-ongakudo.com■神奈川フィルが2021-22シーズンプ ログラムを発表 今年創立50周年の神奈川フィルハーモニー管弦楽団が、2021-22シーズンのプログラム発表記者会見を9月16日に神奈川県民ホール小ホールで行った。 冒頭、常任指揮者として最後のシーズンを迎える川瀬賢太郎が「来年度は最後の年となるが、今までと同じように少しでも多くの皆さまに音楽の魅力、プログラムの魅力をお伝えすることができればと思っている」と挨拶した。 メイン・プログラムである「みなとみらいシリーズ」は、2021年1月から22年10月まで、主会場の横浜みなとみらいホールの長期休館に伴い、名称を「定期■鈴木優人プロデュース/BCJオペラ シリーズ Vol.2 ヘンデル 歌劇《リナ ルド》オンライン会見 指揮・チェンバロ奏者の鈴木優人がプロデュースするオペラシリーズ第2弾、ヘンデルの歌劇《リナルド》が10月31日に神奈川県立音楽堂、11月3日に東京オペラシティ コンサートホールで上演される。これに先立ち、9月29日にオンライン記者会見が開催された。登壇者は鈴木優人、演出の砂川真緒、リナルド役の藤木大地、アルミレーナ役の森麻季。そして海外から帰国したばかりのアルガンテ役の大西宇宙はオンラインで参加した。 今回は、バッハ・コレギウム・ジャパンを率いる鈴木が指揮と通奏低音を務め、照明や衣裳も駆使したセミ・ステージ形式での上演となる。三大カウンターテナーの祭典と銘打つ注目の舞台だが、今回の公演では、新型コロナウイルス感染症に伴う入国制限により海外からの出演者が来日できず、キャスト変更が行われた。鈴木は「来日できないのは残念だが、日本にいる演奏者の総力を挙げての公演となる」と述べ、演出の砂川も「日本人キャストにワクワクしている。舞台上には制約があるが、安全を優先しながら、“わたしたちの《リナルド》”を表現できれば。今回はリナルドが現代に生きる少年の設定で、スペクタクルかつファンタジー要素が強い。エンターテインメントとして楽しんでご覧いただきたい」と意気込みを語った。鈴木とは20年前から交流があるという藤木は「所属先の垣根を超えて、尊敬する音楽仲間と邁進していけることが左より:川瀬賢太郎、上野 孝(理事長)Photo:F.Iida/Tokyo MDE左より:鈴木優人、森 麻季、藤木大地、砂川真緒写真提供:ジャパン・アーツ

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