71コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPALイブ視聴も可能となる。ショパン、リスト、ドビュッシー、ベートーヴェンなど、毎回異なるプログラムが予定されている。視聴は1公演あたり1800円(税込)。配信プラットフォームは、イープラスが運営する視聴チケット制のストリーミング・サービス「Streaming+」が使われる。エイベックス・クラシックスhttps://avex.jp/classics/【Streaming+】辻井伸行 オンライン・サロンコンサートhttps://eplus.jp/tsujii-online-salon/■ピティナがオンラインで「課題曲チャ レンジ」を開催 新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化するなか、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)は、ピアノ学習者のために演奏動画による評価を行う「課題曲チャレンジ」を開催する。44年目を迎えたピティナ・ピアノコンペティションの実地開催が今年は困難となったため、代替プロジェクトとして実施し、チャレンジの場を提供する。 参加者は、自身で級を選択し、2020年度ピアノコンペティションA2〜F級の課題曲に予定されていた楽曲のなかから2曲を自宅で演奏。その模様をスマートフォン・タブレットなどの端末で撮影し、動画を提出することにより、コンペティションの審査員から到達度についての講評とアドバイスをもらうことができる。相対評価・順位付けは行わない。参加者には、認定証や賞状、2021年のコンペティション参加割引クーポンなどが贈呈される。エントリー期間は2020年6月30日まで。なお、デュオ部門(連弾)のエントリー期間は7月31日までとなっている。 8月以降に予定されているピティナ・ピアノコンペティション特級、Pre特級、G級の二次予選以降の審査は、実地での開催が予定されているが、今後の状況により変更の可能性があるという。2020ピティナ・ピアノコンペティション 課題曲チャレンジhttps://compe.piano.or.jp/event/2020challenge/■「第50回ENEOS音楽賞」受賞者決定 第50回ENEOS音楽賞(旧・JXTG音楽賞)が決定し、洋楽部門本賞はソプラノの佐藤美枝子、奨励賞は古楽アンサンブルのアントネッロ(主宰:濱田芳通)、邦楽部門は伶楽舎が受賞した。同音楽賞は1971年に創設され、音楽文化の発展・向上に大きな業績を挙げた個人や団体に贈られている。 佐藤は、98年チャイコフスキー国際コンクール優勝で世界的な注目を集め、以後20年以上にわたって高度なコロラトゥーラの技巧と伸びやかなベルカントを生かして様々なオペラで活躍。「自身の年齢や声の変化に応じて表現の幅を無理なく広げることに成功」し、2020年2月の藤原歌劇団《リゴレット》ではジルダの歌唱において「大器ぶりを実証した」として高い評価を得た。 アントネッロは、古楽アンサンブルの中でも大胆とも言える創造的アプローチで知られる。レオナルド・ダ・ヴィンチが関わったとされる祝祭劇《オルフェオ物語》を舞台化した試みなど、中世からバロック期までの様々な音楽を「復元」する挑戦が「聴く者の心を捉え、想像力を刺激する。外部の演奏家を結集させる企画力も秀逸」として今回の受賞となった。 伶楽舎は1985年の発足より、故・芝祐靖のもと国内外で幅広い活動を続けてきた雅楽演奏グループ。雅楽古典曲以外にも、新作曲や廃絶曲の復曲に意欲的に取り組み、「雅楽の可能性の開拓と奏者個々人の音楽的挑戦をともに追究し、比類ない実績を挙げてきた」ことが評価された。JXTGホールディングスhttps://www.hd.jxtg-group.co.jp佐藤美枝子 ©武藤 章濱田芳通伶楽舎 写真提供:伶楽舎
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