137コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報19世紀末頃に2度の滞日経験のある、フランスの作家ピエール・ロティの小説を基に、アンドレ・メサジェが1893年に作曲した歌劇《お菊さん》。プッチーニ《蝶々夫人》の原点とも言える知られざる佳品が、1920年の三浦環主演による上演から約1世紀ぶりに蘇る。ピアノ伴奏版・日本語上演(日本初演)。佐々木修の指揮、舘亜里沙の演出、ピアノの居福健太郎に、タイトルロールの福田祥子、相手役ピエールに池本和憲ほか、実力派キャストで臨む。日本フィルハーモニー交響楽団による、「杉並公会堂シリーズ」。新シーズンの幕開けは、国際的に活躍するマエストロ・大植英次を迎えて。マーラー「交響曲第1番『巨人』」と、俊英・郷古廉を独奏に迎えてのシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」を聴く。ステージごとに必ず“驚き”をもたらす、大植の鮮烈な音楽創り。そして、瑞々しくも深遠な郷古の音楽性。その邂逅が、熱き響きを生み出す。福田祥子大植英次 ©飯島 隆郷古 廉 ©Hisao Suzuki東京藝大からジュネーヴやパリに学び、イル・ド・フランス国際ピアノコンクールを制して、モダン・古楽の両面から、ピアノという楽器を掘り下げてきた名手・橘高昌男。今回のリサイタルは、モダン・ピアノへ対峙し、ベートーヴェンのソナタ第12番「葬送」と「エロイカ変奏曲」に、シューマン「幻想小曲集」、リスト「バッハの名による幻想曲とフーガ」を共鳴させ、ドイツ・ピアニズムの真髄へと肉薄する。東京クライス・アンサンブルベートーヴェン250 第1回大室晃子(ピアノ)山下一史(指揮) 千葉交響楽団第107回定期日本橋オペラ2020メサジェ:歌劇《お菊さん》(日本初演)日本フィル杉並公会堂シリーズ2020-21 第1回 大植英次(指揮) 郷古 廉(ヴァイオリン)橘高昌男(ピアノ)5/31(日)14:00 Hakuju Hall5/24(日)14:00 東京オペラシティ リサイタルホール5/23(土)14:00 習志野文化ホール5/31(日)14:00 日本橋劇場5/30(土)15:00 杉並公会堂5/23(土)14:00 東京文化会館(小)©Eiji INAヴァイオリンの玉井菜採やチェロの河野文昭ら、ソリスト級の名手が集結し、柔軟な編成で快演を披露している「東京クライス・アンサンブル」の新シリーズ「ベートーヴェン250」。第1回は、楽聖の初期作品へ焦点を当てる。愉悦と名旋律に溢れた傑作七重奏曲、ピアノ・ソナタから編曲の弦楽四重奏曲ヘ長調と、ウィーンで“売り出し中”だった30歳前後の作品に、作品1として世に問うたピアノ三重奏曲第1番を併せて聴く。大室晃子は、東京藝大・同大学院からドイツに学んだ実力派ピアニスト。6年の滞独中はフライブルク音大やシュトゥットガルト音楽・表象芸大大学院を首席で終え、現地での演奏活動や教育活動にも携わった。今回は、ベートーヴェン「ソナタ第14番『月光』」、リスト「バラード第2番」、シューマン「幻想曲」と、19世紀ピアノ音楽史を代表する傑作群を大枠に、ドビュッシー「映像第2集」全3曲の幻想的な色彩を投影する。©井村重人音楽監督の山下一史のもと、県内唯一のプロ楽団として、力の入った快演を披露し続け、今年で35年目のシーズンを迎えた千葉交響楽団。山下の指揮による第107回定期は「新しい響きの饗宴」と題して。サクソフォンの名手・須川展也を独奏に迎えてのファジル・サイ「バラード」とドビュッシー「ラプソディ」に加え、同「牧神の午後への前奏曲」、ムソルグスキー(ラヴェル編)の組曲「展覧会の絵」を披露する。山下一史 ©ai ueda須川展也新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、公演やイベントの延期・中止が相次いでおります。掲載している公演の最新情報は、それぞれの主催者のホームページなどでご確認ください。
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