eぶらあぼ 2020.3月号
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134新潟市民芸術文化会館 主催公演〒951-8132 新潟県新潟市中央区一番堀通町3番地2 http://www.ryutopia.or.jpお問合せ・ご予約:りゅーとぴあチケット専用ダイヤル025-224-5521主催:公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団りゅーとぴあオンライン・チケット https://piagettii.e-get.jp/ryutopia/pt/(11:00~19:00 休館日を除く)“りゅーとぴあ”今月の聴きもの 「血肉となって」新潟市の人が誇る美食と言えば、米に魚に日本酒というのが定番ですが、まだまだ他にもございます。血肉になって忘れ難いものこそ、その土地の“ソウル・フード”というのでしょう。その一つが、万代シテイバスセンターのカレーです。すでに30年ほど前から密かな人気を博していたのですが、全国的に知れ渡ったのは2017年に「アメトーーク!」で、カレー大好き芸人たちがこぞって絶賛してから。その後、「秘密のケンミンshow」でも取り上げられて大ブレイク。今ではレトルトパックが県内各地の物産館や道の駅、さらには通販でも販売される人気商品となりました。遠い昭和の時代を思い出させる黄色のルーと、意外にスパイシーな味わいが印象に残ります。聞くところによればバッハの音楽も、本人の死後は時代遅れと忘れ去られ、一部好事家のみが知る状態になったとのこと。初演後百年余り後に、メンデルスゾーンがマタイ受難曲を復活上演したことが再評価につながった歴史を紐解けば、この早熟で多彩な天才が後世に残した贈り物が自作だけではなかったことに思い至ります。十代半ばの誕生日にマタイ受難曲のスコアを贈られたメンデルスゾーンは、慧眼から曲の価値を見抜き、「いつかこの曲の上演を」と思い定めたことでしょう。彼は20才の時、上演にこぎつけました。22年目のりゅーとぴあも、「いつの日にか」と思ってきましたが、ついにこの曲が鳴り響く日がやってまいります。3月29日(日)東京交響楽団第118回新潟定期演奏会。指揮は生まれながらにしてバッハの音楽を血肉としてきた鈴木優人。魂から生まれ、魂を揺さぶる音楽をどうぞ。(事業企画部H)●第121回 9/27(日)次代の巨匠、ブランギエとイブラギモヴァが新潟に!指揮=リオネル・ブランギエヴァイオリン=アリーナ・イブラギモヴァコダーイ/管弦楽のための協奏曲ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲 第1番バルトーク/管弦楽のための協奏曲リオネル・ブランギエ●第119回 5/31(日)ベートーヴェン生誕250周年、幕開けを告げる『序曲』指揮=下野竜也 ヴァイオリン=南 紫音ボッケリーニ(べリオ編)/ マドリードの夜の帰営ラッパベルク/ ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」ベートーヴェン/「フィデリオ」序曲       「レオノーレ」序曲第1番、第2番、第3番下野竜也©Naoya Yamaguchi●第122回 11/1(日)飯森が振る、壮大なロシア音楽メガ盛りプログラム指揮=飯森範親バリトン=ヴィタリ・ユシュマノフ児童合唱=新潟市ジュニア合唱団合唱=にいがた東響コーラスボロディン/だったん人の娘たちの踊り だったん人の踊り(バリトン&混声合唱入り)チャイコフスキー/ 大序曲「1812年」(児童・混声合唱入り)、交響曲第6番「悲愴」 ほか飯森範親©s.yamamoto●第120回 7/26(日)暗闇に差し込む、愛の光。音楽監督ノットが描き尽くす指揮=ジョナサン・ノット弦楽四重奏=ロータス・カルテットラッヘンマン/「ドイツ国歌を伴う舞踏組曲」 ~弦楽四重奏とオーケストラのためのマーラー/交響曲 第5番ジョナサン・ノット●第123回 12/6(日)歌曲王シューベルトの傑作交響曲を、歌心あふれるイタリア人指揮者で指揮=ミケーレ・マリオッティピアノ=ロベルト・コミナーティモーツァルト/ピアノ協奏曲 第21番シューベルト/交響曲 第8番 「グレイト」ミケーレ・マリオッティ●第124回 2021.3/21(日)絹糸の光沢とつややかさで奏でる、《疾走する悲しみ》指揮=沼尻竜典ソプラノ=砂川涼子 メゾソプラノ=中島郁子テノール=宮里直樹 バス=大西宇宙合唱=にいがた東響コーラスモーツァルト/交響曲 第40番、レクイエム沼尻竜典2020年度 東京交響楽団 新潟定期演奏会 定期会員募集中! 会場:コンサートホール 各回17:00開演2020年度定期会員券(6回分) S¥38,000 A¥31,000 B¥24,000 3/31(火)受付終了※「N-PACmateフレンズ(年会費2750円・税込)あるいは「インターネット会員(年会費無料)」のどちらかに入会/登録している必要があります。●東京交響楽団 第118回新潟定期演奏会3/29(日)17:00 コンサートホール バッハが描いた壮大な音楽絵巻、イエス受難の物語。指揮=鈴木優人ソプラノ=森 麻季 テノール=ザッカリー・ワイルダーバス=ドミニク・ヴェルナー合唱=にいがた東響コーラス ほかJ.S.バッハ(メンデルスゾーン編)/「マタイ受難曲」 BWV244 (メンデルスゾーン=バルトルディによる1841年上演稿・字幕付)S¥7,500 A¥6,000 B¥4,500 C¥3,000 D売切●新潟市ジュニア音楽教室 第16回スプリングコンサート3/28(日)14:00 コンサートホール ジュニア音楽3教室のメンバーによる熱気あふれる春の祭典。邦楽合奏=新潟市ジュニア邦楽合奏団合唱=新潟市ジュニア合唱団管弦楽=新潟市ジュニアオーケストラ教室全席自由 ¥700

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