eぶらあぼ 2020.1月号
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187コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報17年にわたって群馬交響楽団の第一奏者を務め、名ソリストとしても活躍するクラリネットの野田祐介。パリ国立高等音楽院などに学び、現地で活躍の後に帰国、国内主要楽団への客演も重ねている。今回は、東響コンマスの水谷晃をはじめ、ヴァイオリン戸原直、ヴィオラ加藤大輔、チェロ三宅進を交えて、ウェーバー&ブラームス、さらにシュポーア「幻想曲とダンツィの主題による変奏曲」と、クラリネット五重奏曲を特集する。野田祐介(クラリネット)ークラリネット五重奏の夕べー内藤 彰(指揮) 東京ニューシティ管弦楽団第128回定期二期会ロシア歌曲研究会 第22回定期チャイコフスキーとロシア五人組藤沢にゆかりのある音楽家たち2019堤 剛(チェロ) 小菅 優(ピアノ)1/28(火)19:00 東京文化会館(小)1/26(日)14:00 東京芸術劇場コンサートホール1/30(木)19:00 東京文化会館(小)1/26(日)15:00 藤沢市民会館錦織 健(テノール)1/18(土)14:00 東大和市民会館ハミングホール(小)天賦の美声と幅広い表現力、颯爽とした立ち姿でも大人気のテノール、錦織健。今回は、豊富なコレペティトゥーア(オペラの伴奏ピアニスト)経験を持ち、名編曲者としても知られる河原忠之の共演で。モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》ほかオペラの名アリアから、山田耕筰〈この道〉や菅野よう子〈花は咲く〉など古今の日本の名歌、さらにクイーンの〈伝説のチャンピオン〉とロックまで、多彩な楽曲を歌い尽くす。錦織 健河原忠之 ©三浦興一立川ニューイヤー・オペラ・ガラ2020~新時代を担うオペラ歌手達の饗宴~1/19(日)14:00 たましんRISURUホール(小)2018年に初開催し、完売の大好評だった「ニューイヤー・オペラ・ガラ」。熱い要望に応えての第2弾にも、ソプラノ宮地江奈、メゾソプラノ山下裕賀、テノール前川健生、バリトン高田智士と、気鋭の若手実力派歌手が集結する。長井進之介のナビゲート、藤川志保のピアノで披露されるのは、〈ハバネラ〉〈手紙の二重唱〉〈闘牛士の歌〉など、ビゼー《カルメン》からの名旋律の数々。美しくも情熱的な世界を体感したい。宮地江奈山下裕賀清冽な快演でファンを“増殖”させ続ける東京ニューシティ管弦楽団。2020年最初の定期は、楽団の芸術監督を務める、内藤彰の指揮で、ロシアの傑作を聴く。まずは、「ヴォカリーズ」(管弦楽版)、そして、ソリストに国際的に活躍する名手・福間洸太朗を迎えての「ピアノ協奏曲第2番」と、ラフマニノフによる作品を。さらに後半では、ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」と、濃密かつ熱い響きで魅せる。温かな音色と深い精神性で聴衆を魅了する、チェロ界の重鎮・堤剛。そして、しなやかな音楽性と確かな技巧で、世界の第一線を走り続けるピアノの小菅優。ベートーヴェンの第4番とメンデルスゾーンの第2番という2つのチェロ・ソナタを通じて、2人の名手が“創造的対話”を交わす。さらに、堤がバッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」、小菅がモーツァルト「ピアノ・ソナタ第10番」と、各々に独白も。じっくりと耳を傾けよう。堤 剛 ©鍋島徳恭小菅 優 ©Marco Borggreve知られざる名歌との出逢いを与えてくれる、二期会ロシア歌曲研究会の定期演奏会。その第22回は、「チャイコフスキーとロシア五人組」をテーマに。日本のロシア音楽歌唱の第一人者で、研究会の代表も務めるバスの岸本力が、ムソルグスキー〈愛の言葉が何でしょう?〉やチャイコフスキー〈森よ、お前達を祝福する〉を歌うのをはじめ、総勢11人の名手たちが秘曲を披露。ロシア語独特の響きと、魅惑の旋律に酔いたい。岸本 力内藤 彰福間洸太朗 ©Masaaki Hiraga

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