eぶらあぼ 2019.12月号
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165コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL■日本音楽コンクール結果発表 2019年度 第88回日本音楽コンクールの本選が10月23日から27日にかけて、東京オペラシティ コンサートホールで開催され、各部門の入賞者が発表された。結果は以下の通り。【フルート】第1位 瀧本実里/第2位 石井希衣/第3位 山本 英(岩谷賞)/入選 知久 翔、内山貴博【オーボエ】第1位 山本 楓/第2位 上原朋子(岩谷賞)/第3位 沖 響子【声楽(オペラ・アリア)】第1位 小堀勇介/第2位 小川栞奈(岩谷賞)/第3位 吉田一貴/入選 小林啓倫、益田早織、奥秋大樹【ピアノ】第1位 亀井聖矢(岩谷賞)/第2位 梅㟢 秀/第3位 樽谷公平/入選 永井希望【ヴァイオリン】第1位 東 亮汰/第2位 前田妃奈(岩谷賞)/第3位 河井勇人/入選 東條太河岩谷賞は会場の聴衆の投票による聴衆賞。日本音楽コンクールhttp://oncon.mainichi-classic.jp/■ジュネーヴ国際音楽コンクール作曲 部門で髙木日向子が優勝 ジュネーヴ国際音楽コンクールの作曲部門で、髙木日向子が優勝した。11月8日にステュディオ・エルネスト・アンセルメで行われたファイナルでは、髙木によるオーボエとアンサンブルのための「L’instant」ほか3名の作品が演奏され、審査員長のカイヤ・サーリアホほか、細川俊夫など5名の審査員により審査が行われた。 髙木は、大阪音楽大学大学院作曲研究室修了。作曲を久保洋子、A.ゴーサン、ピアノを池田寿美子、久保洋子、油井美加子の各氏に師事。京都フランス音楽アカデミーにて、A.ゴーサン、E.タンギーの作曲クラスを修了。2017年には、第86回日本音楽コンクールの作曲部門では、弦楽四重奏とプリペアド・ピアノのための作品で第3位に入賞している。現在、大阪音楽大学・同短期大学部の作曲助手。Concours de Genèvehttps://www.concoursgeneve.ch/■第4回ニーノ・ロータ国際指揮者コン クールで平林 遼がファイナリストに 選出 10月1日から7日まで、イタリア・バジリカータ州のマテーラで開催された、第4回ニーノ・ロータ国際指揮者コンクール(審査委員長:Piero Romano)で、日本の平林遼がファイナリスト(最高位次点)に選出され、また併せて聴衆賞も受賞した。ニーノ・ロータ賞(優勝)はMarco Vlasák(スロヴァキア)。 平林は、1988年東京生まれ。2011年東京音楽大学指揮科卒業。広上淳一、ロリン・マゼール等に師事。今年9月には、第1回イタリア国際指揮者コンクールでも第3位に入賞している。Concorso Internazionale di Direzione D’Orchestra “Nino Rota”https://www.orchestramagnagrecia.info/concorso-direzione-orchestra/■ヴィキングル・オラフソンが「グラモ フォン・アワード2019 アーティスト・ オブ・ザ・イヤー」を受賞 アイスランド出身のピアニスト、ヴィキングル・オラフソンがイギリスの音楽雑誌『グラモフォン』の主催する音楽賞「グラモフォン・アワード」の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。オラフソンは、2017年に『フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス』でメジャー・デビュー。18年には第2弾となる『バッハ・カレイドスコープ』をリリースし、話題を呼んだ。 以下は、オラフソンの受賞コメント。 「私は賞をもらう事に慣れていません。それが突如、今年になって多くの賞をいただき、少し困惑しています。 2012年、まだ無名だった私に、アルフレッド・ブレンデルがかけてくれた『一晩でスターになるには15 年必要なんだよ』という言葉は正しかったのだと実感しています。若い音楽家達に耳を傾け、それぞれが本来の自分でいられるよう、サポートしてくださっている多くの方々に感謝したいと思います」 今年12月に来日し、リサイタル4公演(東京・名古表彰式での平林 遼(右から2人目) 写真提供:Istituzione Concertistica Orchestrale Magna Grecia授賞式の模様 Photo: Gramophone / Askew Miller

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