eぶらあぼ 2019.11月号
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120首席客演指揮者 コルネリウス・マイスター山田和樹常任指揮者 セバスティアン・ヴァイグレお申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時~18時/年中無休) 0570‒00‒4390 https://yomikyo.or.jp/豪華指揮者・ソリストが次々登場。3月公演までの1回券、絶賛発売中!≪2019年11月~12月の聴きどころ≫ 11月17日は“炎のマエストロ”小林研一郎がドヴォルザークの名曲「新世界」などに熱い魂を込める。ドヴォルザークのチェロ協奏曲で共演するのは新鋭・伊藤悠貴。ブラームス国際コンクールで優勝し、フィルハーモニア管などと共演、昨年はウィグモア・ホールのリサイタルでも大きな成功を収めた。残券僅少のため、お買い逃しなく。 11月後半は、ベルリン・フィルを振るなど躍進目覚ましいチェコの俊英ネトピルが初登場。エッセン歌劇場の音楽総監督、チェコ・フィルの首席指揮者を務め、ウィーン国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場などの一流の歌劇場でも活躍している実力派だ。まず23、24日は村上春樹のベストセラー小説『1Q84』で話題を呼んだヤナーチェク〈シンフォニエッタ〉などを披露する。12本のトランペットが響きわたる壮麗なフィナーレが聴きものだ。プーランクのピアノ協奏曲では、フランスを代表する名手タローが共演。物語を紡ぐような豊かな表現力と多彩な色彩感、ダンサーのようなリズム感を兼ね備えたタローによる、エスプリ薫る洒脱なサウンドに酔いしれたい。 28日はネトピル得意のお国ものから、スークのアスラエル交響曲。スークは、師ドヴォルザークとドヴォルザークの娘で自身の妻であるオティリエを相次いで亡くした悲しみから、死を司る天使「アスラエル」の名を交響曲に冠した。最愛の人たちへの深い慈しみと、作曲家の慟哭が交じる、哀しくも美しい傑作。ネトピルはこの作品の録音で高い評価を得ており、スークの魂の叫びに寄り添い、作品の神髄に深く迫るだろう。作曲家リゲティから直接指導を受けたチェロの名手ケラスが、彼の二つの作品を一挙に披露する前代未聞の試みにも注目だ。リゲティの協奏曲は、ブーレーズ指揮の録音が話題を呼び、ケラスの名を一躍世界に広めた作品だが、これまで日本で披露したことはなかった。また、無伴奏ソナタと続けて演奏したいというケラスの構想も、今回初めて実現。強烈な個性がぶつかり合う、刺激的な一夜となるだろう。 12月17日から24日は、年末恒例のベートーヴェン《第九》公演。今年は、東京・大阪で6公演を開催する。指揮はザルツブルク音楽祭、バイエルン国立歌劇場などで活躍するボルトン。ウィーン国立歌劇場などで歌うシュヴァルツら実力派声楽陣と日本を代表するプロ合唱団の新国立劇場合唱団の歌声が、極上のハーモニーをお届けする。いずれもチケットは好評発売中。ジャン=ギアン・ケラス©Marco Borggreve◆深遠な音世界「アスラエル」11/29(金)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮:トマーシュ・ネトピルチェロ:ジャン=ギアン・ケラスリゲティ/無伴奏チェロ・ソナタ、チェロ協奏曲スーク/アスラエル交響曲 他小林研一郎©読響トマーシュ・ネトピル©Marco Borggreve◆12本のトランペットが炸裂! 華麗なる「シンフォニエッタ」11/23(土・祝)、24(日)各日14:00 東京芸術劇場S¥7,600 A¥5,600 B¥4,600 C¥4,100 指揮:トマーシュ・ネトピルピアノ:アレクサンドル・タローモーツァルト/交響曲第38番 「プラハ」プーランク/ピアノ協奏曲ヤナーチェク/シンフォニエッタ 他◆“炎のコバケン”の「新世界」11/17(日)14:00横浜みなとみらいホールS¥7,600 A¥6,600 B完売 C完売 指揮:小林研一郎(特別客演指揮者)チェロ:伊藤悠貴ドヴォルザーク/チェロ協奏曲       交響曲第9番「新世界から」◆新年を鮮やかに彩る《ボレロ》2020.1/9(木)19:00 サントリーホールS¥7,600 A¥6,600 B¥5,600 C¥4,100 指揮:エリアス・グランディヴァイオリン:前橋汀子マスネ/タイスの瞑想曲モーツァルト/交響曲第35番「ハフナー」ラヴェル/ボレロ 他前橋汀子©篠山紀信◆名匠ボルトンが振る《第九》12/17(火)19:00 東京芸術劇場12/18(水)19:00 サントリーホール12/20(金)19:00 サントリーホール12/21(土)14:00 東京芸術劇場12/22(日)14:00 東京芸術劇場S¥9,700 A¥7,600 B¥6,100 C¥4,600 12/24(火)19:00 フェスティバルホールBOX完売 S¥7300 A¥6,200 B完売 指揮:アイヴァー・ボルトンソプラノ:シルヴィア・シュヴァルツメゾソプラノ:池田香織 テノール:小堀勇介バリトン:トーマス・オリーマンス合唱:新国立劇場合唱団ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付き」アイヴァー・ボルトン©Ben Wright Photographyアレクサンドル・タロー©Marco Borggreve

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