eぶらあぼ 2019.9月号
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158方に貢献している。「オーケストラはアジアの時代」と言われ久しい中、同胞アジアの音楽文化への貢献はまさに、渡邉曉雄音楽基金特別賞にふさわしい。山田正幸:石川県立高等学校教諭を経て財団法人石川県音楽文化振興財団(オーケストラ・アンサンブル金沢)事業部長、事務局長、ゼネラルマネージャーを歴任した山田氏は、後に地域におけるオペラや音楽祭のプロデューサーとしても活動し、その長いキャリアにおいて一貫して地元石川県の音楽文化振興に携わりながら、地域における音楽文化の振興に寄与し、また、地域においてオーケストラが果たしうる役割を拡大させ、石川県からわが国の音楽界へ発信を続けた。長年にわたる音楽による地域振興発展への寄与は、渡邉曉雄音楽基金特別賞にふさわしい活動といえる。日本フィルハーモニー交響楽団https://www.japanphil.or.jp/■第18回 世界オペラ歌唱コンクール 「新しい声2019」オーディション in  YOKOSUKA、9月に開催 若い才能の発掘、そして彼らに国際的なキャリアの道を開くことを目的に、ドイツのベルテルスマン財団が1987年より2年に一度開催するコンクール「新しい声 NEUE STIMMEN」が今年も行われる。近年ではフランコ・ファジョーリやマリーナ・レベカなどを輩出した同コンクールは、何よりもその規模の大きさで知られ、前回は世界76ヵ国から1430人の歌手が出場するなど、“声楽のオリンピック”の呼び名にふさわしい。本選には、ウィーン国立歌劇場総裁ドミニク・マイヤーなど、審査員に豪華な顔ぶれが揃うのも特徴だ。「アジア地区予選」は9月1日と2日、よこすか芸術劇場で開催される(両日とも無料一般公開)。この予選の後、世界26都市からの通過者約45名がドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ギュータースローで本選(10/19〜10/27)を迎える。横須賀芸術文化財団https://www.yokosuka-arts.or.jp/■ピアノスタジオノア目黒不動前店が オープン ピアノ練習スタジオを都心で運営するピアノスタジオノアが、7月14日に10店舗目となる目黒不動前店をオープンした。東急目黒線の不動前駅すぐのスタジオには、グランドピアノ設置スタジオとアップライトピアノ設置スタジオ、それぞれ4部屋ずつに加え、ボーカルブース1部屋とバンドスタジオ1部屋の計10部屋がある。最も大きな3Estには、ヤマハのグランドピアノ C5LAを常設。8帖の広さがあり、少人数のアンサンブルにも対応可能。また、同店にはノアミュージックスクールも併設されており、気軽に音楽レッスンを受けることができるのも魅力だ。ピアノスタジオノア目黒不動前店東京都品川区西五反田4-32-1403-6910-4550https://www.grandpiano.jp/fudomae/■訃報:アンナー・ビルスマ氏 オランダの名チェリスト、アンナー・ビルスマ氏が7月25日、アムステルダムで死去した。85歳。 1934年ハーグ出身、同地の国立音楽院で学び、59年にメキシコで行われたパブロ・カザルスコンクールで優勝。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務めた後にソロ活動を開始した。フランス・ブリュッヘンやグスタフ・レオンハルトら古楽の第一人者たちとの交流を経て、ピリオド楽器の演奏に取り組み、この分野を牽引した。バロック音楽、とりわけバッハ演奏のスペシャリスト及び研究者としても知られ、2度にわたる無伴奏チェロ組曲の全曲録音や、自ら主宰した古楽アンサンブル「ラルキブデッリ」でのボッケリーニやベートーヴェンのアルバムはいまもって評価が高い。来日公演も行い話題を呼んだ。ヤマハのグランドピアノ C5LAを常備した3Est写真提供:ソニーミュージック

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