eぶらあぼ 2019.7月号
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43ジョヴァンニ・ソッリマ 100チェロ コンサート前代未聞! チェロだけの巨大アンサンブルが実現!文:オヤマダアツシ8/12(月・祝)18:00 すみだトリフォニーホール問 トリフォニーホールチケットセンター03-5608-1212 https://www.triphony.com/ 100人のプロ&アマチュア・チェリストが集合して、パワフルかつ深みのある音楽を。そうした感動コンサートが真夏の暑さを吹き飛ばすように行われる。2012年の発足以降、ヨーロッパで話題を呼んでいるセンセーショナルなコンサート「100チェロ」が日本で初めて開催される。 その中心となるのは、ヨーヨー・マやマリオ・ブルネロ、2CELLOSなど多くの音楽家が絶賛するスーパー・チェロ奏者、ジョヴァンニ・ソッリマ。宮田大ら多くの演奏家が取り上げている「チェロよ、歌え!」の作曲者として知られるが、一度その演奏姿を見たら忘れられないという鬼才である。そのソッリマが主宰し、集まったチェリストたちとクラシックやロック・ナンバー等を弾きまくるのが「100チェロ」というコンサートなのだ。 日本で初となる今回の「100チェロ」では、公募で選ばれた100人のチェリストがすみだトリフォニーホールのステージに集合。“チェロだからこそ!”のものすごいパワーを発するのは間違いない。ソッリマが来日する機会も稀であるため、カリスマ音楽家を目の当たりにするチャンスでもある。今回は墨田区のシンボルである葛飾北斎に注目し、有名な「神奈川沖浪裏」(北斎の描く“波”)をモティーフにした作曲コンクールも同時開催。選ばれた作品がコンサートで初演されるのも大きなニュースになるだろう。ぜひ、ジョヴァンニ・ソッリマという演奏家の名前、そのすごさを記憶に刻み込んでいただけますよう。第45回 日本フィル夏休みコンサート2019「クラシック・デビュー」「バレエ・デビユー」をぜひファミリーで!文:室田尚子7/20(土)~8/24(土) 東京・千葉・神奈川・埼玉・京都問 日本フィル・サービスセンター03-5378-5911 https://www.japanphil.or.jp/※会場、開演時間などの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。 日本フィルの「夏休みコンサート」は「初めてクラシックを聴く子どもたちに、家族と一緒に本物のオーケストラを聴いてほしい」という思いから、1975年にスタートした名物シリーズ。40年以上も続いているため、幼少時にコンサートを聴いた人が大人になって自分の子どもを連れて来るというケースも増えているそうで、世代を超えて愛される好企画だ。 45回目を迎える今年は、7月から8月にかけて東京、千葉、神奈川、埼玉、京都をまたぐ全18公演を予定。全体は三部構成で、第1部はチャイコフスキーのバレエ『眠りの森の美女』からのワルツで幕を開け、日本オーストリア友好150周年のアニヴァーサリー・イヤーである年にふさわしく、J.シュトラウスⅡのポルカやマーチが演奏される。第2部はプロコフィエフのバレエ『シンデレラ』をスターダンサーズ・バレエ団が華麗に舞う。そして第3部「みんなでうたおう!」では、定番となっている〈さんぽ〉や〈勇気100%〉のほか、第2部の『シンデレラ』に登場する12時の鐘の音を鳴らす時計に合わせて〈大きな古時計〉を客席も一緒に声を合わせて歌う。指揮は若手のホープである永峰大輔。お話と歌は、NHK「歌のおねえさん」出身の江原陽子と、同じく「歌のおにいさん」として人気を博した速水けんたろうが交代で務める。 充実した選曲と練り上げられたパフォーマンスは、子どもたちの「クラシック・デビュー」「バレエ・デビュー」にぴったりの内容だ。ぜひ親子で足を運んでほしい。スターダンサーズ・バレエ団 ©Takashi Hiyama(A.I Co.,Ltd.)速水けんたろう江原陽子永峰大輔ジョヴァンニ・ソッリマ ©2012 Almendra Music

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