eぶらあぼ 2019.1月号
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155コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL■「メセナアワード2018」贈呈式 企業メセナ協議会が主催する「メセナアワード2018」の贈呈式が11月29日に都内で行われた。本賞は、企業による芸術・文化を通じた社会創造の観点で特に優れた活動を顕彰するもの。 音楽関連では、アコム株式会社の「『笑顔のおてつだい』バリアフリーコンサート アコム“みる”コンサート物語」が優秀賞〈みんな笑顔で賞〉を受賞した。同プロジェクトは、社会貢献活動として1994年に始まり、2000年からは障がい者も楽しめるよう配慮をしたバリアフリーコンサートとして全国各地で開催。「生演奏」によるコンサートと、名作童話を演目とした「影絵劇」の二部構成で、地域住民を無料招待している。「長年にわたり健常者と障がい者が一つになれる鑑賞機会を創出し、心豊かな文化を発信している」ことが高く評価された。同社の木下政孝・代表取締役副社長は「24年間にわたり、すべての都道府県でコンサートを行ってきました。道のりは平坦なものではありませんでしたが、今回賞をいただいて、本当にやり続けて良かったと実感し、大変うれしく思っています」と語った。企業メセナ協議会https://www.mecenat.or.jp/■ピアノスタジオノア駒沢店がリニュー アルオープン ピアノスタジオノア駒沢店が11月25日にリニューアルオープンした。東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩2分、国道246号線沿いにある好立地のピアノ練習スタジオ。コンパクトながらも良い響きをもつアップライトピアノ常設スタジオ2部屋が増設され、ルームアンビエンスを大切にしたグランドピアノ常設スタジオ2部屋とあわせて計4部屋の施設へとリニューアルされた。ピアノソロからアンサンブル、ピアノ個人練習やレッスンなどにも最適な施設となっている。ピアノスタジオノア駒沢店http://www.grandpiano.jp/komazawa/■訃報:ヨセフ・モルナール氏 ハープ奏者で声楽家でもあったヨセフ・モルナール氏が11月21日、老衰のため東京都内で死去した。89歳。オーストリア出身。元・ウィーン少年合唱団団員で、ウィーン音楽院で学んだ後1952年に来日。NHK交響楽団のメンバーとして活動するかたわら、東京藝術大学や桐朋学園などで後進を育成、日本ハープ協会の会長も務めるなど「日本のハープ界の父」と呼ばれた。軽井沢 ミュージック サマースクール、草加国際ハープフェスティバルを創立し、音楽監督も務めた。 『光と波〜ヨセフ・モルナールの芸術』『モルダウ〜ヨセフ・モルナールの芸術Ⅱ』(いずれもマイスター・ミュージック)などのCDがある。■訃報:佐山雅弘氏 ジャズ・ピアニストの佐山雅弘氏が11月14日に死去した。64歳。国立音楽大学作曲科在学中から音楽活動を開始して注目され、ピアニストとしてのみならず作・編曲家としても高い評価を受け、コンサートやテレビ番組の音楽監督も手掛けるなど、ジャズだけでなくロックやポップなど幅広いジャンルで活躍した。音楽グループ・PONTA BOXのメンバーとして活動し、「モントルー・ジャズフェスティバル」をはじめとするジャズフェスティバルに出演し、日本を代表するミュージシャンとしての地位を不動のものにした。開館当初からミューザ川崎シンフォニーホールのホールアドバイザーを務め、人気企画「ジャズピアノ6連弾」「オーケストラで楽しむ映画音楽」「サマーナイト・ジャズ」など、ジャズを軸とした人気企画を多数プロデュースした。アコム株式会社関係者写真提供:公益財団法人企業メセナ協議会

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