eぶらあぼ 2018.12月号
96/223

9393神林あゆみ(ソプラノ) CD『Crystal Fairy』発売コンサート透明感あふれる美声で届ける唯一無二のクラシカルクロスオーバー文:東端哲也 清楚な歌声を持ち、クラシックからジャンルを超えてポップスやジャズ、ボサノヴァなど幅広いレパートリーを歌いこなし、ポールダンス、フラメンコ、ベリーダンスとのコラボも展開。2013年からはクラシカルクロスオーバーに傾倒して活躍中のハイブリッドなソプラノ、神林あゆみ。デビュー・アルバム『Crystal Fairy』では、ビゼー《カルメン》やドニゼッティ《ランメルモールのルチア》などの有名オペラ・アリアをダークでアンビエントなサウンドにのせて歌い上げ、ドヴォルザーク「スラヴ舞曲集第2集2番」などの作品にオリジナルの歌詞を付けて独自の世界観を紡ぎ出し、注目を集めた。そんな彼女が来年1月、ラグジュアリーな雰囲気と美しい響きに定評のある銀座のヤマハホールに登場。同アルバム収録曲であるグリーグ〈ソルヴェイグの歌〉やJ.S.バッハ〈G線上のアリア〉(※ヴァイオリンの旋律をヴォカリーズで歌唱)をはじめとするクラシックの名曲たちを、ストリングスを加えた編成で華麗に披露する。プーランクへのオマージュを込めた〈Portrait〉やポジティヴなパワー溢れる〈Anastasis〉などのオリジナル曲(※作詞は彼女自身)が、作曲者である保坂修平のピアノ演奏を交えてステージでどう再現されるのかも楽しみだ。〈雪の結晶〉の作曲者であるピアニストのSAKURAKOなどゲストにも期待が高まる。加えて夏に初舞台を踏んだ『阿修羅~浮き草稼業の女』の主題歌〈あの日から〉など新曲披露も嬉しい。クリスマス・オルガン・コンサート クリスマスはオルガンだ! 2018聖夜に響くオルガンと金管の妙なる調べ文:笹田和人12/21(金)19:00、12/22(土)14:00 愛知県芸術劇場コンサートホール問 愛知県芸術劇場052-971-5609 http://www.aac.pref.aichi.jp/gekijyo/ 温かくてダイナミックなパイプオルガンの調べこそ、聖夜に聴くのに最も相応しい。愛知県芸術劇場コンサートホールの好評シリーズ「クリスマス・オルガン・コンサート」が、ホールのリニューアルに伴う休止を経て、2年ぶりに“復活”へ。このステージは、地元・豊田市出身で、11月に同劇場オルガニストに就任した、都築由理江のデビュー公演ともなる。 同ホールのオルガンは、ドイツ・ベルリンのカール・シュッケ社が製作した、パイプ総数6883本を誇る国内最大級の楽器。このシリーズでは、そのダイナミックで表現力に富んだ音色を、異なる楽器との共演などを通じて堪能させてきた。東京藝大・同大学院からウィーン国立音大に学んだ都築は昨年、イタリアのピストイアで開催された第5回アガティ・トロンチ国際オルガンコンクールで、2位入賞を果たした、気鋭の実力派だ。 今回は、新日本フィルハーモニー交響楽団の首席トランペット奏者、服部孝也が共演。エベン「金の窓」やシャルパンティエ「テ・デウム」から前奏曲などを、たおやかなオルガンの響きをバックに、輝かしい音色で披露する。もちろん、バッハ「主よ、人の望みの喜びよ」やブクステフーデ「暁の星のいと美しきかな」、シューマン「バッハの名による6つのフーガ」から第1番など、オルガンのソロも堪能できる。 また、2月8日には同ホールで、ロシアの名門・サンクトペテルブルク音楽院のオルガン学部長を務め、国際的に活躍する名手、ダニエル・ザレツキーを迎えての「バレンタイン・オルガンコンサート」も開かれる。2019.1/13(日)14:00 ヤマハホール問 オフィスnekogorohttp://www.ayumikanbayashi.com/※上記ウェブサイトのコンタクトページよりお問い合わせください。CD『Crystal Fairy』Pastel Blue LabelPOCS-1727 ¥2778+税服部孝也2016年の公演より ©中川幸作都築由理江

元のページ  ../index.html#96

このブックを見る