eぶらあぼ 2018.11月号
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120新潟市民芸術文化会館 主催公演〒951-8132 新潟県新潟市中央区一番堀通町3番地2 http://www.ryutopia.or.jpお問合せ・ご予約:りゅーとぴあチケット専用ダイヤル025-224-5521主催:公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団りゅーとぴあオンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/(11:00~19:00 休館日を除く)“りゅーとぴあ”今月の聴きもの 1858年に結ばれた日米修好通商条約により、函館・横浜・神戸・長崎と共に、本州日本海側で唯一、新潟港の開港が決まりました。これが世に言う“開港5港”。函館・横浜・長崎に続いて1860年1月1日に開港される予定だった新潟港は、信濃川河口の水深が浅かったため大型船が接舷(せつげん)できず、また、北越戊辰戦争の影響もあって、実際に開港できたのは9年後、1869年1月1日でした。 その約半年前、1868年6月21日に遠くミュンヘンのバイエルン宮廷歌劇場において一つの傑作が世に送り出されました。この日、ハンス・フォン・ビューローの指揮により初演されたのが、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」です。幕が下りると同時に客席から大歓声が巻き起こり、国王ルートヴィヒ2世に並んで貴賓席にいたワーグナーは、手すりに進み出て歓呼を受けたとのこと。もし新潟の人が当時、彼の地の大喝采を知り得ていたなら、やがて新潟港にほど近い場所にドイツ領事館が設立された際、記念式典で賑々しく「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲が演奏されていたことでしょう。祝祭的な雰囲気は、華やかな場にぴったりです。 地方都市でワーグナーの楽劇が上演されることはなかなかありませんが、12月2日(日)第111回東京交響楽団新潟定期演奏会で、音楽の持つ魔力とそれがもたらす陶酔を味わうことができます。指揮は名匠・飯守泰次郎。150年続いてきた喝采を、新潟のりゅーとぴあで。(事業企画部H) ●りゅーとぴあ・1コイン・コンサート Vol.99 「奥深い音色“チェロ”」12/5(水)11:30 コンサートホールチェロ=新倉 瞳ピアノ=佐藤卓史エルガー/愛の挨拶サン=サーンス/白鳥ラフマニノフ/ヴォカリーズ ほか全席自由 ¥500 ※チケットレス 当日会場にてお支払いください。佐藤卓史©Takaaki Hirata新倉 瞳●山本真希オルガンリサイタルシリーズ グレンツィングオルガンの魅力 No.25 バッハ<後編>~ケーテン、ライプツィヒ時代~11/10(土)17:00 コンサートホールオルガン=山本真希 カウンターテナー=藤木大地合唱= 新潟市ジュニア合唱団J.S.バッハ/G線上のアリア      幻想曲とフーガ ト短調 BWV542      カンタータ第170番より 第1曲       「満ち足りた安らぎ、いとしい魂の喜びよ」 ほか全席自由 ¥2,000藤木大地山本真希●第111回新潟定期演奏会/東京交響楽団12/2(日)17:00 コンサートホール指揮= 飯守泰次郎チェロ=ウェンシン・ヤンシューマン/ チェロ協奏曲 イ短調 op.129ワーグナー/ 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲 楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死 歌劇「タンホイザー」序曲S¥7,000 A¥6,000 B¥5,000 C¥3,000 D¥2,000ウェンシン・ヤン©www.wildundleise.de飯守泰次郎©Akira Muto●りゅーとぴあ★オルガン・クリスマスコンサート 201812/13(木)19:00 コンサートホールソプラノ=鷲尾麻衣 サックス=平野公崇オルガン=山本真希シューベルト/アヴェ・マリア 山下達郎/クリスマス・イブJ.S.バッハ/目覚めよと呼ぶ声がして BWV645 ほか全席指定 ¥3,000 高校生以下¥1,500 ペア席¥5,000※全席ドリンクサービス付き●本間 優ピアノ・リサイタル12/3(月)19:00 りゅーとぴあ スタジオAピアノ=本間 優、中川賢一ベートーヴェン/ ピアノソナタ 第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」チャイコフスキー/ ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 op.23(2台ピアノ版) ほか全席自由 ¥3,000本間 優●外山裕介ユーフォニアム・リサイタル12/6(木)19:00 りゅーとぴあ スタジオAユーフォニアム=外山裕介ピアノ=浅野和子J.S.バッハ/パルティータ イ短調 BWV1013スパーク/ユーフォニアム協奏曲 第1番 ほか全席自由 ¥1,500外山裕介りゅーとぴあアウトリーチ事業第3期登録アーティスト連続リサイタル山本真希©星野謙一平野公崇©ノザワヒロミチ(CAPSULEOFFICE)鷲尾麻衣

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