eぶらあぼ 2018.10月号
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コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL137常任指揮者 シルヴァン・カンブルランお申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時~18時/年中無休) 0570‒00‒4390 https://yomikyo.or.jp/世界の巨匠や豪華ソリストが次々と登場! 12月までのチケット(1回券)、絶賛発売中。エマニュエル・パユ©Hiro Isaka◆アダムズの衝撃作 「シティ・ノワール」11/28(水)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,000指揮:デニス・ラッセル・デイヴィスフルート:エマニュエル・パユハープ:マリー=ピエール・ラングラメモーツァルト/フルートとハープのための協奏曲アダムズ/シティ・ノワール 他デニス・ラッセル・デイヴィスⒸ読響◆情熱のシベリウス11/23(金・祝)14:00 横浜みなとみらいホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮:デニス・ラッセル・デイヴィスチェロ:ハリエット・クリーフエルガー/チェロ協奏曲シベリウス/交響曲第1番 他ジョヴァンニ・アントニーニ©David Ellis◆鬼才アントニーニの「軍隊」 自らリコーダーも披露!10/20(土)、21(日)14:00東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥4,000指揮 & リコーダー:ジョヴァンニ・アントニーニマンドリン:アヴィ・アヴィタルヴィヴァルディ/マンドリン協奏曲、リコーダー協奏曲ハイドン/交響曲第100番「軍隊」 他諏訪内晶子©吉田民人◆カンブルラン × 諏訪内晶子9/28(金)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,000指揮:シルヴァン・カンブルランヴァイオリン:諏訪内晶子シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲 第1番ハース/静物ラヴェル/ラ・ヴァルス 他ヴィクトリア・ムローヴァ©Foto Puck◆“ヴァイオリンの女王” ムローヴァが登場10/16(火)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮:ジョヴァンニ・アントニーニヴァイオリン:ヴィクトリア・ムローヴァベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲       交響曲第2番 他鈴木雅明©Marco Borggreve◆巨匠・鈴木雅明と RIAS室内合唱団が共演10/26(金)19:00 サントリーホールS¥9,500 A¥7,500 B¥6,000 C¥4,500指揮:鈴木雅明 合唱:RIAS室内合唱団ソプラノ:リディア・トイシャーテノール:櫻田 亮モーツァルト/交響曲第39番メンデルスゾーン/オラトリオ「キリスト」、 詩篇第42番 他≪2018年9月~11月の聴きどころ≫ 9月28日は20~21世紀の4作品が並ぶ、「死と破壊」をテーマとしたカンブルラン渾身の一夜。03年にカンブルランが世界初演を手がけたハース「静物」では、絶え間なく続く巨大音響が、客席を震撼させる。この衝撃、是非ライヴで体感を! メインのラヴェル「ラ・ヴァルス」は、カンブルランにとって極めて特別な作品。一時代の崩壊を暗示するだけでなく、聴く者に時代の終焉や人間の死について想起させ、胸をえぐるような演奏になるだろう。 10月は古楽界で活躍する二人の指揮者が登場。まずは、イタリア古楽界の鬼才アントニーニが20年振りに来日し、2プログラムを披露する。過激な鋭角系古楽アンサンブルとして“革命”をもたらした“イル・ジャルディーノ・アルモニコ”の創設者であり、欧州で注目を浴びるカリスマ。ベルリン・フィル、シカゴ響など一流のモダン・オケにも客演を重ねている。16日には、ベルリン・フィルとの演奏でも切れ味鋭い解釈で話題を呼んだベートーヴェンの交響曲第2番を指揮。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲では“女王”ムローヴァが共演する。アントニーニ&“イル・ジャル”とのヴィヴァルディが絶賛されるなどバロック音楽にも造詣が深い現代最高峰の名手だ。彼女の深化した音楽性を味わいたい。20、21日のメインはハイドン「軍隊」。アントニーニは、現在ハイドン生誕300年の2032年に向け、その全交響曲を録音するというウルトラ企画を進行中。録音も楽しみだが、久しぶりの来日機会なので、録音とは一味違うライヴならではのスリリングな演奏を楽しみたい。また、ヴィヴァルディで自ら演奏するリコーダー独奏にも注目だ。さらに、ヴィヴァルディとJ.S.バッハの協奏曲では、“マンドリンのプリンス”アヴィタルが共演。マンドリン奏者として史上初めてグラミー賞を受賞した実力派は、その超絶技巧で楽器の概念を覆すことだろう。26日は、世界的マエストロ鈴木雅明が15年ぶりに読響に登場。“J.S.バッハの世界的権威”として名声を得ると同時に、ニューヨーク・フィルなども指揮し、9月下旬にはバイエルン放送響にもデビューを果たす。近年特に力を注いでいるメンデルスゾーン作品で荘厳な世界を築く。合唱はベルリンを拠点とし、世界最高峰と呼び声高いRIAS室内合唱団。多くの巨匠を虜にしてきた透明度抜群の極上のハーモニーは、会場を幸せな雰囲気で満たすことだろう。深い見識に裏付けられた鈴木のタクトと高次元の邂逅による興奮に酔いしれたい。 11月はアメリカの名匠D.R.デイヴィスが、2プログラムを披露。シベリウス若き日の秀作、交響曲第1番や、アダムズ「シティ・ノワール」などを振る。

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