eぶらあぼ 2018.9月号
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Presented by Fukui Prefectural Organization for Cultural Promotionの講座だが、それがあることで、研修の締めとなる公演鑑賞をより楽しめるようになる。「聴き方が変わった」「演奏を楽しめた」と参加者の反応はすこぶる上々だ。 なお研修費は公演鑑賞まで含めての額が、一番高い公演料金の半額に設定されている。企業が研修費を全額負担するのももちろんよいが、ホールとしては研修生の一部費用負担を推奨。「意欲をもって参加してもらえたら」という意図がある。次回は10月、オペラ公演 第2回の研修は秋に開催。鑑賞公演はオペラというから何とも太っ腹な研修だ。2015年に観客を魅了した名門ブルガリア国立歌劇場オペラを、再びハーモニーホールふくいで観ることができるというのだから見逃せない。演目は人気オペラのひとつであるビゼー《カルメン》。劇場総裁プラーメン・カルターロフによる演出と、ブルガリアが世界に誇る美しい“ブルガリアン・ヴォイス”による圧巻の舞台を堪能できる。 さらに嬉しいニュースも。オペラの指揮を務める原田慶太楼が、この研修にゲストで登場するという。オペラの舞台裏など、興味深い話もいろいろ飛び出しそうだ。 職場の上司や部下、また懇意にしている取引先を誘って、いつもとは違うコミュニケーションを図ってみてはいかがだろう。文:編集部ビジネスパーソンのためのクラシック音楽アカデミー対象公演第2回 ブルガリア国立歌劇場 オペラ《カルメン》原田慶太楼(指揮)10/10(水)18:30 第3回 ニューイヤーコンサート2019ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団2019/1/14(月・祝)15:00 第4回 ロベルト・フォレス・ベセス指揮 NHK交響楽団ピアノ:ソン・ヨルム2019/2/2(土)16:00 会場:ハーモニーホールふくい問 ハーモニーホールふくい0776-38-8282 https://www.hhf.jp■原田慶太楼1985年東京生まれ。17歳で単身渡米。指揮をフレデリック・フェネルに師事、指揮法をロシアのサンクトペテルブルクで学ぶ。2006年、21歳のときにモスクワ交響楽団でデビュー、2011年にはオペラ・デビューを果たす。2015年よりシンシナティ交響楽団およびシンシナティ・ポップス・オーケストラのアソシエイト・コンダクターに就任。若手カリスマ指揮者として期待されている。《参加者の声》ビジネスパーソンのためのクラシック音楽アカデミー 第1回参加者45人• とてもわかりやすい内容だった。またこのような企画をしてほしい(60代男性・会社社長)• 公演で演奏する曲の解説を聞けたことで、今までとは違い、より深く公演を楽しめた(40代女性・管理職)• 大変わかりやすい講座で、あっという間の40分だった。会社の経費負担にも満足している(20代女性・新人)• ベテランが若手を連れてくるようになればもっと良いと思う(40代女性)• 次回もまた参加したい(50代男性・会社社長)• 今後はクラシックの歴史や種類などについても聞いてみたい(40代男性・管理職)ラウンジではコーヒーを楽しみながら、名刺交換会研修の締めは、世界一流の演奏で音楽講座はわかりやすいと好評第1回の研修では、40~50代の管理職クラスの姿が多く見受けられた

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