eぶらあぼ 2018.9月号
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116常任指揮者 シルヴァン・カンブルランお申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時~18時/年中無休) 0570‒00‒4390 https://yomikyo.or.jp/世界の巨匠や豪華ソリストが次々と登場! 12月までのチケット(1回券)、絶賛発売中!ピョートル・アンデルシェフスキ©Simon Fowler◆至高の「ロマンティック」9/21(金)19:00 サントリーホール9/23(日・祝)14:00 横浜みなとみらいホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮=シルヴァン・カンブルランピアノ=ピョートル・アンデルシェフスキモーツァルト/歌劇「後宮からの誘拐」序曲      ピアノ協奏曲第24番ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」シルヴァン・カンブルラン©読響◆名匠カンブルランの 《情熱のチャイコフスキー》9/15(土)、16(日)14:00 東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥4,000指揮=シルヴァン・カンブルランチェロ=アンドレイ・イオニーツァチャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲        交響曲第4番 他ジョヴァンニ・アントニーニ©David Ellis◆鬼才アントニーニの「軍隊」 自らリコーダーも披露!10/20(土)、21(日)14:00東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥4,000指揮 & リコーダー=ジョヴァンニ・アントニーニマンドリン=アヴィ・アヴィタルヴィヴァルディ/マンドリン協奏曲、リコーダー協奏曲ハイドン/交響曲第100番「軍隊」 他諏訪内晶子©吉田民人◆カンブルラン × 諏訪内晶子9/28(金)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,000指揮=シルヴァン・カンブルランヴァイオリン=諏訪内晶子シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲 第1番ハース/静物ラヴェル/ラ・ヴァルス 他ヴィクトリア・ムローヴァ©Foto Puck◆“ヴァイオリンの女王” ムローヴァが登場10/16(火)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮=ジョヴァンニ・アントニーニヴァイオリン=ヴィクトリア・ムローヴァベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲       交響曲第2番 他鈴木雅明©Marco Borggreve◆巨匠・鈴木雅明と RIAS室内合唱団が共演10/26(金)19:00 サントリーホールS¥9,500 A¥7,500 B¥6,000 C¥4,500指揮=鈴木雅明 合唱=RIAS室内合唱団ソプラノ=リディア・トイシャーテノール=櫻田 亮モーツァルト/交響曲第39番メンデルスゾーン/オラトリオ「キリスト」、 詩篇第42番 他≪2018年9月~10月の聴きどころ≫ カンブルランの常任時代が、いよいよラストへと迫ってきた。この9月の3プログラムを終えると、次は最終回の3月となる。もう、これから先の全ての演奏会が、カンブルラン&読響時代の集大成を表すものになるだろう。15、16日は〈チャイコフスキー・プログラム〉。昨年2月に交響曲第5番で絶賛されたカンブルランが、今回は交響曲第4番などを指揮し、色彩感あふれるサウンドを引き出し、詩情に富んだチャイコフスキーを築き上げる。「ロココ風」では、15年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝したイオニーツァが超絶技巧を披露する。「10年に一人の逸材」とニューヨーク・タイムズ紙に絶賛されるなど、今最も注目を浴びている若手の才気煥発ぶりに、ご期待を。21、23日はブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を指揮。読響とのブルックナー演奏では常に新たな発見や驚きを与えてきたカンブルラン。今回も「スクロヴァチェフスキさんとは異なったアプローチで挑み、新たな可能性を提示したい」と意気込みを語っている。珍しい1888年稿のコーストヴェット版を使用することも、早くもブルックナー・ファンの注目を集めている。前半には、深い音楽性を追求し続けている鬼才アンデルシェフスキが共演。自作のカデンツァも含め、独創的な解釈で会場を沸かせるだろう。28日はペンデレツキ、ラヴェルら20世紀の作品で構成された「死と破壊」がテーマのプログラム。ハース「静物」は、2003年ドナウエッシンゲン音楽祭でカンブルランが世界初演を手がけた作品で、絶え間なく続く破壊的な巨大音響が衝撃として空間を支配する。シマノフスキの協奏曲では、世界的ヴァイオリニストの諏訪内晶子が共演。世界各地で活躍する彼女は近現代音楽の演奏にも定評がある。二人の才能が作り出す、陶酔的な美の世界に酔いしれたい。 10月は古楽界で活躍する二人の指揮者が登場。前半は古楽団体“イル・ジャルディーノ・アルモニコ”を率いる鬼才アントニーニが二つのプログラムを披露。16日にはベルリン・フィルとの名演も話題を呼んだベートーヴェンの交響曲第2番などを振る。ベートーヴェンの協奏曲では“ヴァイオリンの女王”ムローヴァが共演。20、21日は、ハイドン「軍隊」で鮮烈にオーケストラを鳴らし、ヴィヴァルディでは自らリコーダーも演奏する。ヴィヴァルディとJ.S.バッハの協奏曲では、アヴィタルがマンドリンの概念を覆す超絶技巧を披露。26日は、世界的マエストロの鈴木雅明が15年ぶりに読響の指揮台に立ち、ベルリンを拠点とする世界最高峰の合唱団RIAS室内合唱団が、透明度抜群の歌声で極上のハーモニーを作り出す。

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