eぶらあぼ 2018.4月号
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38池袋の東京芸術劇場も会場に加わり、池袋エリアと丸の内エリアで開催! 今年から「ラ・フォル・ジュルネ」が生まれ変わる。正式名称を「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」とリニューアルし、従来の会場である東京国際フォーラムを中心とした丸の内エリアに加えて、東京芸術劇場、池袋西口公園、南池袋公園の池袋エリアが開催地に加わることになった。東京芸術劇場で有料公演の会場となるのは、コンサートホール(大ホール)とシアター・イースト、シアター・ウエストの3ヵ所。丸の内エリアと池袋エリアは地下鉄有楽町線一本で結ばれる。たとえば日中は丸の内エリア、夜は池袋エリアといったように、両会場をハシゴすることで、音楽祭の楽しみ方に新たな広がりが生まれるのではないだろうか。 また、今回から電子チケット「Quick Ticket」の導入や、佐藤可士和デザインによる新ロゴマークの採用、「俺のフレンチ」とのコラボレーションによるオリジナル・フードメニュー販売等の新機軸も打ち出されている。ルネ・マルタンが語る今回のテーマ さて、今回の音楽祭のテーマは「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。革命や戦争など、さまざまな理由で祖国を離れ、外国へ移住した作曲家たちが主役となる。実はこのテーマ、すでに4年前から発表されていたものだが、当時は「亡命(exile)」と発表されていた。今回のテーマについて、この音楽祭の生みの親であるアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンに話を聞いた。 「最初にこのテーマを思いついた頃は、まだ悲劇取材・文:飯尾洋一5/3(木・祝)〜5/5(土・祝)丸の内エリア(東京国際フォーラム、大手町・丸の内・有楽町 他)池袋エリア(東京芸術劇場、池袋西口公園、南池袋公園 他)ルネ・マルタンが案内する“新モンド・ヌーヴォーしい世界”
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