eぶらあぼ 2018.4月号
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171コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPALるフェスティバル・オーケストラ公演(6/30)、鈴木優人指揮BCJによるモーツァルト《劇場支配人》《バスティアンとバスティエンヌ》の二本立て(7/1)、福田進一&大萩康司のギター・デュオ(6/28)、ジョアン・ラン(ソプラノ)と鈴木優人(フォルテピアノ)によるドイツ・リート(6/29)、森下がピアノ・ソロを務め、鈴木優人率いるアンサンブル・ジェネシスと共にフランス音楽をとりあげる「ヴェルサイユの光と影」(6/30)、レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)の無伴奏リサイタル(7/1)など。そのほか、キッズ向け公演、無料のオープンステージ、野外コンサートなどが市内各所で行われ、街全体が音楽であふれる8日間となる。調布国際音楽祭http://chofumusicfestival.com/■いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭 2018開催 4月28日〜5月5日に、金沢を中心に北陸三県で開催される「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2018」の記者会見が、2月20日に都内で開催された。同音楽祭は、2016年まで行われていた「ラ・フォル・ジュルネ金沢」の終了に伴って17年にスタートし、今年が2回目となる。昨年の来場者数は約11万人。 チーフ・フェスティバル・アドバイザーを務める作曲家の池辺晋一郎が音楽祭への期待を語った。 「私自身、北陸地域とは非常に関わりが深く、オーケストラ・アンサンブル金沢(以下OEK)のコンポーザー・イン・レジデンスなどを務めてきました。金沢で音楽祭を開催すると、地元の伝統が色濃く反映され、他の街とはひと味もふた味も違うものになる。今年は『モーツァルト+ウィーン』がテーマですが、何とか楽しいものにして定着させ、全国区の音楽祭にしたい」 今回の音楽祭には4つのオーケストラが出演する。地元のOEKのほか、紀尾井ホール室内管弦楽団(以下KCO)が初参加。海外からはザルツブルク・モーツアルテウム管弦楽団(以下MOS)、アマデウス室内オーケストラの2団体が招聘されており、ウラディーミル・アシュケナージ指揮OEKの「ジュピター」(5/3)、リッカルド・ミナーシ指揮MOSの「ハフナー」(5/5)、広上淳一指揮KCOの交響曲第40番(5/3)など注目公演が並ぶ。ソリストは、森麻季(ソプラノ)、辻井伸行(ピアノ)、ヴェンツェル・フックス(クラリネット)など。室内楽やソロでは、ペーター・レーゼル(ピアノ)のリサイタル(5/3)、フックスとMOSメンバーによるクラリネット五重奏曲(5/4)など多彩なラインナップが揃った。そのほか、舘野泉(ピアノ)出演の「左手のピアニズム(5/5)、能楽師の渡邊荀之助らがオペラ《皇帝ティートの慈悲》を舞うユニークな公演(5/4)や、ダンサーの田中泯がモーツァルトを踊る公演(5/2〜4)も注目を集めそうだ。また、市民オーケストラの祭典、地元の合唱団や国内外の吹奏楽団などが出演する参加型プログラムも多数予定されている。いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭http://www.gargan.jp/■「山田和樹 アンセム・プロジェクト」 記者会見 2月20日に東京オペラシティ コンサートホールで行われた山田和樹指揮 東京混声合唱団(以下東混)による公演「音楽で描く世界地図 アンセム(愛唱歌)プロジェクト Road to 2020」の開演に先立ち、山田やプロジェクト関係者が記者会見を行った。 「山田和樹 アンセム・プロジェクト」は、世界の国歌や“第2の国歌”のような位置づけで親しまれている各国の愛唱歌(アンセム)を演奏会、録音、楽譜などで遺していこうという試み。編曲は、信長貴富をはじめ5人の作曲家が担当する。公演を主催するジャパン・アー会見から 前列左より:舘野 泉、前田利祐(音楽祭実行委員会会長)、池辺晋一郎 後列左より:佐藤陽子(紀尾井ホール室内管弦楽団事務局)、山田正幸(音楽祭チーフ・プロデューサー)、三国 栄(音楽祭実行委員会会員)Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE会見から 左より:二瓶純一(ジャパン・アーツ取締役社長)、松下久昭(キングレコードプロデューサー)、益滿行裕(日本フィルハーモニー交響楽団企画制作部長)、山田和樹、信長貴富(作曲家・編曲監修)、村上満志(東京混声合唱団事務局長)、佐々木通和(東京ハッスルコピー取締役事業統括)、新居隆行(全音楽譜出版社出版部長)Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE

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