eぶらあぼ 2018.4月号
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170います。今回は“精神的な亡命”も扱うことで、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンなどの作品もとりあげます」とテーマについて説明した。 新しく会場として池袋が加わることについては「今回、有楽町と池袋が会場になるということで、様々な案を検討中。メイン会場は2ヵ所だが、1つの音楽祭としてたくさんの人に行き来してもらい公演を楽しんでもらえれば」と語った。ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018http://lfj.jp/■調布国際音楽祭2018 記者会見 6月24日〜7月1日に開催される「調布国際音楽祭2018」の会見が2月14日に行われ、同音楽祭エグゼクティブ・プロデューサーの鈴木優人、アソシエイト・プロデューサーの森下唯、コミュニケーション・アドバイザーの平野敬子、調布市文化・コミュニティ振興財団常務理事の吉田育子らが登壇した。 同音楽祭は、2013年から「調布音楽祭」の名でスタートし、昨年「調布国際音楽祭」と改称。「バッハの演奏」「アートとの連携」「次世代への継承」の3つをテーマとしている。 鈴木は6年目の意気込みを以下のように述べた。 「この音楽祭は、調布市とバッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)との相互協力に端を発しています。バッハの音楽の懐の広さと深さをみなさんで再認識する――それがブレないテーマです。さまざまなアートから力をもらって調布から音楽のパワーを出していきます。また、市内にある桐朋学園大学など多くの教育機関で学んでいる次世代に音楽をつないでいきたい」 主なプログラムは、同音楽祭監修の鈴木雅明が振■ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018詳細 発表! 5月3日〜5日に開催される「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2018」の詳細が都内で行われた記者会見で発表された。14回目を迎え、従来の会場である東京国際フォーラムを中心とした丸の内エリアに、東京芸術劇場、池袋西口公園、南池袋公園を会場とした池袋エリアも開催地として加わる。 今年のテーマは「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。有料公演数は昨年を上回り、佐藤可士和によるロゴデザインの一新、「Quick Ticket(電子チケット)」の導入など「新しい」ことが目白押し。 ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)TOKYO運営委員長でKAJIMOTO社長の梶本眞秀は「LFJは、常に音楽提供の実験室で有り続けるべき。今回も新しい試みがたくさんあるので、進化の様子を感じていただけると思います。ぜひ皆様には有楽町と池袋で公演をハシゴしていただきたい」と今回の開催についてコメントした。 豊島区長の高野之夫は「池袋が第2の会場として開催されることは非常にビッグなニュース。ルネ・マルタンさんに池袋は大きく可能性がある街と言っていただけてとても嬉しい。今後は世界へ文化や音楽を発信できるようにしたい」と述べた。 LFJアーティスティック・ディレクターであるルネ・マルタンは「今日、難民や亡命という問題がここまで深刻になっていて、テーマの変更も検討しました。しかし、“悲劇”として扱っているとは思ってほしくなかったので『新しい世界へ』ということに。本来、“Exile(亡命)”はフランス語で“故郷を離れる、移住”という意味。19〜20世紀での“亡命”といえば政治的なイメージが強く、そのころ移住・亡命を強いられた作曲家はたくさん2月16日の会見から 左より:後藤泰隆(三菱地所)、廣野研一(東京国際フォーラム)、ルネ・マルタン、小澤弘一(豊島区)、梶本眞秀Photo:M.Otsuka/Tokyo MDE会見から 左より:森下 唯、平野敬子、鈴木優人、吉田育子Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE

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