eぶらあぼ 2018.4月号
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118常任指揮者 シルヴァン・カンブルランお申込み・お問合せ 読響チケットセンター(10時~18時/年中無休) 0570‒00‒4390 http://yomikyo.or.jp/2018-2019シーズン年間会員券、6月までの1回券発売中!クロエ・ハンスリップ©Chloë Hanslip◆華麗なる「展覧会の絵」5/20(日)14:00 横浜みなとみらいホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮=イラン・ヴォルコフヴァイオリン=クロエ・ハンスリップメンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ムソルグスキー(ラヴェル編)/ 組曲「展覧来の絵」 他アルベナ・ダナイローヴァ©Julia Wesely◆ウィーン・フィルの 女性コンマスが共演5/15(火)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,000指揮=ヤデル・ビニャミーニヴァイオリン=アルベナ・ダナイローヴァグラズノフ/ヴァイオリン協奏曲チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」 他イラン・ヴォルコフ©James Mollison◆「不安の時代」&「革命」 20世紀の魂の叫びを聴く!5/30(水)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,000指揮=イラン・ヴォルコフピアノ=河村尚子バーンスタイン/交響曲第2番「不安の時代」ショスタコーヴィチ/交響曲第5番「革命」◆2大バレエ「くるみ割り人形」 & 鮮烈に響く「春の祭典」4/13(金)19:00 サントリーホール4/14(土)14:00 横浜みなとみらいホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮=シルヴァン・カンブルランクラリネット=ポール・メイエチャイコフスキー/ バレエ音楽「くるみ割り人形」からモーツァルト/クラリネット協奏曲ストラヴィンスキー/春の祭典 他◆ロシアの人気協奏曲&交響曲4/28(土)、29(日・祝)14:00 東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C完売指揮=アジス・ショハキモフピアノ=ガブリエラ・モンテーロラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番チャイコフスキー/交響曲第5番 他◆永遠なるマーラー第9番4/20(金)19:00 サントリーホールS¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C完売指揮=シルヴァン・カンブルランアイヴズ/ニューイングランドの3つの場所マーラー/交響曲第9番◆カンブルランの“ベト7”4/7(土)、8(日)14:00 東京芸術劇場S¥7,500 A¥5,500 B¥4,500 C¥4,000(7日C完売)指揮=シルヴァン・カンブルランヴァイオリン=佐藤俊介モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」ベートーヴェン/交響曲第7番 他≪2018年4月~5月の聴きどころ≫ いよいよ任期の最終シーズンを迎える常任指揮者カンブルランが、4月は3つのプログラムを披露する。7、8日にはラモーの「ダルダニュス」組曲やベートーヴェンの交響曲第7番などを指揮。古典派でも高い評価を得ているカンブルランが、躍動感あふれるタクトで音楽の喜びを爆発させる。前半には、今年6月に名門オランダ・バッハ協会の音楽監督に就任する佐藤俊介が、欧州古楽器界でもその名を轟かせる実力を発揮するだろう。13、14日にはチャイコフスキー「くるみ割り人形」とストラヴィンスキー「春の祭典」というロシアの代表的なバレエ音楽で、カンブルランはクリアな響きと鮮烈なリズムを生み出す。世界的クラリネット奏者メイエによるモーツァルトでは、極上の美の世界をご堪能いただきたい。20日にはマーラーが最後に完成させた交響曲第9番で、カンブルラン&読響のマーラー演奏の集大成を飾る。2019年3月のシェーンベルク「グレの歌」へと繋がるプログラムだ。同じく「新しい時代を切り拓いた」作曲家として高く評価するアイヴズを組み合わせた点も心憎い。1回だけのため完売必至。お買い逃しなく。 4月28、29日はベルリン・ドイツ響やドレスデン国立歌劇場管へのデビューを成功させた新鋭ショハキモフが、チャイコフスキー作品などを振る。弱冠21歳でマーラー国際指揮者コンクール第2位に入賞した新星の、思い切りのよいエネルギッシュな指揮に期待が高まる。アルゲリッチも認めた即興の天才モンテーロは、2009年のオバマ大統領就任式典でパールマンやヨーヨー・マと室内楽を演奏したほどの実力者。約20年ぶりの来日に、ピアノファンから熱い注目を浴びている。今回は、ラフマニノフの人気協奏曲で真価を発揮するだろう。 5月15日は、欧米の歌劇場でキャリアを積むイタリアの俊英ビニャミーニがチャイコフスキー「悲愴」に熱い魂を込める。色彩感豊かな美しさをたたえるグラズノフの協奏曲では、ウィーン・フィル史上初の女性コンマスを務めるダナイローヴァが、叙情的な旋律を艶やかな音色で歌い上げる。 5月後半には、アイスランド響の音楽監督などを歴任するイスラエルの鬼才ヴォルコフが読響に初登場。20日は「展覧会の絵」などで独自の読みを見せ、名曲から新たな側面を引き出す。前半には、完璧なテクニックと深い洞察力を持つ実力派ハンスリップが共演し、流麗なソロで聴衆を魅了する。30日は20世紀を生きた二人の作曲家が命をかけて書いた交響曲、バーンスタイン「不安の時代」とショスタコーヴィチ「革命」が並ぶ。激動の時代を生き抜いた両者の魂の叫びを、ヴォルコフが鮮烈なタクトで露わにする。シルヴァン・カンブルラン©読響アジス・ショハキモフ©Iliya Kononovポール・メイエ©Shin Yamagishi佐藤俊介©Yat Ho Tsang
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