eぶらあぼ 2018.1月号
178/183

185コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報ぶらPAL今月の注目公演公演情報熱いラブコールに応えて、2013年に夏の夜を沸かせたステージが、真冬に一夜限りの“復活”。日本ジャズ界が誇るピアノの名手・佐山雅弘を核に、ベース井上陽介、ドラムス大坂昌彦のトリオが、コンサートマスター水谷晃をはじめ、東京交響楽団の精鋭によるTSOスペシャル・ジャズ・オーケストラ、ヴォーカルのCHAKAと共に、スタンダードからポップス、映画音楽まで、多彩かつ魅惑的な旋律を繰り出し、聴衆を酔わせる。極上の美声と共に、新春を慶ぶステージ。これは贅沢だ。テノールの樋口達哉と古橋郷平、バリトンの成田博之と押川浩士、ソプラノの鷲尾麻衣と伊藤晴、そしてメゾソプラノの鳥木弥生と小林由佳。日本のオペラ界を担う気鋭の歌手が一堂に集結、赤星裕子のピアノを伴い、ロッシーニ《セビリアの理髪師》やビゼー《カルメン》、ヴェルディ、プッチーニ、グノーなどの傑作から名アリアを選りすぐり、歌い尽くす。チェロの丸山泰雄が主宰、福島県いわき市を拠点とするヴィルタス・クヮルテット。特別な縁で結ばれた東京・小金井での公演は、「運命の転換点」をテーマに。まずは、ハイドンの第77番「皇帝」とベートーヴェンの第6番、ほぼ40歳違いの2人の大作曲家が、同時期に完成した作品を。20世紀の巨匠ショスタコーヴィチが、自身の音楽家としての足跡を投影した第8番を加えた、3つの弦楽四重奏曲の傑作を弾く。ニューイヤー・オペラ・ガラ・コンサートロマンティック・ナイトヴィルタス・クヮルテット弦楽四重奏の愉しみ:歴史を受け継ぐもの1/20(土)15:00 所沢ミューズ アークホール1/30(火)19:00 ミューザ川崎シンフォニーホール1/24(水)19:00 小金井 宮地楽器ホール(小)ヴァイオリンの渡辺玲子とピアノの江口玲、卓越した音楽性と豊富な経験に裏付けられた2人の名手が、「トーク&コンサートシリーズ」に登場。クライスラー「ウィーン奇想曲」やR.シュトラウス《ばらの騎士》からのワルツなど世紀末ウィーンを起点に、バルトーク「ルーマニア民俗舞曲」で東欧、ラヴェル「ツィガーヌ」のパリ、グリーグのソナタ第3番で北欧と、楽しい話を交えて、壮大な音の旅へと聴衆を誘う。マイ・フィールド 私の人生、私の音楽 第6回渡辺玲子(ヴァイオリン) &江口 玲(ピアノ)1/27(土)15:00 フィリアホール渡辺玲子 ©Yuji Hori江口 玲 ©堀田力丸佐山雅弘 ©青柳 聡次代を担う新星たちが、“いま弾きたい作品”で競演する「ピアノ・エトワール・シリーズ」。33人目には、2012年にカナダ・ホーネンス国際ピアノ・コンクールを制したロシアの俊英、パヴェル・コレスニコフが降臨する。欧州では既に注目の逸材だが、日本では初のリサイタル。ソナタ第4番などシューベルト、「華麗な大円舞曲」をはじめショパンのワルツや即興曲、マズルカにシューマンを配した、独創的な演目に挑む。ピアノ・エトワール・シリーズ vol.33パヴェル・コレスニコフ(ピアノ)1/27(土)15:00 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール©Colin Way鷲尾麻衣樋口達哉 ©Fukaya Yoshinobu常に覇気あふれる快演で、鮮烈な感動を届けてくれる東京ニューシティ管弦楽団。2018年を迎えて最初の定期は、百戦錬磨の名将・秋山和慶の指揮で。国際的に活躍するピアノの花房晴美の日本デビュー40周年を記念、彼女をフィーチャーしてのラヴェルの協奏曲ト長調を軸に、チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」とドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」を組み合わせた、魅力的なプログラムが披露される。秋山和慶(指揮) 東京ニューシティ管弦楽団第116回定期1/27(土)14:00 東京芸術劇場 コンサートホール秋山和慶花房晴美 ©武藤 章

元のページ  ../index.html#178

このブックを見る