eぶらあぼ 2018.1月号
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155コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL曲第1番(18.4/5)。飯森は、ブルックナー交響曲第7番(6/14)、リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」(11/15)、オール・R.シュトラウス・プロ(19.2/14)の他、15年より続くいずみホールでの「ハイドンマラソン」プロジェクト(8年かけてハイドンの交響曲全曲を演奏)を含め8公演を振る。シンフォニー定期演奏会シリーズでは、モーツァルト「ジュピター」を振るキンボー・イシイ(18.10/25)、ブラームスのピアノ協奏曲第2番を振るガエタノ・デスピノーサ(9/13)、ストラヴィンスキー「火の鳥」を披露するミシェル・タバシュニク(19.3/7)など、多彩な客演指揮者が登場。ソリスト陣も、チェロのジャン・ワン(18.7/5)、チェンバロのマハン・エスファハニ(12/6)など豪華な顔ぶれが揃った。 そのほか、楽団が指定管理者として運営に携わる豊中市立文化芸術センターでの名曲シリーズでは、鈴木秀美がベートーヴェン交響曲第8番(5/26)、小泉和裕がブラームス同第4番(9/29)、大友直人がエルガー、ブリテンなどのイギリス・プロ(19.2/2)を披露する。日本センチュリー交響楽団http://www.century-orchestra.jp/■京響が2018年度ラインナップを発表 京都市交響楽団が2018年度の自主公演ラインナップを発表した。常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーの広上淳一は、河村尚子(ピアノ)との共演によるバーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」(18.5/19,5/20)、マーラーの交響曲第7番「夜の歌」(19.3/16,3/17)等7公演を振る。2人の常任首席客演指揮者も、定期演奏会や特別演奏会などに登場。下野竜也がブルックナーの交響曲第1番(リンツ稿・ハース版)(18.7/21,7/22)を、高関健がブリテン「戦争レクイエム」(8/26)を披露する。 定期演奏会の客演指揮者には、レスピーギのローマ三部作を振るダミアン・イオリオ(4/13)、ブラームスの交響曲第4番を振る準・メルクル(9/22,9/23)のほか、ヨエル・レヴィ、アレクサンドル・ラザレフ、マルク・アンドレーエ、秋山和慶など多彩な顔ぶれが並ぶ。ソリストは、ヨゼフ・シュパチェク(ヴァイオリン)、ゲルハルト・オピッツ、小山実稚恵(以上ピアノ)ほか。下野が振る特別演奏会では、シェーンベルクによる、語り・男声合唱と管弦楽のための「ワルシャワの生き残り」(12/27,12/28)が「第九」と共に演奏されるのも注目される。 子どもから大人まで楽しめる親しみやすい内容が特徴の「オーケストラ ディスカバリー2018」シリーズ4公演のテーマは『Bravo! オーケストラ』。広上、高関、下野に加え、園田隆一郎が登場し、チャイコフスキーのバレエ音楽からヴェルディ《アイーダ》凱旋行進曲まで、文字通り管弦楽の醍醐味を体感できるプログラムが組まれている。京都市交響楽団http://www.kyoto-symphony.jp/■大阪フィルが2018/19シーズンライン ナップ発表 大阪フィルハーモニー交響楽団が2018/19シーズン定期演奏会およびベートーヴェン交響曲全曲演奏会のラインナップを発表した。同楽団は、18年4月より現ミュージック・アドヴァイザーの尾高忠明が音楽監督に就任し、新体制がスタートする。 尾高は、シーズン開幕となるブルックナー交響曲第8番(18.4/7,4/8)とエルガー交響曲第1番ほか(19. 1/17,1/18)の2度の定期に登場。そのほか、ダニエーレ・ルスティオーニによるマーラー交響曲第4番(18.5/29,5/30)、桂冠指揮者・大植英次が振るホルスト「惑星」(7/26,7/27)、パスカル・ロフェによるフォーレ「レクイエム」(10/25,10/26)、レナード・スラットキンを迎えてのバーンスタイン「チチェスター詩篇」&コープランド交響曲第3番(19.3/22,3/23)など、バラエティに富んだプログラムとなっている。小林沙羅(ソプラノ)、アンヌ・ケフェレック(ピアノ)、ラデク・バボラーク(ホルン)、神尾真由子(ヴァイオリン)、小菅優(ピアノ)など豪華ソリスト陣との共演も注目される。 一方、11年ぶりの開催となるベートーヴェン交響曲全曲演奏会は、18年5月から12月まで全5回(『第九』のみ2公演)にわたって作曲年代順に演奏され、すべて尾高がタクトを執る。大阪フィルハーモニー交響楽団http://www.osaka-phil.com/■第34回現音作曲新人賞決定 日本現代音楽協会(会長:福士則夫)は、2017年11月17日に〈現音・秋の音楽展2017〉「第34回現音作曲新人賞本選会」(審査員長:南聡、審査員:斉木由美、久留智之)を開催し、応募総数22作の中から譜面審査会で入選した5作品の演奏審査を行った。審査の結果、丹羽菜月の「満たしの“ ”、繋ぎの“ ”」が第34回現音作曲新人賞に選ばれた。また、聴衆賞には久保哲朗の「Relativity by M.C.Escher」が選ばれた。●第34回現音作曲新人賞丹羽菜月「満たしの“ ”、繋ぎの“ ”」演奏:多久潤一朗(フルート) 豊田庄吾(チェロ) 安田結衣子(ピアノ)●入選青島佳祐「弦楽三重奏の為に」キム・ヨハン「Unbeknownst – to」久保哲朗「Relativity by M.C.Escher」

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