eぶらあぼ 2017.9月号
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150150 《後宮からの逃走》では、下野竜也がタクトを振り、オペラと演劇の両分野で活躍するギー・ヨーステンが日本での初演出を担当する。 三島由紀夫の原作を黛敏郎がオペラ化した《金閣寺》は、フランス国立ラン歌劇場との共同制作。宮本亜門の演出で18年春にストラスブール他で世界初演された後、19年2月に日本初演を迎える。指揮は、現代音楽に造詣が深い若手のマキシム・パスカル。 このほか、上記5演目に先行して、2017/18シーズンの掉尾を飾るのは《ローエングリン》(18年2月)と《ノルマ》(同3月)の2演目。《ローエングリン》でタイトルロールを務める小原は、「若杉弘先生の指揮による1979年の上演以来二度目となる演目で選ばれたのは光栄だが、重責を感じる。個人的には、最近『大地の歌』や《フィデリオ》などしっかりとした声が求められる役を歌うことが多く、自分が目標としているジェームズ・キングのレパートリーに似通っているように思うので、彼をイメージしながら歌っていきたい」と意気込みを語った。東京二期会http://www.nikikai.net/■ヤマハがハイエンドのグランドピアノ 「SXシリーズ」を発表 ヤマハ株式会社は、7月25日に都内で新製品記者発表会を行い、グランドピアノの新シリーズ「SXシリーズ」を今年秋以降に発売すると発表した。 「SXシリーズ」は、1982年に発売を開始し、ハイグレードモデルとして30年以上にわたり愛されてきた「Sシリーズ」の後継シリーズで、コンセプトは「伝統と革新の出会い・新しい技術がもたらす時代を超越し■東京二期会が2018/19シーズンライン アップを発表 東京二期会が7月26日に会見を行い、「2018/19シーズンラインアップ」を発表した。 2018/19シーズンに上演予定の作品は、《アルチーナ》(18年5月)、《魔弾の射手》(同7月)、《三部作》〜《外套》《修道女アンジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》(同9月)、《後宮からの逃走》(同11月)、《金閣寺》(19年2月)の5作品。全演目が新制作となる。 ヘンデルの《アルチーナ》は、若手歌手を中心に起用する「二期会ニューウェーブ・オペラ劇場」シリーズの一環として行われ、《ジューリオ・チェーザレ》(15年5月)でもタクトを振った鈴木秀美がピリオド楽器のオーケストラを率いる。演出はオランダ出身のフローリス・ビッサー。 ハンブルク州立歌劇場との提携公演《魔弾の射手》を演出するのは、ペーター・コンヴィチュニー。ザミエル役には、元宝塚歌劇団宙組トップスターの大和悠河が抜擢された。大和は「オペラの舞台に立つという夢が叶って嬉しい。宝塚で培った男役の美学、そしてミュージカルや舞台で目指した女としての私、その両方をお見せしたい」と語った。今回の新演出では、台詞部分は日本語での上演となる。指揮者はアルゼンチン出身のアレホ・ペレス。 プッチーニの三部作《外套》《修道女アンジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》が上演される9月の公演は、アン・デア・ウィーン劇場とデンマーク王立歌劇場で上演されて好評を博したプロダクション。指揮は二期会デビューとなるベルトラン・ド・ビリー、演出はダミアーノ・ミキエレット。「S6X」を演奏する青柳 晋 Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE会見から 左より)山口 毅(東京二期会事務局長兼企画制作部長)、中山欽吾(同理事長)、大和悠河(女優)、小原啓楼(テノール)Photo:I.Sugimura/Tokyo MDE

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