eぶらあぼ 2017.1月号
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2017.1/26(木)19:00 リリア音楽ホール問 リリア・チケットセンター048-254-9900 http://www.lilia.or.jp/佐藤友紀(トランペット) & 高橋博子(オルガン)輝かしき音色と荘厳な響きが生み出す新たなる宇宙文:笹田和人高橋博子佐藤友紀 “デュオ・リサイタル”と銘打つ組み合わせとしては、非常に珍しいのではないだろうか。2006年から東京交響楽団の首席トランペット奏者を務め、ソロやアンサンブルでも大活躍する佐藤友紀。そして、自身のリサイタル・シリーズを軸として、意欲的な活動を展開するオルガンの高橋博子。輝かしい音色と荘厳な響きがひとつとなり、新たな宇宙を形創る。 佐藤は東京芸大を卒業、第16回日本管打楽器コンクールの覇者となるなど国内外の登竜門で実績を重ね、東京交響楽団のほか、シエナ・ウインド・オーケストラなどでも活躍。高橋は東京芸大・同大学院からドイツ国立ハンブルク音大に学び、北ドイツ放送局(NDR)音楽賞国際コンクールなどで優勝を果たしている実力派だ。 リサイタルでは、アルビノーニの協奏曲変ホ長調や、フォーレ「レクイエム」からの「ピエ・イエズ」、20世紀アメリカの作曲家アラン・ホヴァネスの「聖グレゴリウスの祈り」などを高橋との共演で披露。さらに、高橋はデュプレ「行列と2017.1/21(土)18:00 新宿文化センター問 プロアルテムジケ03-3943-6677 http://www.proarte.co.jp/第39回 日本フルートフェスティヴァル in 東京世界初演曲も楽しみなフルートの祭典文:千葉さとしアンドラーシュ・アドリアン  39回目を迎える「日本フルートフェスティヴァル in 東京」が1月に新宿文化センターを舞台に開催される。日本フルート協会が各地で行うこのフェスティヴァルは、「フルートを愛する者が一堂に会し、フルートと音楽を楽しむ場」として、聴きかつ自らも演奏する参加型のコンサート。そこにはプロ・アマの垣根もなく、老若男女を問わず多くのフルーティストが集まるのだ。独奏から室内楽、大編成のフルート・オーケストラまでと幅広い作品が演奏される。 そして今回は、ゲストにアンドラーシュ・アドリアンを迎える。そのミニ・リサイタルでは彼が発掘したドップラー兄弟の未発表作品2曲を演奏、うち1曲は世界初演なのだから、このリサイタルだけでも注目なのだ。 そしてこのイベントを締めくくるのは来場者も交えた大合奏、ヴェルディの「乾杯の歌」だ。楽器をお持ちの皆さんはぜひ、楽器を持参してこの“お祭り”を最後まで存分に楽しんでいただきたい。2017.3/18(土)14:00 第一生命ホール問 トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702 http://www.triton-arts.net/子どもといっしょにクラシック 子育て支援コンサート『ぴっぽのたび』これなら、子どもも大人も大満足!文:長井進之介過去の様子 ©大窪道治松原勝也 クラシックのコンサートをなかなか気軽に楽しむことができない子育て中の方は、ぜひ2017年3月、第一生命ホールで開催される「子育て支援コンサート」にお出かけを。“上質なクラシックを子供に聴いてほしい”、“たまにはゆっくりと大人だけでコンサートを楽しみたい”といった声に応え、未就学児対象の体験型公演「子どものための音楽スタジオ」、小学生以上対象の「大人のためのコンサート」など、子育て中の皆様を応援する、魅力的で楽しいクラシック音楽イベントが複数行われる。 注目は、ミラノを拠点に活躍する絵本作家、刀根里衣の絵本『ぴっぽのたび』と音楽のコラボレーション。4歳から6歳の未就学児も入場可能で、スクリーンへの絵本の投影や朗読(染谷麻衣)と共に、ヴァイオリニストの松原勝也と弦楽アンサンブルが奏でるドビュッシーの「月の光」をはじめとしたクラシックの名曲を楽しめる。また0~3歳のお子様が64いる方もご安心を。託児サービスがある(事前申込制)ので、日常を忘れて気兼ねなくクラシック音楽の世界に浸ることができる。連祷」やバッハ「前奏曲とフーガ」ホ短調BWV548ほか、オルガン・ソロの傑作を添える。

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