eぶらあぼ 2016.12月号
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159コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL【声楽】第1位 村元彩夏(E.ナカミチ賞、岩谷賞)/第2位 寺田功治/第3位 今野沙知恵/入選 中嶋俊晴、宮下大器、森 寿美【オーボエ】第1位 橋爪惠梨香(瀨木賞、岩谷賞)/第2位 佐竹真登【作曲】第1位 白岩優拓(三善賞、明治安田賞)/第2位 久保哲朗(岩谷賞)/第3位 引地 誠/入選 青島佳祐【フルート】第1位 下払桐子(加藤賞、吉田賞、岩谷賞)/第2位 八木瑛子/第3位 瀧本実里/入選 河本朋美、内山貴博 「岩谷賞」は会場の聴衆の投票による聴衆賞。全部門を通じて最も印象的な演奏に対し贈られる「増沢賞」は今回は該当者なしだった。なお、コンクール委員会特別賞は、オーボエ部門ピアノ伴奏の大野瑞穂に贈られた。日本音楽コンクールhttp://oncon.mainichi-classic.jp/■伊藤翔が「ニーノ・ロータ国際指揮 コンクール」で優勝 10月中旬にイタリアで行われた第1回「ニーノ・ロータ国際指揮コンクール」で伊藤翔がニーノ・ロータ賞(優勝)およびマグナ・グレシア賞(オーケストラ賞)を受賞した。 伊藤は、1982年東京都生まれ。桐朋学園高等学校音楽科(男女共学)及び桐朋学園大学音楽学部指揮科卒業。ウィーン国立音楽大学に留学。指揮を秋山和慶、小澤征爾らに師事。2011年「第5回ヴィトルド・ルトスワフスキ国際指揮者コンクール」で第2位を受賞。12年より東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスを務めている。東京コンサーツhttp://www.tokyo-concerts.co.jp/■世界オペラ歌唱コンクール「NEUE  STIMMEN 新しい声 2017」オーディション 「第17回世界オペラ歌唱コンクール『NEUE STIM MEN 新しい声 2017』オーディション in YOKOSUKA」が、よこすか芸術劇場にて2017年5月6日、7日の2日間で行われる。 「世界オペラ歌唱コンクール『NEUE STIMMEN』(http://www.neue-stimmen.de/)」は、ドイツのベルテルスマン財団が若く才能ある歌手を発掘、育成し、国際的キャリアの道を開くことを目的として1987年から2年に1度ドイツで行われている。前回2015年の開催時は、世界20都市以上でオーディションが行われ、70ヵ国から1300人以上の歌手が参加した。日本でも97年より、よこすか芸術劇場でオーディションが行われている。応募期間は2017年1月15日から3月31日まで。詳細は下記ウェブサイトを参照。問 横須賀芸術文化財団 事業課046-828-1602横須賀芸術劇場http://www.yokosuka-arts.or.jp/■「ワガノワ国際バレエコンクール」  女子ジュニア部門で島田陽衣が1位 若手バレエダンサーの登竜門「ワガノワ国際バレエコンクール」が10月27日までサンクトペテルブルクで開かれ、島田陽衣(はるい)が女子ジュニア部門で1位となった。また同部門で吉江絵璃奈、男子部門で千野円句(まるく)がそれぞれ2位に入賞した。入賞者は10月29日にマリインスキー劇場において行われた入賞記念のガラ公演に出演した。 1988年に始まった同コンクールは、300年近い歴史を持つロシアの名門ワガノワ・バレエ・アカデミーが主催し、今回が10年ぶり7回目の開催となる。女子はジュニアとシニアの2部門、男子は1部門で競われた。東京バレエ団芸術監督の斎藤友佳理が8人の審査員の一人として参加した。ワガノワ国際バレエコンクールhttp://www.vaganovaprix.com/■指揮者の田中信昭が平成28年度 「文化功労者」に選出 東京混声合唱団創立者で同団桂冠指揮者の田中信昭が平成28年度の「文化功労者」に選出された。「文化功労者」制度は文化の向上発達に関し特に功績顕著な者を顕彰するため、昭和26年度(1951年度)に定められた。 田中信昭は、1956年東京芸術大学を卒業と同時に声楽科有志と東京混声合唱団を創立、常任指揮者に就任。今日まで、作曲家と協力して新しい日本の合唱音楽の創造に尽力し、460曲に及ぶ現代合唱曲を初演している。東京芸術大学講師や桐朋学園大学客員教授を歴任、2008年より国立音楽大学招聘教授。1986年毎日芸術賞、2000年勲四等瑞宝章、06年朝日現代音楽賞、10年エクソンモービル音楽賞・洋楽部門本賞を受賞。■マルタ・アルゲリッチが旭日中綬章を 受勲 ピアニストのマルタ・アルゲリッチが平成28年秋の外国人叙勲で、旭日中綬章を受勲した。アルゲリッチは、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。1965年のショパン国際コンクール優勝以来、人気、実力ともに世界的トップ・ピアニストとして活躍を続けている。96年より「別府アルゲリッチ音楽祭」総監督を務めており、我が国の音楽文化の発展および友好親善に寄与したことが認められた。 アルゲリッチは、「日本での活動を認めていただい

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