eぶらあぼ 2016.11月号
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187コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL音楽賞を受賞している。ミリオンコンサート協会http://www.millionconcert.co.jp■アンドレア・バッティストーニが東京 フィル首席指揮者に就任 2015年4月より東京フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者を務めるアンドレア・バッティストーニが、今年10月より同団の首席指揮者に就任した。 バッティストーニは、1987年イタリア・ヴェローナ生まれ。東京フィルとは12年2月東京二期会《ナブッコ》で初共演。首席客演指揮者の就任披露となる15年5月の定期演奏会ではプッチーニの歌劇《トゥーランドット》(演奏会形式)を披露し高く評価された。東京フィルハーモニー交響楽団http://www.tpo.or.jp■中村紘子さんを偲ぶ会 「中村紘子さんを偲ぶ会」が、9月12日にサントリーホールで行われた。関係者約850人が出席し、故人と縁のあったチェリストの堤剛、ヴァイオリニストの大谷康子、ソプラノの松本美和子、東京交響楽団らが献奏。女優の檀ふみが司会を務めた。 今年4月に故人と共に設立した日本パデレフスキ協会の会長で衆議院議員の細田博之は、中村より直々に会長に任命されたエピソードを語り「日本にとっても世界にとっても大変な損失である」と述べた。 故人がソリストを務めた1960年のN響世界公演の指揮者である外山雄三は「僕にとっては紘子ちゃんという印象。こんなに早く逝ってしまうなんて想像していませんでした。本当に残念」と涙ながらに語った。 親交があった日本文学研究者のドナルド・キーンは「中村さんは永遠に私たちの心の中に生き続けます」と追悼の言葉を述べた。 同会では、チョ・ソンジン、アンジェイ・ヤシンスキ、マルタ・アルゲリッチやラファウ・ブレハッチのメッセージも紹介された。 中村は、これまでに約150回サントリーホールで演奏しており、今年30周年を迎える同ホールの舞台に最も多く立った器楽奏者。そのステージ写真の数々と、今年4月に収録されたメッセージの映像が流された。 ブルーローズ(小ホール)では、自宅で飼っていた愛犬と愛猫を抱えた遺影が祭壇に掲げられ、CD、書籍、写真、8月に受勲した旭日中綬章などが展示され、ファンがメッセージを書くスペースも設けられた。ジャパン・アーツhttp://www.japanarts.co.jp■ピアノスタジオノア 下北沢店オープン 都内で多数のピアノ練習スタジオを展開している株式会社ノアが、下北沢に「ピアノスタジオノア 下北沢店」をオープンした。グランドピアノ設置スタジオが5部屋、アップライトピアノ設置スタジオが3部屋あり、常に専属調律師によって管理されているコンディションの整ったピアノで練習ができる。マイクを含めた簡易録音設備がすべてのスタジオに完備されており、簡単に録音・再生ができるのも同社のスタジオの魅力の一つ。井の頭線・小田急線の下北沢駅より徒歩3分の好立地で、駐車場も利用できる。ピアノスタジオノア 下北沢店東京都世田谷区北沢2-34-8 TEL 03-5738-0212 営業時間 8:00〜23:00 http://www.grandpiano.jp献奏する東京交響楽団と大谷康子 写真提供:サントリーホール下北沢店 2Bst(10帖) 設置ピアノ:YAMAHA C5L ©上野隆文

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