eぶらあぼ 2016.6月号
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76第42回 日本フィル 夏休みコンサート 2016心躍る体験が満載のステージ文:笹田和人プレミアムガラ サラマンカホール夏の特別プロジェクト5周年記念コンサート「動物の謝肉祭」愉悦に満ちた名曲でアニバーサリーを盛り上げる文:笹田和人7/16(土)~8/9(火) 東京・神奈川・埼玉・千葉・京都で開催。詳細は下記、日本フィルハーモニー交響楽団のウェブサイトでご確認ください。http://www.japanphil.or.jp7/3(日)16:00 ふれあい福寿会館 サラマンカホール問 ふれあい福寿会館サービスセンター058-277-1110 http://salamanca.gifu-fureai.jp 「クラシック音楽を未体験の子供たちが、家族と一緒に生のオーケストラを聴き、その魅力を知ってくれれば」との思いから、日本フィルハーモニー交響楽団が毎年続けている『夏休みコンサート』。42回目の今年は、首都圏を中心に十数公演が行われる。本格的なフル・オーケストラのサウンドはもちろん、バレエや歌など多彩なプログラムで、心躍る体験が満載のステージ。夏休みの子供たちへの素敵な音のプレゼントだ。 第一線オーケストラと多くの共演を重ねる、梅田俊明の指揮によるステージは3部構成。ソプラノの江原陽子が、ナビゲートと歌を担当する。第1部は、ジョン・ウィリアムズによる映画『スター・ウォーズ』の音楽からメイン・タイトルでダイナミックに幕開け。J.シュトラウスⅡのワルツ「美しく青きドナウ」やエルガーの行進曲「威風堂々第1番」などお馴染みの曲で、迫力のオーケストラ・サ 我が国のフルートの第一人者である工藤重典を音楽監督に迎えて、サラマンカホールで毎年開かれている「夏の特別プロジェクト」。日本を代表する一流奏者を招いてのコンサートをはじめ、公開レッスンや講座も催され、好評のうちに5周年を迎えた。記念の『プレミアムガラ』には、ヴァイオリンの徳永二男ら超豪華な顔ぶれが集結。サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」をはじめ、多彩な名曲が披露される。 「今までを振り返ると、木管五重奏やブランデンブルク協奏曲、フォーレのピアノ四重奏曲など、バラエティ豊かなコンサートを続けて来ることができましウンドを堪能する。第2部では、プロコフィエフ作曲のバレエ『シンデレラ』を、このステージのために鈴木稔が特別に構成し直したハイライト版で、スターダンサーズ・バレエ団と共に上演。美しい踊りと流麗な旋律が一体となって、色彩豊かで幻想的な世界が目の前で展開される。そして、第3部はステージた。そして今年は、これ以上望めないメンバーで『動物の謝肉祭』を、ユーモアと機智に富んだ谷川俊太郎さんの詩とともに演奏し、朗読はサラマンカ少年少女合唱団が務めます」と工藤。「このまたとない素敵なコンサートに、ご家族、ご友人を連れだって来て下さい」と力を込める。 ステージでは、まず仲道郁代・祐子姉妹が登場し、ラヴェル「ラ・ヴァルス」を2台ピアノ版で。徳永は祐子と共演して、と客席が一体となって盛り上がる、恒例の「みんなでうたおう」。『となりのトトロ』より「さんぽ」、『忍たま乱太郎』より「勇気100%」など人気のアニメ・ソングをはじめ、盛り沢山に楽しむ。 夏休みにしか体験できない特別なステージは、子供たちに忘れられない思い出をくれるはず。サン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」を弾く。そして、徳永と会田莉凡(ヴァイオリン)、鈴木康浩(ヴィオラ)、古川展生(チェロ)が加わり、ハイドンの弦楽四重奏曲「ひばり」の抜粋を。工藤と郁代がプーランクのソナタ、工藤と祐子に赤坂達三(クラリネット)でサン=サーンス「タランテラ」を演奏。最後はその全員に、山本修(コントラバス)と菅原淳(パーカッション)が加わり、「動物の謝肉祭」で賑やかに締め括る。バレエ『シンデレラ』©A.I Co.,Ltd江原陽子梅田俊明 ©三浦興一仲道祐子 ©武藤 章古川展生 ©Yuji Hori仲道郁代 ©Kiyotaka Saito徳永二男 ©K.Miura赤坂達三工藤重典 ©武藤 章

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