eぶらあぼ 2015.12月号
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180クールの名を背負ってこの先活動していくわけですから、この名に恥じぬようにしなければならないという責任も感じています。全ての皆さんに感謝しながらますます勉強していきたい」との抱負を語った。 また、第1位にスペインのディエゴ・マルティン・エチェバリア(併せて「特別賞・齋藤秀雄賞」も受賞)が、第3位にドイツのコリーナ・ニーマイヤーが入賞した。東京国際音楽コンクール http://conductingtokyo.org/入賞デビューコンサート2016.5/11(水)19:00 ザ・シンフォニーホール(演奏:大阪フィルハーモニー交響楽団)2016.5/15(日)14:00 愛知県芸術劇場コンサートホール(演奏:名古屋フィルハーモニー交響楽団)2016.5/19(木)19:00 東京オペラシティコンサートホール(演奏:読売日本交響楽団)■国際オーボエコンクールで日本人が 史上初の快挙 第11回国際オーボエコンクール・軽井沢(審査委員長:ハンスイェルク・シェレンベルガー)で荒木奏美(あらき・かなみ)が第1位(大賀賞)および軽井沢町長賞(聴衆賞)を受賞した。日本人の第1位受賞は、同コンクール史上初の快挙で、アジア勢としても初となる。 国際オーボエコンクール・軽井沢は、大賀典雄(1930-2011)氏の発案の元、1985年より公益財団法人ソニー音楽財団が3年毎に開催している、世界でも珍しいオーボエに特化した国際コンクール。 荒木は、1993年茨城県生まれ。第8回大阪国際音楽コンクール木管部門第3位(最高位)、 第17回日本クラシック音楽コンクール木管楽器部門グランプリ、2014年、第31回日本管打楽器コンクールオーボエ部門第2位など、数々の賞を受賞。現在、東京芸術大学4年在学中。15年6月に東京交響楽団に入団し、現在首席オーボエ奏者研究員。国際オーボエコンクール・軽井沢http://oboeck.jp■藪田翔一がジュネーヴ国際音楽コンクールで優勝 ジュネーヴ国際音楽コンクール2015の作曲部門で藪田翔一が優勝した。藪田は1983年兵庫県生まれ。東京音楽大学、同大学院で藤原豊、糀場富美子、西村朗らに学んだ。2009年から4年連続で日本音楽コンクール第2位。ジュネーヴ国際音楽コンクールhttp://www.concoursgeneve.ch■ハノーファー国際ヴァイオリン・コン クールで南紫音が第2位 ドイツ・ハノーファーで行われた第9回ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクールで南紫音が第2位に、辻彩奈が第5位(併せて「聴衆賞」と「特別賞」も受賞)に入賞した。 ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクールは3年に一度行われ、近年では、2009年に三浦文彰が優勝している。 南紫音は、1989年生まれ。2004年アルベルト・クルチ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、05年ロン=ティボー国際音楽コンクールで第2位。原田幸一郎らに師事。現在ハノーファーに在住し、クシシトフ・ヴェグジンに師事。 辻彩奈は、1997年生まれ。現在東京音楽大学附属高等学校在学中。08年大阪国際音楽コンクール第1位、13年第82回日本音楽コンクール第2位、15年ソウル国際音楽コンクール第2位(最高位)。ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクールhttp://www.jjv-hannover.de■第84回 日本音楽コンクール 入賞者 発表 第84回日本音楽コンクールの本選が10月22日〜27日にかけて東京オペラシティ コンサートホールで開催され、各部門の結果が発表された。「増沢賞」は全部門を通じて最も印象的な演奏・作品に対し贈られる。「岩谷賞」は会場の聴衆の投票による聴衆賞。結果は以下のとおり。【クラリネット】第1位 勝山大舗(E.ナカミチ賞)、コハーン・イシュトヴァーン(E.ナカミチ賞、岩谷賞)/第3位 小林知世/入選 中舘壮志、伊藤優美 【声楽】第1位 城宏憲(岩谷賞)/第2位 工藤和真/第3位 岡田昌子/入選 糸数知、小林大祐、清水那由太 【ピアノ】第1位 黒岩航紀(野村賞、井口賞、河合賞)/第2位 黒田哲平(岩谷賞)/第3位 五十嵐薫子(三宅賞)/入選 鐵百合奈【ヴァイオリン】第1位 小川恭子(増沢賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒栁賞、E.ナカミチ賞、岩谷賞)/第2位 該当者なし/第3位 小林壱成、吉江美桜/入選 上野明子【作曲】第1位 向井響(三善賞、明治安田賞、岩谷賞)、東俊介(三善賞、明治安田賞)/第3位 樋口鉄平/入選 向井航、川浦義広、小泉香、菱田麻耶南紫音 © Shuichi Tsunoda

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