eぶらあぼ 2015.2月号
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1801804月の見もの・聴きもの2015年4月の曽そし雌裕ひろかず一 編〔Ⅰ〕オーストリアウィーン国立歌劇場◎4月1、4、7、11、16日 R.シュトラウス:エレクトラ[15年3月プレミエ] 指/M.フランク、演出/U.E.ラウフェンベルク、出/A.ラーション、N.シュテンメ、F.シュトルックマン◎4月2、5、8日 ワーグナー:パルジファル 指/P.シュナイダー、演出/C.ミーリッツ、出/M.フォッレ、S.ミリング、J.ボータ、A.デノーケ4月6、9、12日 R.シュトラウス:ばらの騎士 指/A.フィッシャー、演出/O.シェンク、出/M.セラフィン、W.バンクル、E.ガランチャ、E.モーリー◎4月10、13、17、20日 ドニゼッティ:アンナ・ボレーナ 指/A.ユルケヴィチ、演出/E.ジェノヴェース、出/L.ピサロニ、A.ネトレプコ、E.セメンチュク、C.アルベロ4月15日 E.ガランチャMs 共/M.マルティノーp4月18、23、27、30日 ロッシーニ:アルジェのイタリア女 指/J.ロペス=コボス、演出/J.P.ポネル、出/I.アブドラザコフ、J.カマレナ、A.ボニタティブス4月22、24日 プッチーニ:蝶々夫人 指/P.オーギャン、演出/J.ギーレン、出/ヘー・ホイ、J.デ・レオン、D.パーシャル4月25、28日 チャイコフスキー:エフゲニー・オネーギン 指/L.ラングレ、演出/F.リヒター、出/M.コヴァレフスカ、P.マッテイ、C.カストロノーヴォ★◎4月26、29日 ドニゼッティ:ドン・パスクワーレ[プレミエ] 指/J.ロペス=コボス、演出/I.ブルック、出/M.ペルトゥージ、J.D.フローレス、A.アルドゥイーニウィーン・フォルクスオーパー4月1(19:00)日 ヨハン・シュトラウス:こうもり演出/R.ヘルツル、新校訂演出/H.ツェドニク4月2(19:00)、6(19:00)、11(19:00)日 F.レーヴェ:マイ・フェア・レディ(ミュージカル)演出/R.ヘルツル4月4(19:00)、8(19:30)、13(19:00)、21(19:00)、25(18:30)、28(18:30)、30(18:30)日J.ハーマン:ハロー・ドーリー!(ミュージカル) 演出/J.E.ケプリンガー4月5(19:00)、16(19:00)、24(19:00)日 ビゼー:カルメン 演出/G.ヨーステン4月7(19:00)日 ベートーヴェン:フィデリオ 演出/M.ボテ4月9(19:00)、9(19:00)、14(19:00)、19(19:00)日 オッフェンバック:パリの生活[15年2月プレミエ] 演出/M.デイケマ◎4月23(19:30)、26(16:30)、29(19:30)日プッチーニ:ラ・ボエーム 演出/H.クプファーアン・デア・ウィーン劇場(主要公演のみ)★◎4月11(19:00)、13(19:00)、15(19:00)、18(19:00)、20(19:00)、22(19:00)日モーツァルト:フィガロの結婚[プレミエ] 指/M.ミンコフスキ、演出/F.ブライザッハ、出/S.ドゥグー、A.フリッチュ、E.バラト、A.エスポジト、I.ギレボ、演奏/レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブル◎4月17(19:00)日 ラモー:ザイス(演奏会形式) 指/C.ルセ、出/J.プレガルディエン、S.ピオ、A.ルフェーヴル、B.アルヌー、A.ブラヒム=ジェルール、演奏/レ・タラン・リリク◎4月21(19:00)日 J.A.ハッセ:シロエ(演奏会形式) 指/G.プトルー、出/M.E.チェンチッチ、F.ファジョーリ、J.レジネヴァ、J.サンチョ、演奏/アルモニア・アテーナウィーン・フィル[会場:無印=ムジークフェライン(ウィーン)、(P)=シャンゼリゼ劇場(パリ)、(L)=ブルックナーハウス(リンツ)、(F)=アルテオーパー(フランクフルト)]4月10(19:30)、15(20:00)(P)、17(19:30)(L)、18(19:30)(F)日 C.エッシェンバッハ指揮 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番(10日)/第1番(15/17/18日) 独/L.カヴァコスvn(10/15/17日)/C.テツラフvn(18日)4月14(20:00)(P)日 C.エッシェンバッハ指揮ブラームス:交響曲第2番、第4番4月24(19:30)日 R.ムーティ指揮 ハイドン:交響曲第48番「マリア・テレジア」、シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」4月25(15:30)、26(11:00)日 R.ムーティ指揮 シューベルト:イタリア風序曲、モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」、ブラームス:交響曲第2番ウィーン響[会場:(MV)=ムジークフェライン(ウィーン)、(KH)=コンツェルトハウス(ウィーン)、(G)=シュテファニーエンザール(グラーツ)、(L)=ブルックナーハウス(リンツ)]4月4(19:30)(MV)、5(19:30)(MV)、7(19:30)(G)日 P.ジョルダン指揮 シューベルト:序曲ニ長調、ロザムンデ〜間奏曲、6つのドイツ舞曲(ウェーベルン編曲)、ロザムンデ〜バレエ音楽、歌曲集(5曲)、交響曲第3番 独/M.ゲルネBr4月11(19:30)(MV)、12(19:30)(MV)日P.ジョルダン指揮 R・シュトラウス:ドン・キホーテ、シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」独/H.ミュラーva、G.カプソンvc4月16(19:30)(MV)、17(19:30)(MV)日B.ドゥ・ビリー指揮 メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、プッチーニ:グローリア・ミサ【本文中の記号】★=プレミエ[新演出]公演、◎=注目公演 4月の注目公演は、古楽系の指揮者による演目から。まずは、ミンコフスキが、アン・デア・ウィーン劇場で上演する「フィガロの結婚」。昨年はこの時期、同劇場でアーノンクールが演奏会形式の「フィガロ」を上演したが、今年はミンコフスキ。しかも演出付。2年連続で興味津々の「フィガロ」をラインナップに乗せたこの劇場の企画力には敬服。同月に演奏会形式で上演されるラモー「ザイス」とハッセ「シロエ」にも要注目。 ルネ・ヤーコプスは、ベルリン古楽アカデミーを率いてベルリン州立歌劇場(シラー劇場)でテレマン「エンマとエギンハルト」を上演。ベルリン、パリ、クラクフ(ポーランド)をツアーで回るバッハの「ヨハネ受難曲」と共に要注目公演。バッハでは、ガーディナー指揮イングリッシュ・バロック・ソロイスツの「ロ短調ミサ」(パリの新劇場フィルアルモニー)、同会場でのル・コンセール・ロランによる「マタイ受難曲」(指揮と独唱でのプレガルディエン親子共演)、シャンゼリゼ劇場でのヘレヴェッヘ指揮コレギウム・ヴォカーレの「ヨハネ受難曲」あたりが面白い。 また、ウィリアム・クリスティも、手兵レザール・フロリサンとのカンプラ「ヴェネツィアの宴」(フランスのカーン劇場)の上演、リヨン国立歌劇場管に客演してのハイドン作品の演奏と注目公演が続く。 古楽系を離れると、演奏会形式ながら、ラトルがバイエルン放送響に客演して演奏するワーグナー「ラインの黄金」にまず目が止まる。同じワーグナーでは、バイエルン州立歌劇場での「神々のたそがれ」。言うまでもなく、今、人気・実力とも絶好調を維持するキリル・ペトレンコの指揮。彼は、12月初旬に体調不良(?)でベルリン・フィルをキャンセルしたが、同月下旬のバイエルン州立歌劇場でのR.シュトラウス「影のない女」で完全復活。ちなみに、12月20日の公演では、染物師バラクを歌ったヴォルフガンク・コッホが同劇場からカンマーゼンガー(宮廷歌手)の称号を授与され、客席から万雷の拍手を受けたという。なお、ペトレンコは同劇場のオケとともにベルリオーズの「幻想交響曲」をメインとした演奏会で、ウィーンにも客演する。ベルリンよりもウィーンへの接近を何となく感じさせるペトレンコの現況だ。 他にオペラでは、コンヴィチュニーの新演出であるアレヴィ「ユダヤの女」(フランドル歌劇場)、シュナイダーの振る「パルジファル」(ウィーン国立歌劇場)、コスキー新演出のシェーンベルク「モーゼとアロン」(ベルリン・コーミッシェオーパー)、ライプツィヒ歌劇場の「ジークフリート」プレミエ、ショルテスの振るR.シュトラウス「アラベラ」(ケルン歌劇場)、ネロ・サンティ指揮の「ランメルモールのルチア」(チューリッヒ歌劇場)、ビエイト演出の「カルメン」(リセウ大劇場)、グルベローヴァの出演する「ロベルト・デヴェリュー」(バイエルン州立歌劇場)など多種多彩。なお、ウィーン・フォルクスオーパーの「ラ・ボエーム」は、東独時代の若きクプファーが出した伝説的名演出。 オーケストラでは、クレーメルやアルゲリッチを独奏に迎えるバレンボイム指揮のシュターツカペレ・ベルリン、五嶋みどりの出演するハンブルク・フィル(準・メルクル指揮)やロンドン響(ソヒエフ指揮)、渡辺克也がオーボエ首席に座るソリスツ・ヨーロピアンズ・ルクセンブルク[ケルン・フィルハーモニー(20日)]、ヘンゲルブロックとウテ・レンパーの共演(パリ管)などいずれも要注目。また、日本で、なぜかほとんど紹介されないピアノの名匠グリゴリー・ソコロフの実演を重要公演として挙げておきたい(ケルン(27日)など)。(曽雌裕一・そしひろかず)(コメントできなかった注目公演も多いので本文の◎印をご参照下さい)

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