eぶらあぼ 2014.8月号
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145コンサートギャラリーチケット発売情報News & TopicsNew Release Selection新譜情報TV&FMBooks海外公演情報今月の注目公演公演情報ぶらPAL実力派歌手が出演する。丹波明 楽劇《白峯》 世界初演(演奏会形式)井﨑正浩(指揮) セントラル愛知交響楽団9/26(金)18:30 三井住友海上しらかわホール問 セントラル愛知交響楽団052-581-38519/28(日)14:00 すみだトリフォニーホール問 コンサートイマジン03-3235-3777  《白峯》公式ウェブサイト http://shiramine.net■METライブビューイングアンコール2014 ニューヨークのメトロポリタン・オペラの名演をスクリーンで楽しむ『METライブビューイング』。2013/14シーズンの全作と過去7シーズンからの人気作16タイトルを選りすぐった計26演目がこの8月から一挙上映される。主な演目は次の通り。 《オテロ》《アイーダ》《ファルスタッフ》《ラインの黄金》《ワルキューレ》《トゥーランドット》《ドン・ジョヴァンニ》《コジ・ファン・トゥッテ》《セヴィリャの理髪師》《ロメオとジュリエット》《ハムレット》《テンペスト》《エフゲニー・オネーギン》《鼻》《ウェルテル》ほか。 今年は生誕450年のシェイクスピア原作のオペラ5タイトルが上映されるのが大きな特徴で、9月15日(月・祝)には《ファルスタッフ》上映前(15:00〜)に加藤浩子(音楽評論家)と河合祥一郎(東京大学教授)による、シェイクスピアとオペラの関係についてのトークも開催される。METライブビューイングアンコール20148/9(土)〜9/26(金)東劇問 東劇03-3541-2711  http://www.shochiku.co.jp/met■赤坂ベヒシュタイン・センターに 新ピアノサロンがオープン ベヒシュタイン・ピアノの輸入総代理店であるユーロピアノ株式会社は、同社の赤坂ベヒシュタイン・センターに新ピアノサロンをオープンした。最大40人程度の着席が可能なサロンには、ベヒシュタイン社のグランドピアノ(L-167)を設置。コンサートや研修会などのイベントスペースとして貸し出す。 8月3日には、新ピアノサロンのオープンを記念して『ザ・ピアノ茶論(サロン)』という聴衆参加型の座談会イベントを開催する。第1回はピアニストでモスクワでの留学経験を持つ加島千香子をゲストコメンテーターに迎え、「ピアニストへの道 海外留学の是非」をテーマに行われる。これから海外留学を希望する方や、海外での生活、留学後の進路などを参加者とともにディスカッションするという企画だ。『第1回 ザ・ピアノ茶論』8/3(日) 10:30/14:30 赤坂ベヒシュタイン・センターピアノサロン入場無料問 赤坂ベヒシュタイン・センター03-6441-3636  赤坂ベヒシュタイン・センター  東京都港区赤坂6-1-20 国際新赤坂ビル西館 B1F  http://www.bechstein-salon.com/aka■訃報:ラファエル・フリューベック・デ・ ブルゴス スペインの名指揮者、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが、6月11日、スペインのナバラ州パンプローナ市でがんのため亡くなった。享年80。 1933年スペインのブルゴス生まれ。ドイツ人の父とスペイン人の母の間に生まれ、本名はラファエル・フリューベック。58年からビルバオ交響楽団の音楽監督になり、指揮者としてはラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスと名乗るようになった(「デ・ブルゴス」は「ブルゴス出身の」の意味)。その後、スペイン国立管弦楽団をはじめ、デュッセルドルフ歌劇場、モントリオール交響楽団のポストを歴任。90年代以降も、ウィーン交響楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン放送交響楽団の3団体で音楽監督に就任するなど、国際的な名指揮者として活躍した。21世紀にはトリノRAI国立交響楽団、ドレスデン・フィル等のポストを務めるなど活躍を続けたが、今年6月4日に体調悪化のため現役からの引退を発表、その1週間後に死去した。 また、日本では読売日本交響楽団と深い繋がりがあり、1974年の初共演以来、80年常任指揮者、84年〜90年首席客演指揮者、91年以降は名誉指揮者を務め、共演回数は合計169回にも及び、読響の発展に大きく貢献した。《ファルスタッフ》より Photo:Catherine Ashmore©読響

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