eぶらあぼ 2014.7月号
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164クラシックソムリエブック vol.3世界で一番ためになるクラシック音楽中級の本クラシックソムリエ検定シルバークラス対策 公式テキスト 一般財団法人日本クラシックソムリエ協会製作・監修 ぴあ株式会社 ¥2000+税クラシック音楽の時代背景を奥深く読み解き、作曲家編、作品編とさまざまな切り口でクラシック音楽の知識を高めることができる。第3回クラシックソムリエ検定は10月12日(日)開催。いりぐちアルテス:005オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識長岡 英 著 アルテスパブリッシング ¥1600+税音楽大学で西洋音楽史を教え、アマチュアのオーケストラでヴィオラを弾く著者が、オーケストラ奏者やオーケストラ・ファンに贈る、知って楽しいクラシック音楽史。オーケストラの成り立ち、作曲家や楽器のトリビアなど、クラシック音楽の「常識」から辿るエピソードが満載。リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語るリッカルド・ムーティ 著 田口道子 訳音楽之友社 ¥2500+税「自伝」刊行に続き、ヴェルディ生誕200年、ローマ歌劇場来日公演記念として出版された、世界で最も称賛されている指揮者の一人リッカルド・ムーティの著書。指揮者として演奏してきたヴェルディの作品論を通して、ムーティのもっとも愛する作曲家ヴェルディへの情熱、オペラの醍醐味を伝える。名曲のたのしみ、吉田秀和モーツァルト その音楽と生涯 第1巻吉田秀和 解説 西川彰一 校訂学研パブリッシング ¥3200+税 昨年刊行された『名曲のたのしみ、吉田秀和』全5巻に続き、吉田が1980年から87年の7年間にわたってNHK-FMで放送した『名曲のたのしみ・吉田秀和 モーツァルトその音楽と生涯(第Ⅱ期)』が書き起こされ全5巻に書籍化される。本書はその第1巻。 41年間放送が続いた『名曲のたのしみ』では20人の作曲家と生涯を取り上げたが、なかでも長期にわたって放送されたのが、モーツァルト。『名曲のたのしみ』の代名詞と言っても過言ではないモーツァルトの放送を書籍化してほしいという声が編集部に多数届き、それに応え実現した。  モーツァルト研究はこの30年で大きく前進し、80年代に放送された内容には、いささか古さを感じさせるものの、本書は研究書ではなく、モーツァルトをこよなく愛した吉田の言葉の数々と、モーツァルト・ファンを育てた一時代の記録として読み伝えられるべき書。 各巻に付属する吉田の解説を収録したCDと、全5巻購入者への特典として提供される、放送データをまとめた「小冊子」も貴重だ。グレン・グールドと32人のピアニスト不滅のクラシック真嶋雄大 著 PHP研究所 ¥1700+税「私たちが音楽や、ピアニストに抱く最大の感情は共感とリスペクトである」と語る著者が、グレン・グールド以降、革新する現代のピアニスト32人を選出。グールドの知られざるエピソードとともに、彼から多大な影響を受けたピアノ演奏の最前線を解説。ピアニストたちの祝祭唯一無二の時間を求めて青柳いづみこ 著 中央公論新社 ¥1850+税ピアニストであり文筆家である青柳いづみこが、さまざまな音楽祭やシリーズで開催されるコンサートを取材、レポートし、クラシック音楽を演奏するうえでの演奏家の内面を考察。著者自身が演奏する現場から思うことなど、内と外からの視点が合わさるユニークな一冊。すごいジャズには理ワケ由がある音楽学者とジャズ・ピアニストの対話岡田暁生 フィリップ・ストレンジ 著 アルテスパブリッシング ¥1800+税日本を代表するクラシックの音楽学者として知られている岡田暁生の最新刊。ジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジと対談し、ジャズ音楽そのものに即して、モダン・ジャズピアニスト6人の「すごさ」を分析。誰もが知る名演を題材に、ジャズの奥義を学ぶ。4〜5月の新刊から

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