eぶらあぼ 2014.6月号
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194ヴァーグナー オペラ・楽劇全作品対訳集—《妖精》から《パルジファル》まで—井形ちづる 訳 水曜社 ¥6,500+税これまで日本語完訳がなかった「妖精」など初期作品を含む、ワーグナーのオペラ・楽劇全13作品の対訳を一冊に集約。1971年よりショット社から刊行されているワーグナー全作品集の楽譜を使用した、待望の新訳。クラシックの核心バッハからグールドまで片山杜秀 著 河出書房新社 ¥1,800+税政治思想史研究家にして博覧強記の音楽評論家である著者が、これまで意識的に避けてきたクラシック音楽の本流に迫る、画期的な書。クラシック音楽ファンにとっての核心とも言える領域のバッハからグールドに至る9人の音楽家・作曲家について、“片山節”が響き渡る。バロック・オペラ その時代と作品 山田治生 編著井内美香 片桐卓也 矢澤孝樹 著 公益財団法人新国立劇場運営財団情報センター¥700+税1600年にフィレンツェで初演されたペーリの《エウリディーチェ》から1774年にパリで初演されたグルックの《オーリードのイフジェニー》までの41作品を、作曲家の国ごとに分け、生年順、初演順に解説。バロック・オペラ鑑賞に最適なガイドブック。サクソフォーンは歌う!須川展也 著 時事通信社 ¥2,200+税日本を代表するサクソフォーン奏者、須川展也が、演奏家人生30数年の日々を丹誠こめて綴ったエッセイ。これまでの演奏活動や、著者が選び抜いたさまざまなエピソードとともに、サクソフォーンの色あせぬ魅力を存分に伝える。オペラは脚リブレット本から 辻 昌宏 著 明治大学出版会 ¥2,800+税西洋詩の韻律やレトリックを研究してきた著者が、オペラの脚本に焦点をあて新しいオペラの味わい方を提案。ドラマティックで詩的要素を含む技巧的な言葉づかいから、オペラの脚本家たちの才能、作曲家たちとの関わりを詳述する。〈クラシック〉と〈ポピュラー〉公開演奏会と近代音楽文化の成立 吉成 順 著 アルテスパブリッシング ¥2,200+税19世紀を中心に確立された公開演奏会の成り立ちと、メディアが発達しCDやインターネットでどこでも音楽を聴ける現代社会から、クラシック音楽とポピュラー音楽の概念を追究。「教養」と「娯楽」で分けられた音楽の歴史を遡る。すぐわかる!4コマピアノ音楽史ロマン派〜20世紀編小倉貴久子監修工藤啓子 著 駿高泰子 4コマ漫画ヤマハミュージックメディア ¥1,800+税ロマン派から20世紀までに劇的に変容をとげたピアノをめぐる、製作家、作曲家、演奏家たちの物語をユーモアたっぷりな4コマ漫画とともに解説。ピアノの進化が音楽の進化となった時代から、新たなピアノの魅力を発見できる。ベートーヴェン4コマ劇場運命と呼ばないで NAXOS JAPAN 作 IKE 画 学研パブリッシング ¥1,000+税クラシック音楽レーベル、ナクソスのWEB漫画を書籍化。ベートーヴェンと音楽仲間たちのエピソードをゆるやかなギャグテイストで描く。笑えて泣ける4コマ漫画に加え、描き下ろしエピソード、コラムも収録。3〜4月の新刊から

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