eぶらあぼ 2014.5月号
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28そこで、押さえておくべき注目のアーティストをご紹介したい。ナントで絶賛された気鋭モーグが初来日 まず挙げたいのは、ドイツの若手ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。今年のナントでラフマニノフ他の演奏を聴いたが、鮮やかな技巧に加えて、緻密で端正な音楽を奏でる逸材である。すでに中堅レーベルでの録音も多 今年、10回目を迎えた東京の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」。ナントでは「アメリカ音楽」がテーマに掲げられていたが、東京では「10回記念 祝祭の日」がテーマとなっている。過去9回で主役となった作曲家たち計10人を中心とした、いわば「総集編」。さまざまな傑作が凝縮して取り上げられる。 特定のテーマにしぼられない分、今年はアーティストをきっかけに足を運ぶ方が多いのではないだろうか。東京[テーマ]Jours de Fêtes       ―10回記念 祝祭の日―5/3(土・祝)~5/5(月・祝)東京国際フォーラム、よみうりホール、よみうり大手町ホール大手町・丸の内・有楽町エリア 公式ウェブサイト http://www.lfj.jp祝10回 昨年のLFJの様子 Ⓒ三浦興一いよいよ「ラ・フォル・ジュルネ」の開幕が近づいてきた。東京、金沢、びわ湖、新潟の各都市それぞれに多彩な公演が並ぶ。まだ間に合う、今年の見どころ・聴きどころを直前ガイド!文:飯尾洋一東京金沢新潟びわ湖今年もGWが熱い! 開催目前ラ・フォル・ジュルネ2014

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