Tag Archive for 読響

山田和樹(指揮) 読売日本交響楽団

ベートーヴェンとR.シュトラウス、二人の英雄  コンサートの曲目に一貫したテーマが掲げられていると、公演に対する興味がいっそう増す。しかし、まさかこんな手があったとは。  躍進する俊英指揮者、山田和樹が読売日本交響楽団と組んだプログラムは「英雄」プロ。ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」とR.シュトラウスの交響詩「英雄…

シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団

いつもとは違った、美し過ぎるニューイヤー  新年にシューマン&ラヴェル…これは大人のニューイヤー・コンサートと言うべきか。読売日本交響楽団の2014年は、常任指揮者カンブルランとピアノのロジェ・ムラロのフランス・コンビによる冒頭2人の作品で始まる。  まずはカンブルランお国もののラヴェル。読響に精緻な美感と色彩感をもた…

デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮) 読売日本交響楽団 「第九」

透徹した解釈の「第九」に期待  毎年この時期になると、今年の年末はどの「第九」に足を運ぼうかと迷う。本来、年末とはなんの関係もない作品だが、この偉大な交響曲が師走の年中行事として演奏されるおかげで、私たちは毎年、好きなオーケストラを選んで「第九」を聴くことができる。僥倖というほかない。  今年特に目をひくのは、読売日本…

シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団

 カンブルラン&読売日本交響楽団の12月定期はバルトークを中心にしたプログラムだ。今回の選曲では、卓抜なオーケストレーションで目にも綾なスペクタクルを展開してくれるバルトークの醍醐味が味わいつくせる。最晩年の白鳥の歌ともいうべき「ピアノ協奏曲第3番」を弾くのはハンガリー人を父、日本人を母に持つ話題の若手、金子三勇士だ。…

スタニスラフ・ スクロヴァチェフスキ●指揮

元気を保つ秘訣は、音楽に対する集中力とワイン(?)  現役最高齢の指揮者の一人であるスタニスラフ・スクロヴァチェフスキは、今年10月3日、90歳の誕生日を日本で祝った。当日は、桂冠名誉指揮者を務める読売日本交響楽団の東京オペラシティ公演。終演後、読響が「ハッピー・バースデイ」を奏でると、会場は温かな拍手に包まれた。 「…

上岡敏之(指揮)

前代未聞の快挙が続く  ヴッパータール響との来日公演等で熱狂的支持を集める上岡敏之が、指揮者として「第九」とピアニストとしてベートーヴェンのピアノ・ソナタ集のCDを同時にリリースする。これはおそらく前代未聞だ。  「第九」は、「創設150周年の意味もあって、8年ぶりにヴッパータール響で演奏した」2012年9月のライヴ録…

【WEBぶらあぼ先着先行】久石譲 第九スペシャル

日本を代表する作曲家 久石譲が、作曲家の視点で「第九」を分析・再構築、数多の「第九」の名演がくりひろげられてきたNHKホールで読売日本交響楽団(読響)を指揮する。 歌手陣は、ソプラノに林正子、メゾソプラノに谷口睦美、テノールに村上敏明、バスに妻屋秀和と、日本のオペラ界を代表する面々がそろう。 また、「第九」の前には、久…

講演会「ライマン作曲のオペラ『リア』の上演史」が開催

10月11日(金)18:30から、東京ドイツ文化センターにて、講演会「ライマン作曲のオペラ『リア』の上演史」が開催される。 この秋、日生劇場で上演される、現代ドイツの作曲家 アリベルト・ライマンの現代オペラ『リア』日本初演に際し、1978年から2012年にかけてドイツで上演された公演をシェイクスピア作品としての視点、オ…

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ (指揮)読売日本交響楽団

驚異の巨匠の革命的バースデイ 今年の10月3日はスクロヴァチェフスキの90歳の誕生日だ。そしてまさにその日彼は、読売日本交響楽団を振って、ベルリオーズの「ロミオとジュリエット」(抜粋)とショスタコーヴィチの交響曲第5番を披露する。とにかく元気だ。2010年読響の常任指揮者を退任後も毎年来日している点や、指揮台上の動きと…

シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団

“鎮魂”と“祈り”  鬼才カンブルランならではのプログラムだ。20世紀イギリスを代表する作曲家であるブリテンの生誕100周年を祝して、読売日響常任指揮者カンブルランが、ブリテンの「ラクリメ」と「シンフォニア・ダ・レクイエム」を取り上げる。 「ラクリメ」は、「ダウランドの歌曲の投影」という副題のとおり、最後に16〜17世…