Tag Archive for 読響

セバスティアン・ヴァイグレ(指揮) 読売日本交響楽団

自らをロットの“伝道師”と呼ぶ名匠のサウンドやいかに!?    2019年4月より読響の常任指揮者を務めるセバスティアン・ヴァイグレが、意欲的なプログラムを披露する。ハンス・ロットの交響曲ホ長調とプフィッツナーのチェロ協奏曲イ短調(遺作)。後期ロマン派の隠れた傑作に光を当てる。  ハンス・ロットはマーラーに強い影響を与…

井上道義(指揮) × 牛田智大(ピアノ) × 読響 華麗なるプロコフィエフ

カリスマと俊才の出会いが未知の体験を生む  井上道義に、“円熟”という言葉は似合わない。72歳を迎え、いっそう瑞々しい音楽を紡ぎ続けるマエストロ。さらに、20歳を目前に“天才少年”から脱皮し、新たな境地を迎えたピアニスト、牛田智大。そんな2つの才能が、読売日本交響楽団と共に、プロコフィエフの多層的な響きの世界へ対峙する…

読売日本交響楽団 サマーフェスティバル2019「三大協奏曲」

真夏に出会う新鋭たちの音楽にときめく  夏休み恒例、読売日本交響楽団のサマーフェスティバル「三大協奏曲」。ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、それぞれの協奏曲の傑作を楽しむだけでなく、それぞれの楽器の新しい才能に出会えるのが、このコンサートの魅力である。  メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で独奏を務める髙木凜々子は横浜市…

ヘンリク・ナナシ(指揮) 読売日本交響楽団

 2018年3月に読響と初共演が予定されていながら、病気でキャンセルとなったヘンリク・ナナシが、ようやくこの7月に読響の指揮台に立つ。「ナナシ」というなじみの薄い姓に「どこの人だろう」と首をかしげる方も多いかもしれないが、出身はハンガリーだ。バルトーク音楽院で作曲とピアノを学び、ロイヤル・オペラでアントニオ・パッパーノ…

読響 × アプリコ 大友直人 歓喜のブラームス

名匠と旬の若手ピアニストが共演!  蒲田駅近くに立地する大田区民ホール・アプリコ。読売日本交響楽団との事業協定で「読響×アプリコ シリーズ」を毎年開催し、他では聴けない企画を続けている。今回は大友直人の指揮でブラームスの交響曲第1番。大友は誠実な音楽創りを重ね、この3月まで群馬交響楽団の音楽監督を務めるなど充実期にあり…

森谷真理(ソプラノ)

サロメの言葉には嘘がなく、誠実で女性としての潔さを感じるのです  2006年、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場に《魔笛》の夜の女王で鮮烈なデビューを飾った森谷真理。逞しい声音を鋭く操り、コロラトゥーラ・ソプラノの道をひたすら歩むかと思いきや、19年の彼女はまったく違う境地に到達。日本では、東京二期会で6月に《サロメ》…

セバスティアン・ヴァイグレ(指揮) 読売日本交響楽団

独墺の勝負曲で新時代が始まる  読響の新時代が幕を開ける。この4月、ドイツの名指揮者セバスティアン・ヴァイグレが第10代常任指揮者に就任。フランスの鬼才カンブルランの後を受け、独墺文化圏に根ざす新たな視座で、読響のキャパシティを拡大させる。  ベルリン国立歌劇場管の第1ソロ・ホルン奏者から転向したヴァイグレは、バレンボ…

オラリー・エルツ(指揮) 読売日本交響楽団

北欧の鬼才が放つ“今に生きる音楽”    北欧諸国から世界へと羽ばたく才能が絶えることのない中、エストニア生まれのオラリー・エルツもまた、注目すべき指揮者である。2009年、16年に続いて3度目の客演となる読売日本交響楽団の定期演奏会は、20〜21世紀の作品集でありながら非常に抒情的かつ繊細な響きを味わえるプ…

読響 × カーチュン・ウォン(指揮) × 藤田真央(ピアノ)

世界が注目する若き才能2人が新風を吹き込む  2017年にクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝して注目を集める藤田真央と、16年にグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝したシンガポール出身のカーチュン・ウォン。世界が注目するふたりの気鋭がめぐろパーシモンホールで読売日本交響楽団と共演する。  プログラムは…

ローター・ツァグロゼク(指揮) 読売日本交響楽団

伝統の演目に新たな歴史が生まれる  オーケストラの伝統と指揮者の持ち味の佳き融合…そうした理想的なケミストリーを予感させるのが、2月の読響定期だ。指揮は名匠ローター・ツァグロゼク。1942年ドイツ生まれの彼は、ライプツィヒ歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場等で先進的な手腕を発揮し、デッカの退廃音楽シリーズの録音でも高評価…