Tag Archive for 東響

クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮) 東京交響楽団

東欧の名作と秘曲を俊英コンビで  このところ、将来有望な若手の外国人が首席客演指揮者を務めているオーケストラが増えている。都響のヤクブ・フルシャ、日本フィルのピエタリ・インキネン、そして、東響のクシシュトフ・ウルバンスキ、といったぐあいだ。  ウルバンスキは1982年ポーランド生まれ、2009年に初めて東京交響楽団の指…

飯森範親(指揮) 東京交響楽団

サイが巻き起こす“トルコの風”  新音楽監督ジョナサン・ノットをはじめ、正指揮者に名を連ねる飯森範親ら、充実の指揮者陣を誇る東京交響楽団。10月の東京オペラシティシリーズでは、トルコの鬼才ファジル・サイを迎え、飯森の指揮で意欲的なプログラムを披露する。  『トルコの風』と題されたこの日のプログラムは、新旧トルコ尽くしと…

サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮) 東京交響楽団

北欧から卓越した才能がまた一人  若手指揮者の台頭が著しい。オーケストラも、豊かな才能の中から自分たちのカラーにマッチした指揮者をいち早く見つけ出したいという思いは強いだろう。  この10月の東京交響楽団では、次の時代を担う才能の競演が楽しめそうだ。フレッシュで切れのよい解釈を聴かせる飯森範親を筆頭に、首席客演指揮者の…

第12回 東京音楽コンクール

未来の巨匠たちを探そう  新しい才能と出会うことができる、コンクールという場所。国内で開催されるものは、手軽に足を運んで自らの耳でその出会いを体験できる、貴重な機会だ。  国内の実力派が集結することでおなじみの東京音楽コンクールが、今年も開催される。7月後半に行われる第1次予選(非公開)、第2次予選(公開)から約1ヵ月…

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2014

10回目は10のプロ・オーケストラで! エキサイティングな2週間  ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンと同様、2005年にその歴史がスタートし、今年で10回目を迎える真夏の音楽祭『フェスタサマーミューザ』。サイモン・ラトルやマリス・ヤンソンスなどにも愛され、首都圏の重要な音楽ホールとなったミューザ川崎シンフォニーホール…

マーク・ウィグルスワース(指揮) 東京交響楽団

《指環》のエッセンスをぎっしり凝縮  ワーグナーの偉大な大作、楽劇《ニーベルングの指環》。これほど深い感銘を受ける作品もないが、一方でこれほど実演が大変なオペラもない。「ワーグナーのオペラを声楽抜きで聴きたい」というのは矛盾した欲求だが、なんとか作品のエッセンスだけでも普段のオーケストラ公演で味わうことができないものだ…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

時空を超えた新感触の音楽体験  新時代は鮮やかに始まった! 東京交響楽団&新音楽監督ジョナサン・ノットによる最初の公演だった4月のマーラーの交響曲第9番は、あらゆる音とフレーズを明確に紡ぐ現代音楽寄りのアプローチで、曲の斬新な構造を表出した快演。緊張感漲る東響の“栄養価の高い”演奏と相まって、新コンビの特質を早くも印象…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

新シェフが革新的大家の核心に迫る!  3月末、栄光の10年を築いたスダーンが喝采の中でシェフとしての最終公演を終え、東京交響楽団の新時代が始まった。新音楽監督のジョナサン・ノットは、バンベルク響の首席指揮者を務めるほか、ベルリン・フィルはじめ一流楽団への客演も多いイギリス出身の名指揮者。この4月、個性全開のプログラムを…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

10年の蜜月への感謝をこめて  それは黄金時代と言っていい。ユベール・スダーンが東京交響楽団の音楽監督に就任して10年。彼は、シーズンごとにテーマを据えて多大な成果を挙げ、丁寧に磨き抜かれたアンサンブル、しなやかに呼吸する音楽で高い評価を獲得した。そしてこの3月、惜しまれつつ勇退する。  だが彼は、5月定期に戻ってくる…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

ハイドンに万感の思いを込める  10年間にわたり東京交響楽団を率いてきたスダーンが今シーズンをもって任期満了、勇退となる。同団に新風を吹き込んだ功績は計り知れず、音楽監督として臨む最後の演奏会はファンにとっても感慨深いものになるだろう。その3月のコンサート(東京オペラシティシリーズ)でスダーンが選んだのは、オール・ハイ…