Tag Archive for 東響

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

時空を超えた新感触の音楽体験  新時代は鮮やかに始まった! 東京交響楽団&新音楽監督ジョナサン・ノットによる最初の公演だった4月のマーラーの交響曲第9番は、あらゆる音とフレーズを明確に紡ぐ現代音楽寄りのアプローチで、曲の斬新な構造を表出した快演。緊張感漲る東響の“栄養価の高い”演奏と相まって、新コンビの特質を早くも印象…

ジョナサン・ノット(指揮) 東京交響楽団

新シェフが革新的大家の核心に迫る!  3月末、栄光の10年を築いたスダーンが喝采の中でシェフとしての最終公演を終え、東京交響楽団の新時代が始まった。新音楽監督のジョナサン・ノットは、バンベルク響の首席指揮者を務めるほか、ベルリン・フィルはじめ一流楽団への客演も多いイギリス出身の名指揮者。この4月、個性全開のプログラムを…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

10年の蜜月への感謝をこめて  それは黄金時代と言っていい。ユベール・スダーンが東京交響楽団の音楽監督に就任して10年。彼は、シーズンごとにテーマを据えて多大な成果を挙げ、丁寧に磨き抜かれたアンサンブル、しなやかに呼吸する音楽で高い評価を獲得した。そしてこの3月、惜しまれつつ勇退する。  だが彼は、5月定期に戻ってくる…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

ハイドンに万感の思いを込める  10年間にわたり東京交響楽団を率いてきたスダーンが今シーズンをもって任期満了、勇退となる。同団に新風を吹き込んだ功績は計り知れず、音楽監督として臨む最後の演奏会はファンにとっても感慨深いものになるだろう。その3月のコンサート(東京オペラシティシリーズ)でスダーンが選んだのは、オール・ハイ…

ジョナサン・ノット(指揮)

私が常に意識しているのは、経験を聴衆と“分かち合う”ことです  この4月から東京交響楽団の音楽監督に就任する、ジョナサン・ノット。首席指揮者を務めるバンベルク響に黄金時代をもたらし、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどに客演を重ねるこの世界的名匠が、前任者スダーンによって磨き上げられた東響の精緻でノーブルなサウンドに…

飯森範親(指揮) 東京交響楽団

力強い生命力を謳歌する  東京交響楽団2月の定期演奏会は正指揮者・飯森範親が登場し、この人らしい爽快なプログラムを披露する。まだ寒さも厳しい時期だが、春の訪れ、新しい生命の息吹を先取りした雰囲気が楽しめそうだ。  なんといってもドイツ20世紀の巨匠カール・オルフの代表作「カルミナ・ブラーナ」の、総力を結集した上演に注目…

クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮) 東京交響楽団

俊英が名作に新たな光を当てる  気鋭の指揮者クシシュトフ・ウルバンスキがいよいよ、首席客演指揮者就任後初めて東京交響楽団の指揮台に立つ。  ウルバンスキは1982年ポーランド生まれの新星。東響とのコンビでこれまでにも鮮烈な好演を聴かせてくれている。楽団員からの強い支持にこたえて首席客演指揮者に就任したウルバンスキだが、…

大友直人(指揮) 東京交響楽団

ブラームスで聴く大友の“円熟”  大友直人が東京交響楽団の専属指揮者になって、早20年が過ぎた。甘いマスクとフレッシュな指揮姿で聴衆をとろけさせてきた大友も、ロマンスグレーの似合う貫禄のマエストロへと成熟を遂げている。つい数日前にも筆者は、両者が「惑星」などを演奏するのを聴いたが、奇をてらうことなく作品に正面から向かい…

ユベール・スダーン(指揮) 東京交響楽団

スダーン美学の集大成  2004年9月に東京交響楽団の音楽監督に就任したユベール・スダーンが、音楽監督としての最後のシーズンを迎えている。東京交響楽団から豊潤でしなやかなサウンドを引き出し、楽団を一段と成熟させた10年間にわたる功績は、改めて讃えるまでもない。  もとより「オーケストラとどんなにすばらしい関係が続いてい…

大友直人(指揮) 東京交響楽団

音楽のもつ奥深いパワーを感じる ホールの中がゴルゴタの丘となり、聴き手はキリストの最後を体験するかのようなコンサートの前半。そして音楽が描き出す神秘的な世界へと誘われる後半。9月28日・29日にサントリーホールとミューザ川崎で行われる東京交響楽団の定期演奏会は、音楽のもつ奥深いパワーをじっくりと味わう時間となるだろう。…