Tag Archive for 東京フィル

【ゲネプロレポート】新国立劇場《フィレンツェの悲劇》《ジャンニ・スキッキ》(新制作)

人間の欲望をテーマとする1幕仕立てのオペラをダブルビルで上演  歌劇場では、短いオペラを並べて一晩のステージを作ることがある。いわゆる、ダブルビルと呼ばれる上演形態である。もとは映画の2本立て(double bill)を意味する英語だが、今ではイタリアやフランスでも使われる一般的な表現になっている。  今回、新国立劇場…

アンドレア・バッティストーニ(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

情熱全開で新時代を祝う  平成が終わり、新天皇が即位して元号が変わる。4月の東京フィル定期では、バッティストーニが、まるでそれに即したようなプログラムを組んでいる。1937年イギリス国王ジョージ6世の戴冠式で演奏されたウォルトンの「戴冠行進曲『王冠』」と、1790年神聖ローマ帝国皇帝レオポルト2世の戴冠式祝賀演奏会で披…

バッティストーニと共演!熊川哲也版『カルミナ・ブラーナ』9月世界初演

 Bunkamura30周年記念 フランチャイズ特別企画として9月4日、5日、K-BALLET COMPANY/東京フィルハーモニー交響楽団 熊川版 新作『カルミナ・ブラーナ』がBunkamura オーチャードホールにて世界初演される。同ホールの芸術監督を務める熊川哲也が記者懇談会に出席し、作品にかける想いを語った。 …

ミハイル・プレトニョフ(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

トランペット15本の咆哮! 超弩級のシンフォニーを体験  東京フィルハーモニー交響楽団の指揮者陣にあって、ひときわ野心的なプログラミングで目をひくのが、特別客演指揮者のミハイル・プレトニョフ。ロシア音楽の奥深さを知らしめる伝道師のごとく、実に多彩な曲目を取りあげてくれる。3月の定期演奏会ではチャイコフスキーのスラヴ行進…

チョン・ミョンフン(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団

“特別なコンビ”が導く魂の浄化  チョン・ミョンフンと東京フィルは特別な関係にある。ポスト(現在は名誉音楽監督)を保ち続けて18年。昨年取材した際に彼は「オーケストラとは最初の共演で知り合い、友達から親友になり、最終的には家族になります。私は意味深い関係を長く続けてきた東京フィルを“日本の家族”と呼んでいます」と語って…

ザ・プレミアム! 外山啓介 & 辻本 玲 スペシャル・コンサート

新たな世界を拓く旬な二人の華麗なるコンチェルト  外山啓介(ピアノ)と辻本玲(チェロ)による「ザ・プレミアム! スペシャル・コンサート」。人気・実力ともに21世紀のクラシック界を牽引する二人が顔をそろえ、それぞれ不朽の超名曲を引っさげて華麗に競い合う贅沢な協奏曲の一夜だ。共演は円光寺雅彦指揮東京フィルハーモニー交響楽団…

新宿文化センター × 東京フィルハーモニー交響楽団 フレッシュ名曲コンサート 千人の交響曲

若き鬼才がホールに新たな歴史を刻む  2016年に東京フィルの首席指揮者に就任したアンドレア・バッティストーニは、同フィルとともに意欲的なプログラムに取り組んでいる。特にオペラなどの大規模な作品の演奏には目を見張るものがある。これまでに演奏会形式で《トゥーランドット》、マスカーニ《イリス》を取り上げ、今年11月にボーイ…

粟國 淳(演出)

「存在の耐えられない苦しさ」こそヴィオレッタの悲劇の核心  イタリアの精神を知り尽くした粟國淳だから、《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》はすでに何度も手がけているかと思えば、意外にも、「装置も衣裳もゼロから作るのは初めてなんです」という返答であった。だが、それは創造にとっては好都合な状況だと言えそうだ。 「藤原歌劇団は《ラ…

アンドレア・バッティストーニ(指揮) 東京フィルハーモニー交響楽団 魅惑のオペラ・アリア・コンサート

感動のクライマックスが延々と続く魅惑の2時間半  かつて「三大テノール」の競演が一世を風靡したように、時にオペラ・アリア・コンサートは、上質なオペラ公演もおよばないほどの感銘を聴き手に与える。ただし、「時に」と書いたように条件がある。三大テノールのような圧倒的な歌声のシャワーはその一つだが、もっと根源的な条件もある。ア…

日本オペラ振興会が2019/20のラインアップを発表

《蝶々夫人》から《紅天女》まで人気作&話題作満載!  日本オペラ振興会(藤原歌劇団・日本オペラ協会)が来年度の内容を下記の通り発表した。藤原歌劇団がイタリアオペラ4本(新制作1本)、日本オペラ協会が1本(新制作)の計5演目が並ぶ。実力派と注目の新人がバランスよく配されたキャスティングも魅力。 ・プッチーニ《蝶々夫人》(…